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パウロ・コエーリョ『アルケミスト』、やっと読めた! どう生きるかについての物語

ずっと気になっていた本がある。

『アルケミスト 夢を旅した少年』だ。

先日やっと読めて満足!

きっかけは、参加しているコミュニティ・フリーランスギルド

友人で家事シェア研究家の三木智有さんが運営してくれている、貴重な繋がりの場である。


最近は、定例会の会話や投稿で
「読んだ本」
「これから読む本」
「今気になっている本」
を時々シェアし合っており、これが結構盛り上がっている。

その中で、
「パウロ・コエーリョの『賢人の視点』が超面白い!」
と、2人が口々に言っていて。

「パウロ・コエーリョと言えば……そもそも彼の有名な本『アルケミスト』を読んでないじゃん、私」
と気づいたのだ。

世界でもっとも読まれた小説の1つと言われているくらいだから一応タイトルは知っていて、何度か読もうと試みていた。

ただ、なんとなく最初の1ページで引き込まれず……先延ばしになっていた本だった。

「これは良い機会だ」
と、今回再チャレンジ!

やっぱり良い本だったので、読書メモを残す。


なぜそんなに人気なのか?

あらすじはどのページにも載っているので、ここでは割愛。

言うなればまぁ、「少年の冒険譚」という感じだろうか。



この本の好評ぶりは以前から知っていたけれど、どうしてそこまで注目を集めるのだろう

読んでみて、下記の仮説を立ててみた。

  • 「人生の大事なもの・こと」
    を、立ち止まって考えさせてくれるから?

  • 時代や地域を選ばない普遍的な内容だから?

  • 良い内容の割に読みやすい小説だから?


……多分、どれも当てはまる。
(それ以外の理由もあるのかもしれないけど)

なんとなーく、
「サン=テグジュペリの『星の王子さま』に近い本ではないか?」
という印象を受けた。

ただ私、ちゃんと『星の王子さま』を読んだことがないんだけどね……今度読もう。


率直な感想・考察

ストーリーは面白かった!

でも
「死ぬのが怖い」
「死ぬまでにすべきことがあるか?」
「人生の意味を見つけたい」
「大いなるものってあるの?何?」
「命は結局、どこから来たのかなぁ……」
「私は今日何をすべきだろう」
と常に考えている私には、今回のテーマは特に刺さらず……


大いなるものは、あるのかもしれない。ないかもしれないけど。

私は答えを持っていない。

でも「ある」と思った方が生きやすいし、死後に希望は持てるだろうな。

『タスクシュート・ジャーニー』1stでもこれと似た話があって、その時には
「私の死生観探しの行きつく先(求める回答)に近いかも」
と思った。


また、『百億の昼と千億の昼』(光瀬龍の小説ではなく萩尾望都の漫画版)が、中学生の頃から大好きで。

ネタバレだけど、最後の部分にある
「宇宙の外の、そのまた外もあるのかも?」
は、時々考える話だ。

とは言え証明はできないし、自分の「今ここ」にはあまり影響しない。


私には霊感がない。
お寺やお墓にいても、特に何も感じたことがない。

でも夜の墓場は怖いし、暗闇には時々恐怖を感じる。事故物件の話を聞くとゾワゾワする。

それは、きっと私が何かを見出そうとしているからなのだろう。


教訓を人生にどう生かすか

『アルケミスト』を読んで1番強く思ったのは、
「やっぱり私、今のままでいいんだな」
ということ。

「大事なものは何か?」
は、常にゼロベースで考えていい。

夫や子どもも超大事だし、そりゃあ情はすごくたくさんある。

でも至上最強に大事なのは、やっぱり自分自身だなぁ……と。

今年のテーマ
「迷ったら、心が向く方へ」
は、やっぱり良い。引き続き、感情の赴くままに過ごしていこう。

人間としての社会生活は送りたいから今後もTPOは守るだろうけど……
なるべく思い込みの枠を外して、自由に過ごしていきたい。

食べるために生きるのではなく、
「私の人生を "よく生きる" 」ために


まだ読んでいない方は、ぜひ一度どうぞ。
(私が撮った写真と画像が違うけど、最近なんか表紙が変わったらしい)


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