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深呼吸がうまくできない時には、
きれいな景色を前に
「深呼吸をしましょう!はい、息を大きく吸って~」
と促されるも、ちょっとしか吸えない。
大きく腕を広げて、大自然のおいしい空気を胸いっぱいに吸いこみたいのだが、うまくできない。
日頃から姿勢が悪く、猫背&スマホ首のせいで息苦しい。
呼吸が浅い。仕事のストレスも加担して溜め息ばかり。
だからたまには運動をしてリフレッシュして深呼吸をしたいんだけど。
なぜ深呼吸がうまくできないのか。
吸う前に吐く。
深呼吸とは、息を吸う前にまず吐くのである。
溜め息もどうせなら大きく!
地面にゴロンと寝転がって、全身脱力状態で、
肺の空気全部吐く。(池の水全部抜くみたいにいうな)
目を閉じて、呼吸に全集中だ。
体の中の毒素や日頃のストレス、不平不満や弱音などを、吐く息と一緒に体外に排出してしまおう。大声で「バカヤロー!」等と叫びたい人は叫びたまえ清めたまえ。
吐ききったところで息を止めてギリギリまで我慢する。
そうすると自動的にいっぱい吸えます絶対。
あ、早くいっぱい吸いたいけど口を閉めて鼻からゆっくりね。
ゆっくり吐いてから、ゆっくり吸うを繰り返す。吐いて吸う1セットで15秒~20秒くらいかけて。コツは、吐く息を意識すること。
空気は肺に入っていくのに、どうしてお腹が膨らむのだろう。
足の先まで酸素がいきわたり、血行が良くなり頭もスッキリする感覚を得られたら、深呼吸でリフレッシュをしたと言えよう。
そのまま眠ってしまえば最高だけど、起き上がる際にはクラクラしないように横向きになって静かに起き上がること。
普段は無意識にしている呼吸を、意識的にやるというのは慣れないと難しい。お産の時のヒーヒーフー(呼吸法)も事前のトレーニングが必要だ。毎日寝る前にこの深呼吸(腹式呼吸)を練習して、副交感神経をなんちゃらして快眠につなげたい。
人は息を吐いて産まれてくる
赤ちゃんは生まれた瞬間に肺呼吸になり、おぎゃ~と泣く。
「人がこの世に生を受けて最初にすることは息を吐くことです」と気功の先生は言った。吸っていないのに何を吐くのだろうと思う。
吐いてから吸う。吐いてから吸う。
生まれてから死ぬまでずっと。
呼吸をするとは、生きるということ。
先生は、さらにこう言った。
「人は死ぬとき、息を吸ったところで息絶えるのです」と。
そう言われれば確かにドラマや映画でよく見るなー。
吐いて生まれ、吸って逝くのか。
”息を引き取る”というけれど、誰がその最期に吸った息を引き受けるのだろう。看取った家族の一息となるのだろうか。それとも次の瞬間にどこかで生まれた赤ちゃんの生命力になるのだろうか。
丸まった背中をポンとたたかれ「溜め息をつくと幸せが逃げていくよ!」と檄を飛ばされて、今日も苦笑いしながら浅い溜め息をつく……そんな日々でも私たちは、無意識ではなく自分の意志で、息を吐いている。
「深呼吸をしましょう! はい、息を大きく吐いて~」
リラックスが気力を養う
気合いを入れて頑張らなきゃいけない時、
絶対ミスしちゃいけない場面、
頑張ってるのにうまくいかないこと、
自信ややる気を取り戻したい日…
栄養ドリンクやコーヒーでカフェインを摂取し、目バキバキ心臓ドキドキで挑むよりも、努めてリラックスすることのほうが大事だと最近知った。
そうか、逆のことをしてたんだな。
まずはリラックスして落ち着こう。
肩の力を抜いて、背筋を伸ばして、顎を引いて、腹を据えて、地に足つけて、どっしりと構えよう。なんなら余裕の笑みさえ浮かべたい。
自分軸で深呼吸をするうちに、腹の底から湧いてくるものこそが、気力だ。
夢を追うキミへ
思い出して くじけそうなら
いつだって物語の主人公が立ち上がる限り
物語は続くんだ
行雲流水