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手塚治虫先生の命日(治虫忌・三七回忌)
1989年2月9日に手塚治虫先生が亡くなられて、36年が過ぎた。三七回忌。
お墓参りに伺おうと思い立つ。場所は豊島区摠禅寺。
ネット情報のよると、戒名は伯藝院殿覚圓蟲聖大居士。「蟲」が入っているのが、虫好きの手塚先生らしい。
朝、手塚先生の名言の中から、気に入ったものを抜粋書写。
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昭和の発言だが、価値観の変化が目まぐるしい令和でも、充分通用することば。現在の日本を見たら、手塚先生はなんとおっしゃるだろう。
2024年に摠禅寺に初参拝して以来伺っていない。
…が、何とか迷わず到着。
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原則、関係者以外は墓所に入れない(はず)。前回同様、墓所に向かって遥拝しよう…と思っていたら、中から係の女性が出てきた。
一瞬で状況を察したらしく「もしかして手塚先生のお参りですか?お線香200円を買っていただければ、お参りできますよ」と教えてくださった。
2月8日にも幾人かのファンがお参りにみえたそうだ。
中で200円を払い、女性が火をつけてくれた線香二束を握り、墓所へ向かう(撮影禁止)。
上記サイトにお墓の写真が掲載されているので、こちらをどうぞ。
墓所に、お花が二束ほど上がっている。線香も二束ほど。私がお参りしたのが10時過ぎ。これから参拝客が来るのだろうか。もしかすると三七回忌でご家族がお参りに来るのだろうか…と思いつつ、感謝の合掌。
ふと見ると、60歳前後の男性が後ろにいたので「どうぞ」と場所を開けようとしたら「いやいや、さっきお参りしたので」という。その場で手塚ファントークを繰り広げていたら、係の女性から「すみません、他にもお参りしたい方がおられるので、場所を開けてもらえますか」と窘められた。
慌てて、お墓の裏に移動する。
男性は「今年、手塚先生の享年と一緒になりました」という。60歳。
「3年後の朝ドラで、手塚先生を取り上げてほしいとNHKに要望を出したんですよ」
「生誕100年ですものね」(とすぐ察する私)
「先生の最期の言葉はなんでしたっけ」
「『僕に仕事をさせてくれ』だったと思いますよ」(すぐ引き出せる私)
「今『火の鳥』放映していますよね」
「えっ!どのチャンネルですか?BS?」
「いやウチBS見られないんで。確か23時頃、水曜が木曜だったかな」(適当な私)
これでした。録画したけど見ていないため、即答できずごめんなさい。
10分くらいお話しさせていただいた。良い供養になったら嬉しいのだが。
でも…「漫画の神様」の命日(日曜)なのに、参拝者が少ない気がした。
やはり時代が変わると忘れられるのか…。手塚漫画好きな私も、アニメ「火の鳥」は見ていないし。
水木しげる先生の墓参りに行った際は(アクセスが悪い場所にあるにもかかわらず)生誕100年(2022年)ということもあってか、墓のまわりには溢れんばかりの花とお菓子が供えられていた。
亡くなったのが2015年。手塚先生よりも最近ではあるが…。
水木先生の場合、「ゲゲゲの鬼太郎」は今の子どもたちにも馴染みが深いし、調布市が水木先生を名誉市民と定め、亡くなった11月30日をゲゲゲ忌と定め、市全体で盛り上げていることも大きいと思う。鬼太郎茶屋も人気があるし、調布市の布多天神社は鬼太郎にちなんだおみくじや御守等も取り扱っている。風化させない工夫、語り継いでいく努力も必要なんだな、としみじみ。
だが、手塚漫画を読んでいない人でも、手塚漫画には出逢っているのだ。今活躍している漫画家たちが師匠と仰ぐ人を遡っていけば、必ず手塚先生に辿り着く。たとえ手塚漫画が読まれなくなる日が来ても、手塚先生のスピリットが消えることはない。
<おまけ>
この後、巣鴨方面へ。
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伯父の二十回忌なので、薬師寺東京別院で写経をして帰宅。
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この記事を投稿したら、ちょうど連続投稿666になった。
そういえば、摠禅寺の駐車場で7777ナンバーを見たっけ。
ぞろ目日和。