一筆写経と珍事件
9月15日に、深川不動堂に縁日参拝しました。
(1日、15日、28日がご縁日です)
お稲荷さんのところに、真新しい幟が立っているなあと思ったら。
9月15日は「開運出世稲荷 開創記念大祭」だったのですね。
全く知らずに来てしまいましたが、ご縁があったのかも。
何度か参拝しておりますが、ご開帳されているのを見るのは初めてです。
ありがたい。
不思議なことに、小さい折り畳み傘でこの大雨をしのぐことができました。
写真を見てもらうとわかるとおり、雨が垂直に降っているんですね。
横殴りの風雨だったらずぶ濡れになるところでしたが、何やら守られていたような気がします(といいつつ、写真撮影のために傘を傾げた瞬間、傘からの滴りでびしょ濡れになりました)。
🦊 🦊 🦊
さて、深川不動堂で一筆写経をしてまいりました。
※今の用紙には「ご住所」欄はありません。個人情報保護の観点から、外されたようです。
願意に「最近もの忘れがひどいので改善されますように」という主旨をしたため、一文字一文字、丁寧に写経します。
書き終えた後、漆塗りの箱に入れます。他の方の提出済写経用紙が見えたのですが…そこで唖然としました。
写経文が書かれていないのです!
願い事は枠からはみ出すくらいに長く書かれていて、日付も氏名もしっかりあるのに、なぜか写経だけが書かれていない!嘘、なんで?
試験を受け、氏名だけ書いて設問スルーみたいなものじゃないか?
――意図的なもの?うっかり忘却?謎過ぎる。
う~ん。お不動様が「もの忘れなんて気にするな。お前なんてまだまだ大したことないぞ」と伝えたくて、こういう場面をセッティングしてくれたのでしょうか。
さすがの私も、写経に行って写経文を書かないほど耄碌はしていないな、と少し安心しました。忘却力に優れた諸先輩方には、遠く及びません。
人の振り見て、我が振り安堵。
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