酉の市(一の酉)は大國魂神社&高幡不動尊
11月11日は一の酉で一粒万倍日。急に寒くなったので引きこもりたい気持ちはやまやまだが、やっぱり出かけようと腰を上げる。
東京三大酉の市は浅草の鷲神社、新宿の花園神社、府中の大國魂神社といわれている。昨年、鷲神社に参拝したのだが――あまりの混雑に怯んでしまった。今年は土曜だから、もっと混むだろう。花園神社も同様だ。
参道が長く(敷地面積が広大な)大國魂神社が一番混雑しないはず。高幡不動にも近いので、大國魂神社に参拝することにした。
大國魂神社
府中駅から徒歩5分程度。
縁起物の熊手を購入した人がいた。イヨーオ、パパパン、パパパン、パパパ、パン。の掛け声とともに「商売繁盛!」など景気がけの声が飛び交う。
ああ、暮れの風物詩だなあと思う。
この日は強風だったから、倒れないように、壊れないように、取りつけるのも大変だったろうな…と思う。
まあまあ並んでいるが、己巳の蛇窪神社ほどではない。さらに、蛇窪神社はどういうわけか他の神社よりひとりひとりの祈念時間が長い(回転率が悪い)のだ。大國魂神社は皆さんが短めに祈るので回転率は良い。私も日頃のお礼を簡潔にお伝えし、すぐに失礼した。
酉の市に来たのだから、当然大鷲神社にもお参りする。皆さんも同じ考えのようで、ここも長蛇の列。
横4列で参拝。待っている人が多いので、ここでも短めにご挨拶。
鳥居をくぐってから、心の中で感謝と願意をつぶやいているので、柏手を打ってから拝礼するまでの時間は、短くて良いのだ。
自祓いをし、人形に名前を書いて、身体の悪いところをさすって最後に息を吹きかけ、川に流す。これを書きながら思い返しているのだが、――息を吹きかけるのを忘れた気がする。でも足指や心臓や頭や(つまりほぼ全身)をさすったので、だいたい厄は流せたんじゃなかろうか。
人形が溶けていくのを見届け、辞去の礼をとった。
大國魂神社には境内社もたくさんあるのだが、この日はとにかく人が多かった。七五三関係であちこち撮影会も始まっていたため、邪魔にならないよう早々に退散したのである。
殆どの方は、参拝か熊手か七五三写真に没頭しているため、花の周りは比較的閑散としていた。ゆっくり花を観賞。
古い御守を納札所へ
昨年、浅草の鷲神社でいただいた御守を、納札所にお返しする。お寺のお守りは不可だが、神社のものなら受け付けてくれるというので、ほっとした。
これも場所によって対応が異なる。よその神社のお守りは一切拒否というところもあれば、自社であっても郵送での納札不可(持参のみ)というところもあれば、お気持ち〇円以上での納札を――と明記しているところもある。
原則、神社のものは神社へ。お寺のものはお寺へ。だろうな。
御朱印も「お寺の御朱印帳には対応しない」としている神社もあったっけ。
5歳の男の子が基盤の上に乗って、開運を願うらしい。
写真撮影の波が途切れた隙に、撮影。
昨年、見た記憶はないけど(初めて見た気がするけど)、毎年恒例なのかな?開運基盤についての詳細はこちらを。
高幡不動尊
境内をひととおり参拝し帰ろうとした時に、11:30の御護摩が始まった。いつもなら参加するところだが、今日は七五三の参拝客で堂内が混雑しているように思えたので、堂外参拝のみで。11月下旬の萬燈会で参拝するから、今日は簡単にご挨拶できればいいのだ(普段から足しげく伺っているため「また来ますね」と軽やかな感じで辞去できる)。
冬物のコートを買う
11:30ならエキナカのO戸屋に入店できるかなと思ったが、甘かった。既に数人が並んでいる。土日祝日を舐めてはいけない。
エキナカの京王ストアを突き抜けたところに、サイ〇リアがあるのに気づき(何度も来ている割に、高幡不動駅のことを知らない私)、行ってみることにした。場所がわかりにくいためか、正午前だったためか、すぐ入店できてラッキーだったが、カロリーの高いグラタンを食べたため、体重が増えたのは内緒だ。
さて、それにしても寒い。大國魂神社、高幡不動尊で長居しなかったのは、混雑を避けるためもあるが、何より風が強く寒かったからだ。やはり冬物のコートを着て来るべきだったか。
そんなことを考えていたら、エキナカの洋品店にあった白いコートが目についた。ポリエステル100%だから、自宅で洗える。
白は膨張色。着用すると、若干スノーマンに見えないこともない。
頭から黒い粉が落ちたら目立つなと思ったが、気分は明るい色に向いていたのでこれに決める。支払い後、そのまま着て帰ることにした。
ホットフラッシュ真っ盛りの私。コートを着たら電車の中で汗がふき出るかな…と思ったが、全然そんなことはなく快適だった。寒さを我慢してはいけない。
いつもお世話になっている高幡不動に、お金を些少なりともまわすことができて良かった。
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