Noteで記事を書き始めたのが昨春。 最後の記事を書いてから、あっという間に10ヶ月も経っておりました・・・気軽に投稿しているAmebloの方は定期的に更新していたのですが、しっかり向き合わねば、と肩肘張りがちなNoteはすっかり投稿が滞ってしまいました。 始まりの季節、春、ということで、また少しずつ、投稿していこうと思います。 今春、第一子の息子は9歳、小学校4年生に進級しました。 第二子の娘はもうすぐ5歳、日本語補習校の幼稚園の年中に入園しました。 日仏家庭の我
東フランスから、こんにちは。 ジュラ山脈の中に位置する小さな村に住んでいる大阪女、すーです。 片田舎からオンラインで日本語を教えています。 私が、フランスで育つ我が子に日本語を学んでほしい理由。 それは、私がことばの力を重視しているからです。 私は、ことばには大きく分けて3つの役割があると考えています。 まずは、皆さんもパッと思いつくであろう、 ①他者とのコミュニケーションのツールとしての役割。 ことばを介してしか、他人と深く理解し合うことはできないと思ってい
東フランスからこんにちは。 ジュラ山脈の麓の小さな町に暮らす大阪女・すーです。 8歳と3歳の日仏っ子を育てています。 先日書いた \ 継承日本語教育は家庭から /というお話。 自ら選択をしないとどうなるのか、というお話です。 先日、フランスで日仏ミックスの子供を育てている日本人女性がお子さんが思春期に差し掛かった時に 「フランス語を話すお母さんがよかった」と言われた、という話を聞きました。 この話を聞いて、同じく非フランス語母語話者の母親である私は胸が痛みまし
東フランスの小さな村からこんにちは。 外国語・継承語としての日本語を教える、すーです。 前回の更新から、かなり日が空いてしまいましたが、すっかり緑の美しい初夏になりました。暑い日には近くの森や小川で自然を満喫しています。大阪にいた頃には考えられなかったのんびりした生活です。 前回は、「継承語教育は家庭から」というお話をしました。 それでは、家庭で継承語を育む親は、どのよう取り組みをすればいいのでしょうか? まずは、日本で育つ子どもの日本語習得を前提にしないことを念頭
東フランスから、こんにちは。 ジュラ山脈の中に位置する小さな村に住んでいる大阪女、すーです。 片田舎からオンラインで日本語を教えています。 今日は、「継承語教育は◯◯から」というお話です。 継承語とは、 在住地域の主要言語ではない、親から受け継いだ言語のことです。 日本に住む、外国籍の子どもたちにとっての親の母語(日本語以外)。 フランスに住む、日仏ハーフの我が子たちにとっての日本語。 それが、継承語です。 私は、もともと外国人に日本語を教えることを生業とし
はじめまして。 フランスの東の端、ジュラ山脈の中腹に位置する村で生きる大阪女、すーです。 左手に見えるのがジュラ山頂側。 廃線になり今は使われていない線路。バスも日に数本しか通っていない田舎。 24時間動き続ける街・大阪で育った私には大きな変化でしたが、 フランス人夫との結婚を機に始まったここでの生活も、あっという間に10年目。 8歳と3歳の兄妹の母親になりました。 職業:日本語を教える人。 もともとは、外国人に日本語を教えることを専門としていましたが、 日