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秋は本の虫干しをしよう。

本をきれいな状態で長持ちさせるには、あまり日光が当たらず湿気の少ない部屋で管理し本棚をこまめに掃除するのがいいそうです。

新品で買った本は、ある程度の期間はきれいなまま保てますが、中古で買った本は、入手時から傷んでいることが多く、きれめ目のものでも劣化が割と早いです。日ごろから手入れしたり補修したりして、できるだけ長持ちさせたいのですが、普段いろいろと忙しいし、本棚の掃除って本を移動しなきゃいけなくて体力的に大変ですよね。。。あまり時間をかけてやることができないので、普段はあまり手をかけず、年に一度だけ腰を入れて本の虫干しをします。が、それも簡単に済ませたいのです。

というわけで、今回は私の手入れ方法をご紹介したいと思います。

1つは精油
本の虫を遠ざける精油をいくつか購入し、それを小さな石こう(アロマストーン)に染み込ませ、手作りで小袋を作って本棚に忍ばせています。いくつか効果のある香りがありますが私はラベンダーを使っています。

ぴったりサイズのものが欲しくてハギレでチクチク手縫いした。


そしてホコリ取り
週1か隔週くらいで、本の上のホコリをハタキではたく。

その一環で、さらに気が向く時には本の並べ替えをします。これは割と大変なので数冊単位でやることも。本を移動させることでホコリや湿気を取り除きます。ただ、効果は高くない気がするので気が向いた時のみです。移動中に本を傷めてしまうこともあるので、しょっちゅうはやりません。

最後に虫干し
今日の本題です。主に本の湿気を取る作業ですが、私はついでにホコリも取ります。秋のカラッと晴れた日を選んでやります。時間と体力の許すかぎり多くの本(できれば全部)の湿気を飛ばすのが目的です。

虫干しで検索すると「本を広げて風通しのいい日陰に数時間置いておく」というのがありますが、我が家には残念ながら大量の本を床に置く余裕がありませんので、床置きだと何ヵ月かけても終わらなそう。でも、パラパラするだけなら窓が1つあればできちゃいます。パラパラするだけでも結構効果は感じます。全ページに光が当たるように、ゆっくり、何度かパラパラを往復させるだけでも、本は結構フカフカです。ぜひお試しあれ。


私の虫干しのやり方はこんな感じ。

【手順①】棚の本を1段分全部出す
様子を見ながら1段ずつ出すのがおすすめです。
本が多いほど、一気に出して全部やり切るのは難しいです。

【手順②】本棚の乾拭き
フワフワ系のホコリ取りか、乾いた布で本棚の四方+背面を軽く拭きます。水拭きはしません。もし汚れがひどくて水拭きした場合は、本棚がしっかり乾くまで、本は入れないようにします。

【手順③】本自体のホコリを除去
テーブルの上を掃くブラシや、はたき、静電気ブラシみたいな、小さくて扱いやすいもので本の全面(天・地・扉・表紙・裏表紙)をなでます。ホコリがついたブラシはこまめに払います。

【手順④】本をパラパラとめくって日光に当てる
全ページに日光が当たるように、パラパラと2~3度往復させます。慣れてくると、日に当てたあとの本の紙がふんわりして少し軽くなる感じが分かると思います。湿気が強いと感じる本は、もう何度かパラパラを往復させます。それでもダメなら、5分くらい日光の下で90度に表紙を広げ、立てて置いておきます。本の日焼けが気になる場合は、時間がかかりますが風通しが良くて乾燥した場所に同じようにして置いておきます。

日焼けはさせたくないのでサッと終わらせます。

以上です!
あとは本を本棚に戻して終了です。

秋のカラッと晴れた日、11~14時くらいに作業できるといいと思います(お布団干すのと同じくらいの時間帯で)。

昨日、関東はとっても晴れていて湿度もいい感じだったので、85センチ幅の本棚を2段分、1人で虫干ししました。といっても他の本棚も合わせると残り20段くらいあるので、まだまだ先は長いのですが…。

開いて置いておく方法だと数があまりできませんが、日光パラパラ法(勝手に命名)だと結構なスピードでできるので忙しくて時間があまりない人におすすめです。

本棚で眠っている本を一度手に取ることで状態確認や在庫確認もできるし、「あ、そういえばこんな本持ってたな。近々読んでみよう」という流れにつながることもあって一石三鳥。ちょっと大変だけど、達成感はひとしおです♪


ではまた⭐

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