・精神的、肉体的につらいときは「この苦しみが一生続く」と感じてしまいます。著者も自衛隊の訓練の一環である100km行軍中、「辛い、辛い」と感じながら時計を見てもさっきから5分しか経っておらず時間が進まないということを体験することがよくあったそうです。
・そして「この苦しみがあと8時間続くのか」、「こんな大変な訓練を定年までやるのか」と考えてしまうと心が折れます。そしてこのような考え方になると辞めたくなってしまいます。
・このような辛い状況になったときに著者が陸上自衛隊で学んだ教えが2つあります。
1つ目が「3日後だけをイメージする」
2つ目が「ネガティブなイメージに負けないようにする」
・辛いときに将来のことをイメージするとネガティブなイメージにやられてるしまうので「将来のことを考えることをやめる」
・また、人生にどれだけ悲観したとしても「3日後に生きているイメージ」はつきやすいので、現実的に物事を捉えることができ、気持ちの大きなブレがなくなる。
・どんなに辛い100km行軍でさえ3日後にはコーラを好きなだけ飲めるし布団でぐっすり寝ることができます。そして100km行軍の辛さの95%くらい忘れています。
・これらの考え方は日常生活のなかで辛い場面に遭遇したときに使えます。どんなに辛くても3日後の自分をイメージして、3日経ったら、また3日後をイメージして生活します。辛いときこそ「時間が解決する」という言葉を信じて行動するように頑張ってみましょう。