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【ツアー紹介】沖縄での修学旅行で新しい探究学習を!

修学旅行で探究的なプログラムを入れる流れが強まっています。そしてせっかくの修学旅行、その土地ならではのプログラムを取り入れたいですよね。
修学旅行の定番の行き先といえば「沖縄」。コロナで一時期減ったものの、徐々に受け入れが復活してきています。

沖縄はマリンスポーツに伝統文化体験など、さまざまな体験プログラムがありますが、これからの修学旅行、ぜひ「探究」も取り入れてみませんか?
今回は2023年2月に開催した、リディラバの探究プログラム「SDGs/社会問題スタディツアー」の沖縄初実施レポートをお届けします!

こんな先生におすすめ💡
✅修学旅行で遊びと学びのバランスをうまく取り入れたい先生
✅沖縄の修学旅行で、これまでにない探究学習に取り組んでみたい先生

きれいな海とゴミ問題、コザシャッター商店街のまちづくり…沖縄で学べるSDGs/社会問題

リディラバでは、全国5箇所(首都圏・京都大阪・神奈川静岡・福岡・沖縄)でサービスを提供しています。
2023年2月に、沖縄での初実施を迎えることができました!今回はその様子をレポートします!

◎実施校について

  • 2023年2月8日(水)開催

  • 都立高校の2年生

  • 修学旅行2日目の午前中に実施

  • 約220名が6つのコースに分かれて参加

このnoteでは、当日催行した6つのコースうち、2つ(海洋ゴミ問題、シャッター商店街)の様子をご紹介します!

<リディラバのSDGs/社会問題スタディツアーとは?>
社会問題の現場を訪れる【現場体験】と、
現場で感じた自分の考えや意見をより深める【ワークショップ】を通じて、SDGsを自分ゴトとして捉えるプログラムを実施しています。
👉👉👉詳細はこちら👈👈👈

(1)“きれいな沖縄の海”を残す為には何が出来るか考えるツアー

ツアー紹介📣
沖縄といえば、”きれいな海”を想像する人も多いのではないでしょうか。その沖縄の海も流れ着く海洋ゴミや開発など様々な脅威に脅かされています。このツアーでは海で起こっている現状を学び、その脅威から沖縄の海を守るために何が出来るかを考えます。

到着後、まずは海の綺麗さに圧倒される生徒たち…!

しかし、少し場所を変えるとゴミがたくさん漂着している場所も…。

このギャップを見ることで、生徒たちは「この海が汚れて見れなくなってしまうのは嫌だ」という当事者意識を持ってもらうことができました。
ゴミ問題や環境問題は、関心を持つ若者も増えてきてはいますが、非常に時系列の長い問題なので、身近である一方当事者意識を持ちにくい人も多いです。そのため、自分が「素敵だ。守りたい。」と思った景色が実際にゴミ問題の脅威に晒されている「現場」を体験する価値の高いテーマだと感じました。

生徒たちはビーチクリーン体験を行います。↑実際に拾ったゴミ

ツアーでは、沖縄の海を守るために清掃活動をしている団体の方からお話も聞きます。
この海が汚れてしまう原因として、自分たちのような観光客のポイ捨て、中国など近隣国からの漂流ゴミ、世界各国が遠洋漁業を行ってるときに出る漁業ゴミなど、「ごみがどこから来るのか?」についてさまざまな原因を構造的にお話いただきました。

ただ現場を見るだけだと、生徒の想像できる範囲内でしか解決策や関わり方を考えられず「ポイ捨て禁止のポスターを貼ろう!」などの解決策に止まってしまいがちです。
しかし、問題を俯瞰して構造を見ることで、明確な悪者を見つけるのではなくどうやってこの構造を変えるか?という視点でゴミ問題を理解できていました。
このように、豊富な知識を持ちアクションを起こしている現地のパートナーとともに、現場を見て体験することは非常に重要です。

(2)「基地のまち」コザを歩き、シャッター街の再生を考えるツアー

ツアー紹介📣
米軍基地に隣接し、「チャンプルー文化」の街として盛え、古くから地元の人に親しまれてきたまち・コザ。 
しかし、バブル崩壊を機に繁盛していたお店が看板を下ろし始め、シャッターが目立つようになりました。ツアーでは商店街の空き店舗を客室に改装し、コザ全体の活性化を図る、一風変わったホテルを訪れ、コザの魅力と課題を考えます。

まちづくりについて、地元で探究をしている学校も多いと思います。地元と沖縄を比べて見るには最適のテーマです。
このツアーでは、まず地元で生まれ育ちコザのまちづくりをしてる方から、コザという街の歴史や街が抱える課題を伺います。その後、実際に街に出てみてどんなまちづくりがされているのかを自分たちの目で確かめます。

コザとは?
「コザ」とは、沖縄市の中心市街地であるコザ十字路から胡屋地区、中の町地区まで広がる文化圏の愛称を指します。米軍が越来村の胡屋地区をKOZAと呼んだことをきっかけに、一般の人々もコザと呼ぶようになったと言われています。(参考:https://www.kozaweb.jp/aboutKozaPages

https://okinawa-labo.com/koza-sightseeing-16036

講演では、米軍との関係性の変化、ファッションカルチャーなど、その土地ならではの歴史もあれば、大型ショッピングセンターの台頭による地域文化への影響などもお話しいただきました。
特に後者は、生徒たちの地元でも似たようなことが起こっている…ということがありそうですよね。

街の歴史と変遷が初めて訪れた人でも理解しやすく、まちの特徴を理解した上でそれを活かしたまちづくりをしていることが、分かりやすく伝わってきました。

生徒は講演を聞いた後実際に街に出てみて、街の様子を見学します。
米軍の影響を受けた異国情緒溢れる街の様子から、プチ異文化体験をした気分になっていたようでした!

街を巡りながらその土地ならではの魅力や課題を知ったり、ファシリテーターの声かけによって自分たちの住む地域との違いや共通点を探している様子が見られ、学校での探究との繋がりをより感じられやすいツアーでした。

現地パートナーから課題の背景を学び、五感を働かせて当事者意識を獲得しよう!

沖縄のスタディツアー、いかがだったでしょうか?
修学旅行生向けのさまざまな体験プログラムが充実している沖縄ですが、

豊富な知識を持ち、アクションを起こしている現地パートナーから、課題の表層だけでなくその背景にある歴史や構造を知ることができる
✅五感で感じることで触れる課題への当事者意識が得られる

という両面をカバーしているのが、リディラバのSDGs/社会問題スタディツアーです。

学校行事で沖縄に行く予定を立てているという学校の先生、
ぜひ実施ご検討ください!
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