きっとこれが、分岐点

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか？」シリーズ10回目。社会への足掛かりを掴もうとして、大学の外へ飛び出した。そこには現在につながる出会いが・・・。

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社会との足掛かりを求めて

　ニュービジネス協議会で声をかけてくれたのは、アントレプレナー連絡会議といい、現在のNPO法人ETICの宮城氏でした。それが縁で約1年ほどサブスタッフとしてETICの活動に関わらせていただきました。

　ETICでは、学生向けに経営者を招いて講演会を開催したり、キャリアデザインについて学ぶアカデミーのようなものを企画・運営していました。さらに、今でこそ当たり前になったインターン制度も独自のコネクションで、学生を企業に送り込んでいました。

　たった1年でしたが、ETICでの経験はとても刺激になったし、一気に視野が広まった気がします。そして、その迷いに迷った就職問題の結末は、ETICの影響も少なからずあったと思う。そう、後から浮上してきた半導体商社の内定を受けることにしたのです。

　決め手は何かー。

　どちらの会社も、比較的年齢の近い女性社員と話せる機会がありました。その会社にOGがいれば、自動的にOGがあてがわれます。半導体商社にはOGが1人いましたが、ほかに入社3年目の営業職の女性社員とも話をすることができました。

こだわったのは、働き方

　もう一つの不動産会社はOGではありませんが、同じく入社3年目の女性社員。どちらも、まだ社会を知らない大学生に優しかったです。ありきたりの話しか出来ませんでしたが、私の中に引っかかったのは、半導体商社の営業職の方でした。彼女は、スマートな顔立ちでしたが、化粧っ気はあまりなく、少し頬がコケ、疲れているように見えました。

　その姿を見て、直観的にこっちだと思いました。入社3年目でも責任ある仕事を任されているから、疲れた表情をしていると思ったからです。

　私は、エントリーする会社に、業種や業態などには特にこだわりはありませんでした。こだわっていたのは働き方でした。総合職が希望で、絶対に残業代がつく会社は受けませんでした。理由は、仕事ができないのに残業代欲しさに仕事しているとか、納得いくまでやりたいけど残業代を気にして思いっきりできないなんてのは嫌だったからです。それと、初任給でも20万を下回る会社は無条件でパスしました。なぜなら、東京近郊で一人暮らしをするなら、社員寮にでも入らない限り、月収20万以下だと生活が逼迫するからでした。

どっちの水が合うか？　

　そういえば、先に進学していた兄がこんなことを言っていたのを思い出しました。

「故郷に戻るかどうかは、大学の4年間はちょうどいい。こっちの水が合うかどうかわかるから」と。

   私の判断はご存知の通り、"こっちの水があっている"でした。沢山チャンスはあるし、見聞は広がるし、何より親の目が届かない自由を手放したくなかったのです。両親は物分かりのいい方だと思いますが、ちょっと過保護というか、特に父は、かわいい子には旅をさせよと口ではいうが過干渉なところがあります。

　あれこれ指示をしたりはしませんが、成果を求められ、「そんなんじゃあ、たいしたことないな」などと、誰も望んでいない評価を勝手に下すところがあるのです。その先に、お父ちゃんがやってやるか的なニュアンスが含まれており、これを私は相当窮屈に感じていました。だから、親の目が届かない東京は天国でした。何をしても自分の責任。これは大変に心地良かったです。

　なんでも自分でやりたがりの私は、裁量が大きい方が性に合っていました。それで、やつれた女性営業マンがいる半導体商社に決めたのでした。

　結果をETICの宮城さんに報告をしたら、「いい選択をしたね」と言ってくれました。

　　そして、この会社で、私のキャリアの大部分を占めることになるインサイドセールスに出会うのでした。

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　「ふくしまプライド。」に孫の手トラベルのFoodCampが紹介されました。まるで、今年のツアーを知っていたかのように、二本松の「ふくしま農家の夢ワイン」さんが大々的に取り上げられているページにジョイン。夢ワインさんのFoodCampツアーでお料理を担当する月星さんもご紹介されていました。他に、会津伝統野菜の長谷川純一さん、これまた長谷川さんの会でお料理を担当いただくTeppanyakiあいづ家さんなども。FoodCampに今年初登場の生産者、シェフも多数掲載されています。

このパンフレットを見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。

「ふくしまプライド。」webもあります。

https://fukushima-pride.com/

そして、孫の手トラベル　クラウドファンディングは最終日まであと11日。ご支援よろしくお願いします。https://motion-gallery.net/projects/magonotetravel