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凪の寝癖展|初個展おわりました

こんにちは。Nagiです。ご無沙汰しております。

前回の記事でお知らせした凪の寝癖展@仙台が、先日無事に終了しました。

たった2日間の開催で、広報活動もあまりしていませんでしたが、想像していたよりも多くの方に来ていただけて良かったです。

最初は1日だけの開催でもいいかなーと思っていたのですが、来ていただいた方ひとりひとりとゆっくりお話しすることができたので、2日開催で正解でした。

今回は個展を開催するまでの経緯と当日の様子をレポートしたいと思います。

1|ただの趣味が展示物になるまで

2019年の秋頃から趣味で毎朝寝癖を撮影し、Instagramに投稿していたのですが、2年近く続けていると徐々にフォロワーが増えていきました。

なぜ寝癖を撮影しようと思ったかはこちらの記事に書いていますので、今回は割愛します。

Instagramのアカウント名を凪の寝癖展にしていたからなのか、『いつか実際に寝癖展するんでしょ?』と聞かれるようになり、うっかり『もちろん!365枚たまったら開催しますね〜。』と答えてしまいました。

宣言したからにはやるしかない…!

ということで、自粛巣篭もり生活も飽きてきた2021年2月頃、そろそろ写真も溜まってきたことだし重い腰を上げますか。と寝癖展の準備を始めたのでした。

とりあえず4ヶ月先の6月頃ならコロナもおさまっていることでしょうと、6月18〜19日で仙台にあるメリラボというギャラリーを予約しました。

開催地に仙台を選んだのは、Instagramで寝癖展を観てくれている人が多いから。
さらにメリラボを選んだのは、過去に知人が2人そこで個展をやっていたから。

それからは予約したことで満足し、まだ4ヶ月もあるから余裕だ〜と何もしない日々が続きました。

気がつくと5月末。
もう1ヶ月を切ってしまったと焦りだし、準備をしようとするが東京都の緊急事態宣言が6月20日までに延長!(チーン。)

感染対策を徹底すれば良いのだけど、地域によってコロナへの温度差があるので、仙台の人は東京から来るのを嫌がるのではないかと不安になり何人かに相談。

せっかくだしやりなよ!みんな楽しみが減ってるから、きっと喜ぶよ!という声に背中を押され、6月頭に開催を決意しました。

何をするにもコロナが邪魔をするこの世の中…。
そんな中でも開催を決意したからには、来てくれた人に思う存分寝癖を楽しんでもらいたい!

きっと寝癖の鑑賞方法なんて誰もわからないから(私自身もわからない)、ただふら〜っと観るだけでは勿体ない。
何か楽しみながら鑑賞してもらえる方法はないかと考えた結果、来場者にクイズを出題することにしました。

実際に会場で渡したものがこちら▼

1月1日〜12月31日までの365枚の寝癖を順番に展示したのですが、先ほども述べたように寝癖を撮り始めた日は1月1日ではないんです。

2019年の秋頃、とても中途半端な日から寝癖を撮り始めました。

その日を当ててもらおう!という企画です。

365分の1の確率なので非常に難しく、正解者は出ないのでは⁉︎と思っていたのですが、皆さん推理力が素晴らしく40%くらいの正答率でした。

一応準備していた正解者への景品も、2日目の午前には完売。

2日目の午後に正解した方には残念ながら景品はお渡しできなかったのですが、皆さん楽しんでくれたみたいで良かったです。

他人の寝癖を凝視しながら人々があんなに盛り上がっている光景はかなりシュールでした。笑

ただの趣味だった寝癖の写真が、少し綺麗に並べるだけでちゃんとした展示物になるとは。そして少し企画を添えるだけでちゃんとしたイベントになるとは。

なんの意味も価値もなさそうなものでも、少し手を加えればアートになる。
そんなものが日常にはゴロゴロと転がっているなと改めて気付かされた、とても良い機会でした。

2|当日の様子

中央の布団、気になりますよね。

ふらっとギャラリーに来てくださったお婆さま2人に『ここは布団屋さんですか?』と聞かれましたが『いいえ。』です。笑

来てくれた方にも寝癖の世界に入っていただきたく、寝起き感が味わえるようにと布団を敷いてみました。(実際に布団で寝てくれた人はおらず。)

3|おわりに

写真家でも芸術家でもない私が、ただの趣味をこのような形で多くの方に見ていただく機会を得られたのも、日頃からInstagramなどで応援してくださっていた方々のおかげです。

本当にありがとうございました。

最後に、【凪の寝癖展感想ノート】に書いていただいた来場者のコメントをいくつか紹介します。

自分の寝癖は直すことしか考えないけど、こうして見ると寝癖も楽しめるんだなーと新たな発見でした。

目の付け所がひとつもふたつも違うものですね。
楽しく拝見させていただきました。

一つのことを続けることの楽しさ・面白さを感じられました。
同じものが一つもなく、再現性のなさが貴重で尊さすら感じます。
10年分くらいのを観たいですね。

毎日のことをこのような作品にしたことが面白いなと思いました。
いつもキラリと輝くセンス、とても素敵です。

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