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Kの向くままにおススメ映画『情婦』ネタバレあらすじ感想日記

こんにちは。嘘が下手なKです。今回は『情婦』。一言で表すと「法廷で大芝居をする映画」です。



こんな人におススメ 

娯楽映画が好きな人
法廷サスペンスが好きな人
衝撃のラストが好きな人


要注意点まとめ 

▲白黒です が、それを理由に観ないのは勿体ないですよー


こんな映画です 

アガサ クリスティ原作。
未亡人殺しの容疑者レナードは、法曹界の重鎮として知られる凄腕弁護士ウィルフリッド卿に弁護を依頼する。

元祖??「この映画をご覧になっていない方々の為に、結末を決して話さないでください」 とテロップの出る映画。


もう少し詳しく 

どう考えても勝ち目のない容疑者が名弁護士により逆転無罪になる、という法廷サスペンスとしては何の変哲もない展開、、ラスト数分までは。でも結末がどうこう以前に作品自体がコメディタッチで面白い。別の監督だったらもう少しシリアスだったかもしれません。ラストもあんな風なのに希望が見える。…曖昧な事しか言わないのは、「結末を話すな」と言われてるからですが。。

…話を変えて、、邦題の『情婦』は原題と全く違うので賛否あるみたいですけどKは肯定派。未亡人も妻も恋人もみんな《情婦》と言えるので上手い邦題だな、と思いました。


観た後はこんな気分になりました 

殺人、法廷、弁護士、、重苦しそうな要素しかないのに非常に軽妙。流石は娯楽映画の巨匠です。マレーネ ディートリヒが「最高の映画監督」と評している事から、現場も良い雰囲気だったのでは。
また、原作には登場しないらしい看護師もコメディリリーフとして大活躍。弁護士との掛け合いがバッチリだと思っていたら実際の夫婦とか、素敵です。

とにかく、テーマとは裏腹に 娯楽、楽しい、軽妙、希望、素敵といった上向きなキーワードがピッタリな名作でした。


心に残ったセリフ 

↓ ↓  観てない人には意味不明と思うのでネタバレにはならないはず  ↓ ↓

ウィルフリッド卿 :「片眼鏡のテストは合格だ。」

相手の嘘を見抜く為のアイテムかと思いきや、実は全く見抜けていないじゃないか、そんなもの不合格だ!…しかしこの片眼鏡、本領は違いました。実は人の殺意を誘導する為のとんでもない道具だったのです。(初回鑑賞時にはナイフがキラキラ光っているのに気付けず、、、でもそこが本作で一番好きな場面)

ウィルフリッド卿 :「殺したのではない、処刑したのだ。」

そして連行される処刑人、彼女は振り向きざまにレナードではなくウィルフリッド卿を見つめています。
「あなたの指示通りに殺したのだから弁護をお願い、責任取ってね。」という事でしょう。
『情婦2』に続く、、、(嘘)



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