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Kの向くままにおススメ映画『活きる』ネタバレあらすじ感想日記
こんにちは。富や名誉とは無縁のKです。今回は『活きる』。一言で表すと「共産主義国家で力強く活きる一家の映画」です。
こんな人におススメ
◎波乱万丈・怒涛展開なヒューマンドラマを観たい人
◎映画を観て人生を考える事が好きな人
◎中国の歴史に興味がある人
要注意点まとめ
▲ハッピーエンド、なのだが…重い!重過ぎる!
こんな映画です
原作は余華。中国のとある一家の波乱万丈過ぎる人生のお話。
地主の若旦那 福貴(フークイ)は両親と妻、娘と暮らしていたが、賭け事に執心する内、とうとう賭博仲間の龍二(ロンアル)に屋敷と全財産を取られてしまう。
もう少し詳しく
そしてラストまで怒涛の展開。 ↓
●福貴の父は財産を失った事で憤死!
●息子が産まれるが、妻には「あなたを反面教師として育てます」と痛恨の恨み言を言われる!
●福貴は突然国民党に徴兵され、戦地では敵対勢力の共産党に捕まる!
●奇跡的に生還したが、家に戻ると出征前に体を悪くしていた母が既に亡くなっていた!
●福貴から賭博で土地や財産を勝ち取った龍二は地主という理由で処刑されてしまう!
●息子が車に轢かれて死亡!!
●町長や区長が資本主義者の疑いにより処刑される!
●娘は結婚して妊娠したが、出産時の出血により死亡!!!
●この時生まれた福貴の孫と共に和やかに食卓を囲む!
…ん?ハッピーエンド、なの??
観た後はこんな気分になりました
個人の富や名誉を許容しない共産主義への批判。地主や富豪、資本主義者や知識人は悪でした。(※凄い簡略化して言ってるので、詳しくは調べられたし!)
福貴の周りの人物が地主やら資本主義者などの疑いにより処刑される一方、福貴は賭博に負け、財産を失った結果、地主や富豪ではなくなり命拾いします。
また、図らずも共産党に協力した事により証明書を貰い、それが資本主義者というレッテルからのお守りになります。
不運なのか幸運なのか?どちらか判らない波乱に満ちた人生。しかしKならお断りだ!心がボロボロに疲れるよ!なるべく小さな幸せと、なるべく小さな不幸せ(甲本ヒロト)。そんな穏やかで振幅の小さい人生を希望!
心に残ったセリフ
福貴 :「あの時、王先生に7つも饅頭を買わなきゃ、鳳霞の命を救ってもらえたのになぁ。」
財産を失ったのも息子を亡くしたのも娘を亡くしたのも全て福貴が選んだ行動の結果。しかし、富豪のままだったら命取りだったように、このお話の流れから想像すると、もし息子や娘が亡くなっていなかったら相当に大きな代価を払う事になったでしょう。
正しいと思える選択や行動が必ずしも幸せに繋がるとは言えないんですね。逆も然り。
それにしても王先生、食い過ぎだろ。。
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