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「ぼたん雪」は全国共通じゃない? 地域ごとに違う雪の呼び名を調べてみた結果…【今日の余録】
きょうの余録には「津軽の七つの雪」が紹介されていた。ふと考えてみると、自然と呼び名を変えて呼んでるなと思いつつ、七つの雪には僕がよく使う「ぼたん雪」がない。もしや地方で呼び名が違うのかと思い、Perplexityくんの力を借りて調べてみた🙂
すると、雪の状態・時期、そして地方によって呼び名に違いがあることがわかった。
たとえば、降っている雪。
ぼたん雪【長野・東北・北海道】
雪片が集まり牡丹の花のような大きな塊で降る。水分多め。灰雪(はいゆき)【北陸・東北】
灰のようにふわっと舞い、日光で灰色の影ができる。玉雪(たまゆき)【福岡・東海】
球状の雪。冬の初めや終わりに多い。細雪(ささめゆき)【関西・中国地方】
細かくまばらに降る雪。風花(かざはな)【中部地方】
晴天時に風で飛ばされる雪。山間部から平野部へ舞う。
「ぼたん雪」は全国共通の言葉だと思っていたけど、どうやら違うようだ。よくよく考えればそりゃそうか。雪がよく降る地域でなければ大粒にひらひら舞う雪を目にすることなない。「雪」は単に「白いもの」ではなく、それぞれの地域で大きさも見え方も違うのだから。
積もった状態の雪にも種類がある。
新雪
降りたてで結晶形が残るふわふわの雪。こしまり雪
新雪が少し固まった状態。スコップで掘れる程度の硬さ。しまり雪
さらに圧縮され硬くなった雪。スコップが立つほど。ざらめ雪
表面が粒状になり、ザラザラとした触感。氷雪
完全に凍結し氷に近い状態。
これはさほど違和感がない。でも「こしまり雪」や「氷雪」は、日常的には使わない言葉かも。
さらに、雪の種類だけでなく、雪かきの呼び名も地域によって違うらしい。うちの地域では「雪かき」としか言ってなかったような……。
「雪はね」(北海道)
「雪よせ」(秋田)
「雪かたし」(福島)
同じ雪でも、地域ごとに歴史があり、文化があり、言葉がある。そこが面白い。
ちなみに、雪の結晶は細かく分類すると121種類あるらしい。
同じぼたん雪でも、一つひとつはまた違う形なんだろうな。