studio_fuku

着心地のよい暮らしの服を作ったり、装うことの悩みや不便を解決したり、着たい服をつくるお手伝いをしています。

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マガジン

  • studio fuku について

    studio fuku 自己紹介です。 よろしくお願いいたします。

  • つくるをつづる

    店長ヒロセが何かをつくったり、つくるために工夫したり、失敗したりしたことを綴ります。

  • studio fuku のデザインシート

    服のオーダーやリフォームを依頼するときに、「着るひと」がおしゃれへの思いや解決したいことを「作るひと」に伝えるためのシートです。ご活用ください。
 (商用利用はご遠慮ください)

  • studio fuku のオーダー記録

  • お洋服を着やすくする工夫

    からだの動きが不自由でも、おしゃれを楽しんでほしい! お洋服を着やすくする、服飾雑貨を使いやすくする小さな工夫をご紹介します。 お洋服づくりやリフォームにご活用ください。

最近の記事

  • 固定された記事

はじめまして、studio fuku です。

studio fukuは小さな洋裁スタジオです。 幸せになる服をつくりたい、お気に入りの服を着て笑顔になってほしい。 そんな思いを「福」と「服」にこめて、studio fukuと名付けました。 東京都江東区の小さなビルの4階を2020年秋に借り、翌春にオープンしました。 三方の窓から明るい日差しと爽やかな風がはいってくる、居心地の良い空間です。 ビルにエレベーターがないこと、ごめんなさい。私の力不足です。 来訪が難しい場合はこちらから伺いますのでご相談ください。 小さなス

    • リフォーム コートの肩幅を狭く

       夫が「キツくて着られなくなった」と黒いコートを持ってきました。「真冬でも暖かくて重宝したんだよ」ともう一度着てみたけれど、やっぱり、何か違います。若者向けのシャープなパターンですし、いまどきのシルエットとは違うので、仕方ないですね。  試しに私が着てみたら、「いまどき」に見えなくもない。何より軽くて暖かい! 以前から黒いコートが欲しかったので、リフォームすることにしました。  女性用のボディに着せてみると、う〜ん。だいぶカチッとしたフォーマル感と男服感がありますね。このま

      • リフォーム スカートのウエストだし

         寒くなってきたなとクローゼットを整理していたら、「これはお気に入りだから捨てない」と決めているスカートが目にとまりました。  もう30年近くまえに購入し、大事に着ていたのですが、ここ10年ほどの体型変化で着られずにいました。とはいえ、こういう素敵な生地はなかなか手に入らないので、「いつか着られるかもしれないから」と淡い期待を持ってクローゼットにしまい込んでいました。  けれども、ここにきて、もういつかが来ることはないとようやく悟り、リフォームすることにしました。  あの時

        • 展示会 ご報告 その3

           あらかわ地域活動サロンふらっと.フラットが主催し、studio fukuが展示協力いたしました「からだが不自由でもおしゃれを楽しもう!」展が終わりました。  いまの私の精一杯を展示に込めてみました。もし次に機会があれば、さらに新しい情報をご提供できるようにしたいなと思っています。その日を目指して、これからもコツコツとお客様やお洋服と向き合おうと、日常に戻ったところです。  さて、今回は「見に行こう!既製品のリフォーム」のコーナーについてご報告いたします。  このコーナー

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        はじめまして、studio fuku です。

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        記事

          展示会 ご報告 その2

            あらかわ地域活動サロンふらっと.フラットが主催し、studio fukuが展示協力いたしました「からだが不自由でもおしゃれを楽しもう!」展が終わりました。  片付けやお礼のご挨拶なども済むと、開催中の賑やかな日々が夢だったかのように感じます。新しい出会いや発見が次の何かへと動き出す前の、静かな時間を過ごしています。  さて、今回は「見に行こう!困りごとの解決事例」のコーナーについてご報告いたします。  このコーナーでは、studio fuku のオーダー事例をご紹介し

          展示会 ご報告 その2

          展示会 ご報告 その1

           あらかわ地域活動サロンふらっと.フラットが主催し、studio fukuが展示協力いたしました「からだが不自由でもおしゃれを楽しもう!」展が2週間の会期を無事終えました。想像していたよりも広い地域から、さまざまな思いや背景をお持ちの方々にご来場いただき、心躍る日々でした。  展示内容はご来場の皆様の何がしかのお役に立てたようです。あれこれと準備を進めてきた甲斐がありました。皆様からのコメントがとても嬉しく、また、活動を続けていく励みとなりました。本当に有難うございました。

          展示会 ご報告 その1

          かっこいい食事用エプロン、あります

           2年前、食事用エプロンを自分で脱ぎ着できるようにしたい!というご要望を受けて制作したエプロンをご紹介しました。  このエプロンについて、昨年の秋、荒川区社会福祉協議会が運営する「あらかわ地域活動サロン ふらっと.フラット」主催の講座「ユニーク・アイ」にて、ご紹介しました。そのときにご参加くださった男性から  「妻から、食事のときにエプロンをしたらと言われるが、男性がしてみようと思うようなカッコイイものがない。」とのご意見を頂戴しました。  確かに! 私もカッコイイ食事用

          かっこいい食事用エプロン、あります

          服の困りごと相談会、始まりました。

           9月3日からあらかわ地域活動サロンふらっと.フラットのオープンスペースをお借りして、月1回の「服の困りごと相談会」を開催しています。  日々の暮らしで「服」について困っていることがあったら、ご一緒に解決していきたい。困っている方が気軽に相談できる場所を作りたい。という思いで、小さな一歩を踏み出しました。  どなたかいらしてくださるのだろうか…という不安と、新しい出会いがあれば…という期待をもって迎えた9月3日。音楽がお好きで、手仕事に興味があるという3名の方が参加してくだ

          服の困りごと相談会、始まりました。

          展示会のご案内

           昨年、荒川区社会福祉協議会が運営する「あらかわ地域活動サロン ふらっと.フラット」主催の講座「ユニーク・アイ」にてお話をする機会をいただきました。studio fukuのお客様と一緒に登壇し、私からはstudio fukuの「困りごとを解決するオーダー」と「その先にあるお客様の思い」について事例を交えてご紹介しました。ご参加くださった地域の方々と病気や障がいにまつわる衣服の工夫や困りごとについてお話ができ、新たな学びを得ることができた楽しい時間でした。  このたび、そのス

          展示会のご案内

          取材をしていただきました

           studio fuku の活動について、東京都社会福祉協議会の「福祉広報 2024年5月号」に記事が掲載されました。都内の社会福祉協議会や施設などで配布されているようです。画像をクリックするとpdf(最終頁)でご覧いただくことができます。  長く車椅子用のレインコートを新調したいと思っても叶えられなかった方と出会い、知り合いの力を借りながら、初めての製品を納品したことをきっかけに、studio fukuを立ち上げたことをお話ししました。  そのお話しはこちらでも詳しくご紹

          取材をしていただきました

          ほつれた鞄のお直し

           スーツケースの上に載せられる布のかばん、便利ですよね。スーツケースに入りきらないお土産を入れたり、機内持ち込み用として荷物を分けたり。  けれども、いくら便利とはいえ、重い荷物をぎゅうぎゅうに詰めて、あちこち持ち歩いたら…そりゃほつれます…。 ほどいてみると、あらら生地が縫い目でさけちゃってますね。 早速お直ししましょう。まずは、裏から接着芯を貼ります。 これだけでは心元ないので、表側に薄手のグログランテープを縫いつけます。 そして、ほどいた部分を縫い合わせます。マ

          ほつれた鞄のお直し

          取材をしていただきました

           studio fuku の活動について、環境新聞社の「シルバー新報 2024年2月2日号」に記事が掲載されました。  新聞記者のインタビューを受けるのは初めての経験で、大変緊張しましたが、「すべての人に優しい意匠 洋服と福祉のおしゃれな関係」と素敵なタイトルをつけていただいたり、様々な福祉制度・サービスが整ってきたなか衣服についてその重要性や対策が見落とされていることについてもご指摘くださるなど、現状や私の想いを汲み取り、的確な表現をしていただけたことに感謝しています。

          取材をしていただきました

          クッキー缶で、めがねケース

           誕生日に娘からトトノエ菓子のクッキーをもらいました。これが美味しくて。 バターの香りいっぱいで、でも甘過ぎず。大事に食べていたけれど、それでも無くなるもので。  せめてこの可愛い缶を思い出にとっておこうと思いました。しばらく机に置いていたのですが、あら、メガネが入りそう!  フェルトの端切れを持ってきて、缶の内側に入るようにカットしました。 小学校でやりましたね。箱の展開図。  早速缶に入れてみると、フェルトが余ってよれました。余分をカットしながら なんどか調整したら

          クッキー缶で、めがねケース

          やわらかブーツ

          ◾️デザイン概要  車いすで外出する方のための、柔らかく、足を締め付けないブーツです。  ・洋服に色や素材を合わせれば、おしゃれを楽しむことができます。  ・夏用のショートタイプ、冬用のミドルタイプがあります。  ・内側のファスナーでつけ外しします。  *やわらかブーツは屋外での歩行や長時間の歩行には適していません。 ◾️デザインシート デザインシートについて デザインシートFAQ   * デザインシートの商用利用はお控えください。 ◾️デザインが生まれた経緯

          やわらかブーツ

          やわらかブーツ

          ◾️靴をつかい分けたい  二分脊椎による下肢運動障害があり、普段は短下肢装具をつけ電動車いすで移動されているお嬢様とそのお母様から、「靴で困っている」とご相談を受けました。  聞くと、平日の外出では装具をつけ、週末には装具をつけずに市販のスニーカーを履いて出かけるなど、TPOに合わせて装いを選んでおられます。けれども、スニーカーを履いた日には、時間が経つと「足が靴に当たって痛くなる」ことがあるそうです。そのため、リラックスしたお出かけのときには、柔らかいルームシューズを外履

          やわらかブーツ

          ブーツみたいな装具カバー

          ◾️デザイン概要  短下肢装具の上から装着できる、ブーツのようなレッグウォーマーです。  ・コートなどに色や素材を合わせれば、おしゃれを楽しむことができます。  ・表地は合皮、裏地はウールを使用しており、暖かく過ごせます。  ・オープンファスナーでつけ外しします。 ◾️デザインシート デザインシートについて デザインシートFAQ   * デザインシートの商用利用はお控えください。 ◾️デザインが生まれた経緯 ◾️オーダーのお問い合わせ studio fuku

          ブーツみたいな装具カバー