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きっともうこれ以上、
(この職種に携わる人たちは戦い続けなければ生きていけないのか)
帰宅して上司に今日の一件を電話で報告し、来週また戦うために作戦を練る。
基本的にお仕事って、協力体制をとって相手方の利益のために動いていくことが多いと思う。
だけどこの仕事は誰かの命運を、未来を、希望を守るために、いろんな視点や思惑、利害のためにひたすら戦い続ける。
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今まだこの職種に就いて2年目になるくらい
ものすごく大きくて、重くて、人の人生やひとつの家庭、その人たちの幸せを、
不幸や辛さを維持し続けながら守るのか
壊してでも安全のために介入するのか
とんでもなく重たい案件の中にいる
正解も不正解も分からない
けど
矛盾や不条理が多すぎることだけは分かる
ただ解決策が分からない
(一見幸せそうなよそ様の家庭を壊しかねない仕事をこれから私はするのか)
とんでもなく恐ろしい可能性のある分岐点にいると思った
誰かの人生を左右しかねない地点にいる
仕事だから責任感は持っている
持っているからややこしいのかもしれないけど
だから戦う以外に方法が残ってないんだろうけど
でも私たちが円満に終わったら
本人にとっては悲劇にしかならないことは
バカなりにも分かるから
戦う術を身につけて臨まなければならない
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「『敵』は何だ」
主題歌をふと止めて、ドラマの人物が喋る
明確な「敵」があれば戦う方法があったかな
毎日見えない「何か」と戦い続ける日々に
なることは無かったかな
目の前の「本人」から、
ひいては「社会」という大枠まで
戦って、戦って、戦い続ける
その人の最小から最大限の幸せを願って
心をすり減らしながら戦い抜く
ドラマと違うのは、その人が生き続けている
だから戦う
赤の他人だけど戦う
負けてはいけない
眠れなくなるし、食べられなくなってきている
けど、その赤の他人の最大限の幸せのために
鋭くて暢気な主人公が
生きた後に
「美味しいもの食べて寝るかな」
ぐらいの幸せで満たされ続けられるぐらいの
人生で丁度いいとは思った
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とりあえず今日も仕事だから、
再入眠を試みてみよう。
2回目のおやすみなさい。