他者の感情を引き受けるメリット・デメリット
親からの『呪い』を『祝い』に変えて、あなただけのマンダラ創りをサポートしているハカセです(^^)
今回は、あなたが他者の感情を我が事のように感じ引き受ける事の、メリットとデメリットを共有したいなと想います(^^)
まず、HSP(場の雰囲気や感情に敏感な人)やエンパス(共感能力が高い人)傾向の人に多いのですが、自分以外の他者の感情を自分の事のように感じることができる人がいます。
これは、人という種が集団や社会を形成する文化を持つことを進化の過程で獲得したことで、誰しもが持っている能力です。
ですが、HSPやエンパス傾向の人は、この能力が強く、敏感です。
ですので、自分の中に起こってくる感情が、実は自分のモノではないという事が多々起こってきます。
さて、あなたがHSPやエンパス傾向なら、今回の記事は面白い発見につながると想います。
それは、そのことにメリットでデメリットどちらもあるという事です。
まずデメリットからお伝えしましょう。
他者の感情を引き付けるという事は、その人がもつ感情の責任を引き受けるという事ですし、自分では解決できない問題を背負うという事です。
例えば、あなたが親の不安や恐怖、怒りを我が事にして引き受けたとしましょう。
ですが、そもそもの感情の出所は親です。
あなた自身にはそれらの感情は制御できませんし、もし、あなたが親に代わってそれらの感情を処理・解決・制御してしまうと、もともとそれらの感情を持っていた親は、ますますあなたにそれらの感情を渡してきます。
なぜなら、親自らが自分の感情の責任を放棄してしまうからです。
このような事にならないために、あなたにできることは、あなたの中に出てくる感情が誰のモノなのか?を確認する事です。
これは、慣れや訓練が必要です。
なぜなら人は、自分の中にある感情は自分のモノだと認識する癖があるからです。
特に自他の境界線がない、あるいは薄い人はますますそのように感じてしまいます。
ですから、信頼できる誰かと、あなたの中にある感情を切り分ける練習が必要なのです。
どのような出来事から、どのような感情が出てきているのか?
それについてあなたはどのように感じているのか?等を一緒に丁寧に解きほぐしていきます。
そうすることによって、自分の中にある感情が、自分のモノなのか、他者のモノなのかがわかるようになってきます。
そして、このことから繋がる他者の感情を引き受けるメリットは、そうすることによって、あなたが関わる他者の応援やサポートができるということです。
あなたが関わる人がどのような事を感じているのかを、あなたやその人が理解するためのツールになるという事です。
私はカウンセリングやセラピーを行っている最中に、クライアントさんの話を聴き、急に哀しくなってくることがあります。
それは、内容が哀しい哀しくないにかかわらずです。
このような時、クライアントさんは自分が哀しみを感じている事に気づいていないことがあります。
ですから、私が感じた哀しみという感情を元に、クライアントさんに起こった出来事、感じた事を一緒に探求していくことをします。
このように、あなたが誰かの感情を引き受ける時、あなたが接している人がその感情を感じていたり持っている事に、気づいていないことがあります。
ですから、もし、あなたが誰かの応援やサポートをしたいと想っているなら、ただ感情を味わうという事だけでなく、その感情がどうして湧いてきたのかを好奇心を持って探求するという事をオススメします。
人の感情を引き付けるという事は人の種としての本能に近いモノです。
なぜなら、そのことが人との繋がりや絆ということだからです。
ですが、それが呪いにもなれば、祝いにもなります。
そして、あなたの持っている能力は素晴らしいモノです。
もし、あなたが誰かとの関係で、その人の感情を引き受けすぎて呪いとなっているのなら、ぜひとも私と一緒に、その人を応援サポートするための祝いにしていきませんか?
あなたの持っている素晴らしい能力を、あなたの希望や想いを表現する形で使えるようにしてみませんか?(^^)
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