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Bリーグでプレーしていたプロバスケ選手Mに受けた性被害について ⑨ ー 私が見過ごしてしまった危険信号
前回の危険信号はこちら
この記事では2つの危険信号について書きたいと思います。
危険信号⑥: 元カノ
彼はよく私にオープンに彼の元カノの話をしていました。特に日本に来る前にプレーしていた国の一つであるフランスで付き合っていた元カノの話をよくしていました。私は何度か彼に元カノの話はなるべくしないでほしいとお願いしたことがありますが、いつも「俺とお前はまだ付き合ってから数ヶ月しか経っていないから、1年近く付き合っていた俺と元カノ(フランスの時の)の絆はお前にはわからない。お前とより元カノとのほうがもっと絆が深いし分かり合ってるし、深い話もできるし、家族のことも相談できる。親友みたいなものだから、話さないでって言われてもそれはできない」と言われました。
前の記事でも書いたように、私のシャイな性格もよく元カノの積極的な性格に比較され彼との初デートのときも、元カノは初デートのときでもキスしてくれたとか、もっとこうしてくれた、ああしてくれたとかよく言われました。彼はこのフランス人の元カノのみでなく、アメリカの元カノたちの話もよくしてました。彼のインスタのフォローリストの女性たちもそうだったし、彼とクラブで遊んでいた女の子たちもそうだし、彼の普段お話に出てくる元カノたちもそうだし、とにかく女性の登場人物が多過ぎて一人一人心配してるとキリがないというか、もう把握しておくというか覚えておくのも大変でした。
読者さんが例えば私の当時の立場にいたとしたら、おそらく複数の性病を移されたと分かったとき、悲しいし憎いけどビックリしないというか、Mの言動や行動を見ていたらサプライズに感じないと思います。私も検査結果戻ってきて移されたと知った時、怒りと悲しみでいっぱいでしたが、びっくりはしませんでした。Mは私を傷つけないようにしようとかそういった配慮の気持ちを一切持ってなく、こんなオープンに普段から他の女性の話されたり他の女性と会ってたのに、証拠もいっぱいあるのに、あなた私に性病移したんだから謝ってっていうと何言ってるのかわからないみたいな対応され、知らんぷり。今思い出しても怒りが込み上げてくる。私が今まで生きてきて出会った人の中で1番最低人間でした。
これもよく覚えていますが、Mは渋谷に行きつけのシーシャ/フーカバーがありました。そこで働いていたハーフのこともMは私と交際中に、インスタのコメントで「❤️❤️❤️」とかやりとりしているのを見たこともありましたが、それは置いておいて、Mはそこのシーシャバーで元カノと電話したときの話を私にしたことがありました。ある日、Mのアパートにいつものように遊びに行ったときに「昨日何やってたの〜?」と彼に聞くと、Mは「昨日は練習後暇だったからシーシャバーに行って元カノと電話してた」と言いました。「元カノと電話してたってなぜ…?大事な話?」と聞くと「いや、ただ恋しくなったから」と言われ、私が「でも私が今あなたの彼女なんだから、寂しくなったら私に電話してくれれば私いつでも話すよ。私はあなたに一切元彼の話しないし元彼と電話もしないよ」と言いました。そうだねって言って欲しかったけど、Mは「元恋人の話をしないのは、お前の勝手でしょ。俺はまだお前と付き合って日が浅いし、俺と俺の元カノは親友だから俺とお前より絆が深いし、お前に相談できないことも元カノにならできる。しかもお前はいつも仕事してるから頻繁に話せないし」と返されました。また、彼のフランスのバスケクラブのジャージー(ユニフォーム)も元カノに日本まで送ってもらうといい、よくそのことでも元カノと電話していました。今思えば、バスケクラブにジャージー送ってもらえば良いのに、なぜ元カノを通して送ってもらう必要があったのだろうと不思議ですが…。なので、彼がシーシャバーに行ったという度に、元カノと電話してたのかなとか、シーシャバーで働いている女性のことナンパしてたのかなと心配するようになってました(実際にしてました)。
クラブやバーに行くことも、私は出来れば控えてほしいと彼にお願いしたこともありましたが「If I wanna go to a club or bar, I f*cking can. This is my life so I can do whatever the f*ck I wanna do. You can’t control where I can or cannot go or what I can or cannot do. This is MY life.」と言われました。日本語だと細かいニュアンスとかトーンがちゃんと伝わるかわからないですが、訳すと「俺の人生なんだから、俺がクラブやバーに行きたければ行っていいし、お前が口出ししたり止める権利はない。俺の人生なんだから俺は好きなようにする権利がある」となります。彼女がいるからクラブに行くのは控えようとかっていう配慮の気持ちや思いやりが一切ない人でした。
危険信号⑦: 本当はコロナだった
今思えば、何回か「今日試合なくなったから今から会える?」と聞かれ彼の住んでいたアパートに遊びに行ったことがありましたが、後々何で試合中止になったんだろうと調べると、チームメンバーの中に数名コロナ感染者、濃厚接触者が出ていたから中止になったと知り、彼はコロナが原因で試合が中止になったとは言わず、理由を一切私に教えてくれずに私と会っていました。今では、コロナ感染したって言ってもそんなに大ごとではなくなったように感じますが、当時はまだコロナが原因で入院していた人が多く、コロナにかかったら1、2週間隔離、3回目のワクチン接種はまだそんなに普及していなかったころで感染者もたくさんいたときだったから、私の健康とか本当にどうでも良くて本当に自分が良ければ良い人だったんだなって感じました。彼がコロナ感染者だったのか、濃厚接触者だったのかはわからないですが、彼に呼ばれ彼のアパートに遊びに行き、普通に一緒に外出して、後で「あれ、そういえば、何で昨日Mの試合中止になったんだろう」って後日自分でチームの試合情報調べてみると、チームの中に複数名コロナ感染者がいて中止になったと知るってことがありました。また、彼はよく練習や試合の日程についても嘘をつくことがあったので、そのことでも一度口論になったことがありました。
あともう少しで終わります。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。読んでいただけるだけで助けになります。
残りも読んでいただけると幸いです。