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「子持ち様」問題から見える日本社会の歪み

最近、職場で「子持ち様」って言葉よく聞きます。最初は「なんだそりゃ?」って感じだったんですが、よく考えたらこれ、めちゃくちゃヤバい問題なんじゃないかって気がしてきましたので取り上げていきます。


「子持ち様」という言葉

「子持ち様がまた早退か」「子持ち様のせいでまた残業だよ」

こんな感じで使われる「子持ち様」。表面上は敬語なんですけど、明らかに皮肉っぽい言い方です。これ、単なる不満の表れじゃなくて、日本の労働環境の闇が見え隠れしてる気がしています。

こんな言葉が生まれるわけ

考えてみれば、こんな言葉が生まれる背景には、いくつかの要因があるんじゃないでしょうかね。

  1. やばい長時間労働: 残業が当たり前の文化。長時間労働が必ずしも悪というわけではなくて、体調を壊しかねないような劣悪な環境下(心身ともに)での労働は早急に改善すべきです。

  2. 融通の効かない勤務体系: 「9時5時じゃないとダメ!」みたいな頑固さ。時代遅れもいいところですね。

  3. 貧弱な育児支援: 「子育ては個人の問題」みたいな古い考え方。まあ、個人の問題といえば、そうなんですが、ここで明確な境界線を引いてしまうとさみしいですよね。

  4. オンオフの境目がない: 「会社のLINEは24時間チェックしろ」みたいな。そりゃノイローゼになります。仕事とプライベートは混ざり合っているという考え方も全然理解しますが度が過ぎるのはNGですね。休日・深夜・早朝にフィードバックとかメンションつけた連絡が入ると正直ドキドキします。

つまり、「子持ち様」問題の本質は、個人じゃなくて社会システムの方にありますね。

子育て支援ってそんなに大事?

「いやいや、子育てなんて個人の勝手でしょ」って思う人もいるかもしれない。でもね、実はこれ、社会全体にとってめちゃくちゃ重要な問題なんです。

  1. 人材確保: 少子高齢化がやばい今、子育て世代が働けないと本当にマズいです。

  2. 経済効果: 子育て世帯の消費って、実は経済を回す重要な歯車なんですよよね。

  3. イノベーション: 多様な背景を持つ人がいることで、新しいアイデアが生まれやすくなる。

  4. 社会保障の持続可能性: 将来の労働力=将来の納税者。ここを疎かにすると、本当に日本が終わります。

つまり、「子持ち様」を支援するのは、社会全体への投資なんです。個人的には、これ、めちゃくちゃ重要なポイントだと思います。

じゃあどうすれば?ハンガリーにヒントあり

ここで、最近良く少子化対策の成功例として引き合いに出されるハンガリーの例に見てみます。もちろん日本と人口も経済規模も違うので一概に比較しても現実離れするかもしれませんが、それでも参考にすべき部分はたくさんあるように思います。

  1. 有給休暇の拡充: 雇用形態関係なく、みんなに十分な休暇が与えられます。最低20日。年齢とともに増加。連続14日以上の取得が義務。これ、羨ましすぎます。

  2. 残業規制の強化: 特に子育て世代には厳しく規制。日本もマジでやるべきです。週平均労働時間が約38時間。残業はほぼナシ。

  3. フレキシブルな働き方: リモートワークとかフレックスとか。今どきこれできないとホントに困りますよね。

  4. 社会意識の改革: 多様な働き方を尊重する文化。あと社会保障も手厚い。医療費は基本無料。大学も多くが無償。これ、一朝一夕にはいかないけど、絶対必要です。

  5. 法制度の整備: ハンガリーは子どもが3歳になるまで母親とシングルファーザーの残業禁止。これらを実現するための法的枠組み。政治家の皆さん、頼みます!

まとめ

正直、「子持ち様」問題を完全に解決するのは簡単じゃない。でも、これって日本社会の歪みを映し出す鏡みたいなものだと思います。

この問題を解決できれば、きっと日本はもっと住みやすい国になります。そしたら、「子持ち様」なんて言葉、自然と消えていくんじゃないかと思います。


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