あなたの会社、もしかして古い?最新!職場トレンド解説
こんにちは。今回は、2024年7月31日に厚生労働省が発表した「令和5年度雇用均等基本調査」の結果をもとに、企業における男女平等とハラスメント対策の現状と課題について解説します。
出典: 厚生労働省 令和5年度雇用均等基本調査(2024年7月31日発表)
🔍 調査結果の概要:まだまだ男性社会?
まず、驚きの数字から見ていきましょう。
正社員に占める女性の割合:27.3%(前年比+0.4ポイント)
管理職に占める女性の割合:12.7%(前年と同率)
2024年になっても、職場における女性の割合はまだまだ低いのが現状です。特に管理職での女性の割合が低く、なかなか増加していないのが気になるところです。
🛡️ ハラスメント防止対策の実施状況
ハラスメント対策については、多くの企業が取り組んでいます。
セクハラ対策:86%
パワハラ対策:86.2%
妊娠・出産・育児休業等関連:82.7%
性的指向・性自認関連:41.7%
しかし、性的指向・性自認に関する対策はまだ半数以下にとどまっており、新しい課題への対応はこれからという状況です。
🤔 数字の裏側にある課題
これらの数字の裏側にある課題も見逃せません。
形式的な対策になっていないか?
職場への浸透度は十分か?
実効性のある取り組みになっているか?
単に制度があるだけでなく、その質と効果を検証することが重要です。
🕰️ 長期的視点の重要性
長期的な視点も欠かせません。
数値目標以上の取り組みを
女性が管理職を目指す文化づくり
5年、10年単位の長期計画
組織文化の変革には時間がかかることを認識し、継続的な取り組みが必要です。
🤰 不妊治療と仕事の両立支援
不妊治療と仕事の両立支援についても見てみましょう。
支援制度がある企業:36.9%(前年比+2.7ポイント)
課題:支援内容がまだ限定的
目標:包括的な労働環境改善
より柔軟な働き方を可能にする制度設計が求められています。
💡 効果的な取り組みのために
効果的な取り組みのためには、以下のポイントが重要です。
トップダウンとボトムアップの両立
企業独自の目標設定
各社の状況に応じた対策
一律ではなく、カスタマイズした取り組みが必要です。
🏢 産業別の状況
産業別に見ると、状況に大きな差があります。
女性管理職割合が高い:医療・福祉(52.7%)
女性管理職割合が低い:建設業(9.9%)、製造業(8.5%)
業種特性に応じた対策が必要です。
🆕 新たな課題への対応
社会の変化に伴い、新たな課題も生まれています。
カスタマーハラスメント対策:24.3%
就活生へのハラスメント対策:19.9%
これらの新しい課題への対応も重要です。
📝 まとめ
男女平等とハラスメント対策の実現には、以下のポイントが重要です。
地道な取り組みの継続を
各企業の本気の努力が不可欠
小さな変化から大きな変革へ
すべての従業員にとって働きやすい環境づくりが、最終的な目標です。それが企業の成長にもつながるのです。
この調査結果を踏まえ、私たち一人一人が自分の職場環境を見直し、より良い方向へ変えていく努力が必要です。小さな変化から始めて、大きな変革につなげていきましょう。
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