対話で、自己理解がもっと深まる体験|ふりかえりワークショップ #イベントレポ
こんにちは。Stockr開発チームの大木です。
11月12日土曜、朝10時から12時までの2時間、2ヶ月に1度恒例のStockrワークショップを開催しました。
6回目となるStockrワークショップ、コーチングのFullbolさんと初のコラボです!Fullbolさんから清水翔太コーチ、杉本直子コーチのお2人がファシリテーターとして参加してくれました。
テーマは自己成長のベースとなる「自己理解」と「ありたい姿のイメージをもつこと」について。
コーチの解説と個人ワーク、そして他者との対話。これを順にたどることでしっかり考えを深めていきます。
私は進行役としてイベントに参加しましたが、一緒にワークや対話をすることで、とても良い気づきをもらうことができました。
その気づきについてご紹介していきます。
「今朝の自分」をことばにすると俯瞰的になれる
Stockrワークショップ恒例のアイスブレイクでは「今日はどんな朝でしたか?」を数人ずつに分かれてシェアしてもらいました。
いつものアイスブレイクはちょっと笑えるようなお題が多いですが、今回はコーチと一緒にしっかり自分と向き合う準備運動を兼ねています。
実はこの問い、私自身がコーチングを受けたときに実際にコーチから聞かれていたことで、聞かれるたびに上から自分を俯瞰するような感覚がありました。
1日のふりかえりをすでにやっている方も、朝のことから思い返すことはあまりないのではないでしょうか。
私も久しぶりにこの問いに答えたことで、自分のコンディションを客観的にみることができる良い問いだなあと改めて感じたのでした✨
経験を掘り下げると、自分の願いが出てくる
Fullbolさんの「自己成長をサポートするコーチング」では、ステップのひとつ目を「自己理解(=メタ認知・自己受容)」としています。
つまり自分が本当に「やりたいこと」や「なりたい姿」を知ることです。
そして自己理解は、自分が経験したことを掘り下げることで深めることができるといいます。
1回目のワークでは、「日々のふりかえりを自己理解につなげるためのコーチング的な『問い』」に、各自で取り組みました。
実際のワークで提示された5つの問いをお見せします。
ぜひ考えてみてください。ワークショップにご参加くださった方も復習をどうぞ!
(5問と多めなので事前にご参加者さまにはお送りして、可能な方には事前に考えてきていただきました)
まず経験したことを思い浮かべ、それを「なぜそれが気になったのか?」「なぜそう思ったのか?」とWhy型の問いを重ねて深く掘り下げていくことで、自分の本当の願いに気づくプロセスです。
対話は、2つの脳で思考を深めるプロセス
個人ワークでは「⑤がよく分かりません」という声が数名から上がりましたが、自問するときは「①〜④のふりかえりから新しく気づいたことややってみたいことを紡ぎ出す」ことを意識してみると良いそうです。
ワークの次は対話です。ブレイクアウトルームで2人1組になり、まず①をシェアして、相手から②〜⑤を問いかけてもらい、考えながら回答するのを1人ずつ行いました。
「初対面の方と2人1組で対話をする」という、人によってはハードル高く感じてしまいそうなシチュエーションですが、相手の話によって質問をアレンジするなどの必要はなく、②〜⑤の問いを一言一句そのまま返してOK(むしろその方が良い)という説明で安心できました。
④と⑤の問いを何度も繰り返すことで、より深く掘り下げられるそうです。
私も対話に参加しましたが、相手に伝えようと思考の筋力を使う過程で自問自答では出てこない思考が出てきて、個人ワークと対話形式の思考の質の違いがあることをはっきり体感できました。
コーチから、コーチングは2人分の脳で思考を回し深めていくプロセスとも言うと聞き、その感覚はとてもしっくりきました。
また、自分ひとりで考えるときも「声に出す」ことがオススメだそうです。自分の出した声を自分の耳が受け取る、というプロセスを踏むだけでも、無言で黙々と考えるときとは違う感じ方や発想が得やすいそうです。(オートクライン効果)
感想をことばにすると、脳と耳で知覚できる
ワークと対話のあと、対話の感想や気づきなど全体でシェアし合いました。
私はこういう場面での発言を躊躇してしまうタイプなのですが、コーチが自然にいろんな方からコメントを引き出してくださり、大半の方が感想をシェアできていたのではないかと思います。
複数のひとの中で話すのは緊張したりもしますが「自分の考えを言葉にする。人に伝える」ことで自分の気づきを再確認できるので、これもとても良い体験でした。
ポジティブな空気の中に浸ると意識がアガる
今回のイベントは土曜の朝10時の開催でした。
当日の朝に準備をしながらふと思ったことをストックに書き留めていました。
今回初めて2人1組という設定をしており(いつもは3~5名)、初対面の参加者さん同士でうまく話してもらえるかは運営メンバーにとってもチャレンジでした。
コーチや運営メンバーがいつでもサポートできるように巡回の体制していましたが、実際はほとんどのお部屋が介入なしでお話しされていました。
対話を終えてメインルームに戻ってこられた皆さんの表情や、全体のシェアでのコメント、全体を通して積極的に会話にご参加くださる様子などからも、対話の充実が感じられました。
朝ストックに書いたように、休日の朝にこのイベントに参加しているというある種共通した価値観をもつお一人おひとりの、積極的な姿勢が対話を円滑にして、全体シェアでの発言やリアクションが前向きな空気としてイベント中に満ちていました。
イベントに限らず、自己成長や目標に向かってがんばろうとするときに、1人ではモチベーションの維持に苦労することがあります。
でも同じ価値観をもつコミュニティや仲間がいるとがんばれる。今回の経験から改めてコミュニティづくりの重要性を感じたのでした。
最後に。こちらのイベント、またやります!
以上が本イベントでの気づきです。
今回の「2人1組の対話」や「抽象度の高い問い」を使ったワークなど、チャレンジ的に企画したことがとても良かったのと、やはり思考を深めるプロのコーチに入ってもらえると問いの質が上がる!ということで、もう一度この企画は開催したいと思っています。
さらに良いコミュニティづくりをしていきますので、ご期待ください!
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