帚木蓬生『香子三 紫式部物語』を読んで
こんにちは。
香子3を下書きにしておいて4を読んでいたら、読み終わってしまったので慌てて記事UPです(汗)
三のあらすじ
道長の娘、彰子中宮に紫式部が白氏文集の新楽府を少しずつ解説していく。
彰子中宮の懐妊。安産祈願。
出産の為の里帰り。宮中を血で汚さない。
光源氏40歳のお祝い。
感想
どんどん この世界観に引き込まれてしまってます。
そして、子供の頃に、漫画あさきゆめみし、を読んで源氏物語を読んだ気になっていましたが、もっと早く、ちゃんと源氏物語を読んでおけばよかった、と思いました。そして、これを読み終わったら、源氏物語を読んでみようと思います。
今回の三では、より当時の行事、しきたりなどが豊かに描かれていました。そんな昔の貴族の暮らしに思いを馳せました。
出産の為の安産祈願、里帰りの為の準備、そして出産。
出産後のお祝いの様子などとても興味深かった。
女性としてのたしなみ、どう振る舞うべきか、そして自分の振る舞いによって、世間からどう思われるか。
なんと女性にとって窮屈な時代だったのだろうか、と思えてならない。
紫式部の生活の様子も興味深く読んでいるが、光源氏の物語の続きも、作中の女御たちのように、続きがたのしみでならなくなっています。
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