「異なる役割の人とのディスカッションの時間が刺激的」ーエンジニアの鎌田が語る、ストックマークの魅力とは
学生時代に理論計算機科学を学び、昨年より「Astrategy」のバックエンドエンジニアとして活動している鎌田。
大手SIer やスタートアップ での経歴を経てストックマークに入社すると決めた経緯とは。入社後に見えてきた社風などと合わせてインタビューしました。
<プロフィール>
鎌田 晋伍(かまた しんご):
九州工業大学情報工学部知能情報工学科 - 同大学院情報工学府情報科学専攻。
大学における研究テーマは形式言語理論・オートマトン理論と呼ばれる文字列の数理科学。また論理学についても学ぶ。
2015年、富士通に入社してクラウドサービス開発や運用を担当。
その後2019年、ウェルモに入社。介護福祉の課題をテクノロジーにより解決するサービスの開発に従事。
2020年8月にストックマークに入社。以後、Astrategyのサービスのバックエンドエンジニアとして活動。
「これが選考? と思うくらい、面談はただただ楽しかった」
——経歴を見るに、大学在籍時からエンジニアになりたいと思っていたのですか。
ソフトウェアエンジニアをただ単にやりたいというよりは、大学在籍時に情報科学や数学的な領域、例えば形式言語理論やオートマトン理論に取り組んでいたので、それらの知見を活かせるような業務を行いたいと思っていました。
ですが、新卒入社した富士通ではクラウドサービスという大きなプロジェクトのインフラの一部などを担当しました。
そのような業務に4年間携わるなかで、個人の裁量がより大きい環境で培った知見を活かせる開発をしたいという考えが日々強くなり、これまで学んだことや経験をもっとダイレクトに製品に生かしたいと思うようになりました。
——知識を知識にとどめず、きちんと社会実装させることに当時からプライオリティーを置いていたんですね。
実は昔は真逆の考え方で、世の中や人類に関係ないことを研究し続けたいというタイプでした(笑)。
そんな僕が考えを変えたのは、とある資料を読んだのがきっかけです。そこには基礎研究に取り組む著者が、日本のIT業界の分析を行うなかで “アメリカがITで強いのは「社会実装こそイノベーション」というマインドが根付いているからだ” という結論に至ったとあり、その考え方に触発されて、スタートアップで働きたいと思うようになりました。
そこで情報検索の業務について募集要項に書かれていたスタートアップ「ウェルモ」への転職を決めました。その会社ではコミットできる領域が多く業務に充実感がありましたが、自然言語処理に関する開発業務をしていく中で、よりそこ(自然言語処理)に注力してみたいという気持ちが湧いてきました。転職活動と意気込んでいたわけではありませんが、いろいろな企業の情報をリサーチするようになったんです。
——そのなかでストックマークを知ったんでしょうか。
そうです。自然言語処理に特化していると知り、さらに調べてみるとテックブログなど情報発信にすごく力を入れていたので「ここは手堅そうだ」という第一印象を持ちました。研究に偏っていたり、“作って終わり”という企業は少なくないイメージがありますが、ストックマークには「研究成果をしっかり製品化する」というスタンスがあると感じてエントリーしました。
——選考はどんなムードで進みましたか。
選考はもう、とにかく楽しかったです。
普通、選考って「志望動機は?」「弊社で何ができそうですか?」といった質疑応答がなされるのが王道だと思うんですが、ストックマークは全く違いました。CTOやチームマネージャーからプロダクトの一部のアーキテクチャを見せてもらい、「どこをどう改善できますか?」「入社したら何をしたいですか?」と聞かれてディスカッションするんですが、それがとても面白くて。定型的な質問をすっ飛ばしてディスカッションを行う選考は初めてでしたが、言葉を交わすなかでやりたいことができそうだと思えたので、内定が出た時は迷わず入社を決めました。
「今は、何が正しいかを探るべく“シャトルラン”をしているフェーズ」
——実際に入社してみてどうでしたか。何かしらのギャップを感じることは。
BtoBであることやディープテックを取り扱っていることから、入社前は「じっくりと考えながら、落ち着いた働き方をしているのかな〜」と思っていました。ですが実際入社してみると、みんな全力投球で働いていました! 月〜金曜はひたすらシャトルランしている感覚です。とはいっても、息切れをするのではなく、「楽しそうに」仕事をこなしているのが印象的でした。
ストックマークはこれから新しい価値を創造するというフェーズにあり、全ては“何が正しいか?”を見つける作業から始まる。その正解を手探りするのが現状なので、常にさまざまなリリースや機能を出しては引っ込め…インプット&アウトプットを繰り返しています。
大変だと感じることももちろんありますが、その分いろいろと学べていると思います。それに“スタートアップっぽい”働き方をしているのは他のメンバーだって同じ。商談があれば、その報告をSlackにぎっしり書いていたり、それぞれ置かれた立場でやるべきアウトプットを模索している。みんな、それぞれに「シャトルラン」をしているな〜と思います。
——今、鎌田さんが力を入れていることと、これからやってみたいことは。
やはり新機能開発ですね。常に開発している気もしますが(笑)、新しい検索体験を皆で考えています。ディスカッションの場で「自分の意見を言えない…」と感じることはほぼありません。頭ごなしに否定する人も、感情的になる人もストックマークにはいないと思います。なんというか、我が強かったり持論にこだわったりするタイプの人はいないような。特にエンジニアはこだわりが強くて尖っているイメージが一般的にあると思っていて、弊社のエンジニアも一人ひとり、口にせずともこだわりはあるはずですが、それよりも“いいプロダクトを出す”ことに皆、徹している気がします。
僕が頑張りたいことに話を戻します。入社当初やりたいと思っていることは概ねできていますが、日々の開発に注力するあまり、深掘りしきれていないかもと感じることもしばしば。今の会社のフェーズを思えば多少は仕方ない部分もありますが、それでも、もっと追求していきたいという気持ちがあります。
例えばですが、さらに構造化した情報をうまく結びつけた検索結果として提供できる仕組みとかを作っていきたいですね。
機械学習を用いて記事データを構造化したうえで検索している仕組みがあり、これは「Astrategy」特有な部分だと思うので。
ちなみに、エンジニアチームのメンバーと「こんなことができそうだよ」と教え合うことも多いですし、知見を深めるチャンスはたくさんあります。
「エンジニア以外とのディスカッションはとても有意義な時間」
——エンジニアチーム以外の人とコミュニケーションを取る機会はありますか。
週に4時間程度は技術ではなくプロダクトについて、デザイナーやプロダクトマネージャーたちとディスカッションしています。エンジニアとの情報共有も大切ですが、デザイナーやプロダクトマネージャーたちのアイデアや彼らが描いている世界像を知る時間は僕にとってとても有意義。ユーザーにとって使いやすく、社会として意味があるプロダクトにするためのヒントが詰まっていると思います。
大企業に勤めていた頃は、エンジニア以外と話す時間は一度もなかったですね。
…ちなみに、ストックマークはリモートワーク中心だからと思いますが、濃度の高いディスカッションは多いものの、これまで勤めた会社に比べて雑談は少ないかもしれません…。
——もっとメンバーと雑談を楽しみたい?
そうですね……コロナが今よりもっと落ち着いてきたら、いろんなレクリエーションをしたいです。皆でボルダリングにも行ってみたいし、先日実は、音楽の趣味が合うメンバーがいると知ったので、ぜひ一緒にライブを観に行きたいです(笑)。
いいとか悪いとかではないですが、ストックマークは仕事を趣味かのように、熱狂・没頭している人ばかりなんですよね。だからかなのか、そういう趣味の領域も一緒にやれたら楽しいだろうなと感じる人が多いです。これもストックマークで働く面白さかもしれません。
—最後に、転職を考えている方にメッセージ
間違いなくプロダクトドリブンな会社であり、その中でも自然言語処理が好きな人たちが集まっている会社です。
我こそは!と感じる方はもちろん、「興味あるな」という方も含め、ぜひご応募ください。
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