最新!おすすめ防災用品【衛生用品編】presented by StockBase
~我慢は最大の敵!見落としがちな発災後の命の危険に備える~
みなさん、こんにちはStockBaseです。
前回の記事では、日常生活に少し工夫することで備えにつながる、ローリングストックという備蓄方法についてご紹介しました。
今回は、「衛生用品編」ということで、主に発災後に着目した備えについて見ていきましょう。
死者の8割が災害関連死だった熊本地震
8年前の2016年に起きた熊本地震では、熊本県内で犠牲になった274人のうち、災害関連死は219人と約8割を占め、災害直接死の4倍を超える人々が発災後に命を落としました。(2024年8月14日 高知新聞社より)
その原因としては「地震のショック、余震への恐怖による肉体的・精神的負担」が40%と最も多く、次に「避難所等生活の肉体的・精神的負担」が28.9%となっていました。
また、直接的な死因として「呼吸器系の疾患」と「循環器系の疾患」が全体の6割を占めていたことも明らかになっています。(2024年9月現在 内閣府 災害関連死事例集より)
発災後の肉体的・精神的ストレスを軽減させ、災害関連死を防ぐにはどうすればよいか。衛生用品の観点から、一緒に考えていきましょう。
"水が使えない"を想定して揃えよう!衛生用品マストアイテム4選
衛生用品、必要そうなものがありすぎて、一体何から揃えたら良いか分からなくなりますよね。
そんなときは、「水が使えないこと」を前提に必要なものを考えてみてください。
以下は、絶対揃えてほしいといっても過言ではない超重要アイテムです!
最低でもそれぞれ3日分は備蓄しておきたいですね。
①簡易トイレ
水が使えない災害時、水洗トイレは劣悪な環境になり、仮設トイレには長蛇の列ができること、想像できますか?
そうなると、トイレに行きたくないという理由から水を飲まなくなる人が出てきます。
その結果、熊本地震の例でもあったように、血液の流れが悪くなり、循環器系の疾患、さらには死に繋がってしまいます。
このような我慢の連鎖から起きてしまう死を減らすためにも、簡易トイレは重要です。
特に女性の場合は、トイレにかかる時間は男性の3倍必要になることが知られており、トイレの混雑を避けて我慢をしないためにも用意しておくべきでしょう。
②液体ハミガキ
水不足の場合は、歯磨きを控えることも少なくありません。
ご高齢の方は、入れ歯の手入れができないことから食事がとりにくくなり、さらにストレスで唾液が出にくくなると、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。
液体ハミガキなら、水がなくても、口内の細菌を殺菌することが可能です。さらに、口の中を清潔にすることは、感染症対策にも繋がります。
③ドライシャンプー
避難生活の中で、シャワーや入浴ができないというのは、精神的な負担に繋がります。
少しでも心と体をリフレッシュさせるために、水なしでも頭皮を洗うことができるドライシャンプーを取り入れてみてはいかがでしょうか。
近年は、カラーリング後のヘアケアやスタイリングとしても注目されているため、その種類はさまざまです。
スプレータイプやシートタイプ、ミストタイプ等、あなたの髪質や用途にあったものを選ぶようにしましょう。
④ウェットティッシュ
最後は皆さん馴染みがある、ウェットティッシュです。やはり人が多く集まる避難所では、感染対策は欠かせません。
ウイルスの侵入の多くは、手指で顔を触ることから始まります。
したがって、手洗いができなくても、ウェットティッシュ等で手指を清潔に保つことはとても大切です。
また、前述のとおり、避難中はシャワーが使えないことがほとんどですので、体の汗や皮脂のよごれをとり、肌トラブルを防ぐうえでも重要なアイテムです。
以上、非常時の衛生用品の紹介でした!
みなさんのご自宅には、どれくらい備わっていたでしょうか?
下のリストでチェックしてみましょう!
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✅衛生用品リスト_チェック表
☐簡易トイレ
☐液体歯磨き
☐ドライシャンプー
☐ウェットティッシュ
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上記を参考に、水がなくても我慢することなく生活できるアイテムを、ぜひ揃えてみてください!
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