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【バフェット追加投資】SiriusXMの競争優位性とは?

【バフェット追加投資】SiriusXMの競争優位性とは?

ウォーレン・バフェットがシリウスXMへの投資を拡大した理由とは?安定した収益モデルや割安な株価、成長ポテンシャルなど、その魅力を徹底解説します。

バフェットがSirius XMに追加投資した理由と競争優位性の分析ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイがSirius XM Holdings Inc.(以下、Sirius XM)に追加投資を行った背景には、同社の独自の市場ポジションと収

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【バフェット銘柄】92.2%の利益成長率が示す驚異の投資機会

【バフェット銘柄】92.2%の利益成長率が示す驚異の投資機会

はじめに世界最大のEVメーカーBYDの財務分析と投資価値を徹底解説。56.7%の売上高成長率と23.77%のROEが示す高収益性、グローバル展開戦略と技術革新への積極投資から見る将来性を詳細に分析します。

BYD(比亜迪)の包括的財務分析企業概要と市場ポジション

BYDは1995年に設立された中国の新エネルギー車(NEV)メーカーとして、急速な成長を遂げています。2022年に内燃機関(ICE)

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フランチャイズの王者:ドミノ・ピザの財務分析から見る投資価値【バフェット銘柄】

フランチャイズの王者:ドミノ・ピザの財務分析から見る投資価値【バフェット銘柄】

はじめにROA33.7%という驚異的な収益性を誇るドミノ・ピザの投資分析。デジタル戦略とフランチャイズモデルの相乗効果、将来性まで、プロの視点で徹底解説。投資初心者にもわかりやすく解説します。

収益性分析ROA・ROEの動向
ドミノ・ピザの収益性指標は極めて良好な水準を維持しています。特にROAは33.70%と業界平均を大きく上回っており、効率的な資産運用が実現できています。この高いROAは、フ

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【カンロ株式会社】過去最高益を更新し続ける製菓メーカーに投資価値はあるのか?

【カンロ株式会社】過去最高益を更新し続ける製菓メーカーに投資価値はあるのか?

カンロの財務分析に基づく投資判断レポート。収益性の改善、成長戦略、リスク要因を詳細に分析し、投資推奨度を提示。

この記事で総合的な分析をしています。
その分析から、投資判断として割高か割安かを判断しています。

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【財務分析】カンロ株式会社の驚異的な収益改善、ROE18.18%の秘密を徹底解説

【財務分析】カンロ株式会社の驚異的な収益改善、ROE18.18%の秘密を徹底解説

カンロ株式会社の2023年12月期決算を徹底分析。ROE18.18%、営業利益率9.72%を達成した成長戦略と今後の展望を詳しく解説します。

業績推移の包括的分析売上高の成長軌道
2023年12月期の売上高は29,015百万円を達成し、前年比15.5%の大幅な成長を記録しました。この成長は2014年の18,805百万円から約1.5倍の規模に拡大したことを示しています。特に注目すべきは、2021年

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【企業分析】コストコの財務力、低価格と高収益の秘密

【企業分析】コストコの財務力、低価格と高収益の秘密

株価847.810(06/12 16:00)

①損益計算書分析

売上高の推移

コストコの売上高は一貫して増加しています。特に2020/08以降の成長が顕著で、2021/08には前年同期比17.5%の増加を記録しました。これは、新型コロナウイルスのパンデミック中に需要が高まったことが影響していると考えられます。2022/08、2023/08もそれぞれ15.8%、6.8%と増加を続けており、売上

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【企業分析】広告収益好調、メタの財務戦略の全貌

【企業分析】広告収益好調、メタの財務戦略の全貌

株価 508.840(06/12 16:00)

①損益計算書分析

売上高

全体の傾向: Metaの売上高は2010年から2023年にかけて大幅に成長しており、10年間の平均成長率は32.9%と非常に高いです。

年間変動: 2000年代後半から2010年代前半にかけては急成長を見せ、2010年の1,974百万ドルから2023年には134,902百万ドルに達しました。しかし、2022年には前期

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【企業分析】広告王国の真実、Google財務分析レポート

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株価 176.620(06/11 16:00)

①損益計算書分析

1. 売上高

長期的成長: 売上高は2007年の約165億ドルから2023年の約3074億ドルに増加。年平均成長率は約20%。

ピークと減速: 2021年には前年比41.2%の急成長が見られるが、2022年と2023年には一桁台の成長率に落ち着いている。

分析: 広告事業が依然として収益の中心ですが、成長率の鈍化は市場成熟

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【企業分析】AWS急成長、Amazonの収益構造を徹底分析

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株価184.300(06/07 16:00)

①損益計算書分析

売上高と成長率

売上高: アマゾンの売上高は2007年から2023年までに大幅に増加しています。特に2010年以降の売上成長は著しく、2010年から2023年までの間に約17倍に増加しています。

成長率: 2007年から2023年にかけての平均成長率は約27%です。特に2020年のパンデミックの影響で、売上高が大幅に増加したこ

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【企業分析】テスラ、企業価値6000億ドル突破の秘密

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株価177.480(6/7 16:00)

①損益計算書分析

分析と評価

売上高の成長

2007-2015年: 売上高は一貫して増加しており、特に2013年から2014年にかけて大幅な成長が見られます。2015年時点で売上高は4,046百万ドルに達し、過去数年間の成長率は高いです。

2016-2023年: この期間も成長を続け、特に2021年から2022年にかけての急成長が際立っています。

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【企業分析】5000億ドル突破、Appleブランド価値の源泉

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①損益計算書分析売上高と成長率

売上高の推移:

売上高は2007年から順調に増加し、2021年にピークの365,817百万USDを記録しましたが、その後2023年には若干減少して383,285百万USDとなりました。

成長率は一貫して高い水準を保ちつつも、2023年には-2.8%とマイナス成長となっています。

利益率の推移

売上総利益:

売上総利益は順調に増加しており、売上総利益率

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【企業分析】2兆円超の純利益、マイクロソフトの収益構造を徹底分析

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①損益計算書分析売上高と売上総利益

売上高は2007年から2023年にかけて大幅に増加しており、特に2011年以降は一貫して増加しています。

売上総利益率も概ね70%台を維持しており、特に2011年以降は比較的安定しています。これは企業が高い利益率を維持していることを示しています。

利益率のトレンド

売上原価率は徐々に低下しており、特に2013年から2020年にかけては大きく改善してい

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【企業分析】AI需要急増、NVIDIAの収益構造を徹底分析

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①損益計算書分析売上高と売上総利益の推移

売上高(売上原価 + 売上総利益)は2008年から2024年まで一貫して増加しています。特に2021年以降の成長が顕著です。

売上総利益率も安定して増加しており、2024年には72.7%に達しています。これは、原価管理がうまくいっていることを示しています。

営業利益と当期利益

営業利益および当期利益も2008年から2024年にかけて増加しています

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