無能は「意識」する。有能は
何かをより良くしたい、改善したいと思った時に何を変えるかはとても大切だ。
例えば、サッカーに取り組んでいて、大切な試合で負けたとする。選手達は良くなりたいと考える。そんな選手達に問う。「何を変える?」聞くと返ってくる答えは「意識を変える」
「意識を変える」は何もしていないのと同じだ。意識して良くなるなら皆んな意識していればいい。変えなければいけないのは行動だ。
行動を変えなければ何も変わらない。
具体例を出す。例えば、サッカーの止める蹴るを良くしたい時に、「意識して練習する」では何も変わらない。「練習開始30分前に練習場所に来ます。その時間を活用して、誰が見てもこれは止まっていると言えるトラップ、これは滑っていると言えるパスを30回成功するまでやります。練習相手は〇〇に依頼します。彼と練習することが、このチームの中で最も質の高いものになると思うからです。」と言って行動に移さなければいけない。
大切な事として行動の言語化がある。自分が起こすべき行動を言語化する。言語化されていれば行動が明確になる。迷いが生まれない。成長曲線の傾きが急になる。
言語化する時には、数字を用いれると良い。「何分前に」「何回」「何月までに」と言ったように。また、その数字は自分でコントロールできるものにする。「成功率100%にする」とかは自分でコントロールできない。自分でコントロールできる数字を活用して行動を言語化できればなお良い。
そして、それを身近な人間へ宣言する。宣言する効果は大きい。人間は、脳の機能として言動に矛盾を起こしたくないを持っている。宣言してしまえば、この言葉に矛盾を起こしたくないので自然と行動を起こす。
ただ、この言動に矛盾を起こしたくないを持っている事を人は本能的に把握している。また、他人に矛盾している姿を見せたくない。だから、人は宣言することを怖がる。それでは、結局何も変わらない「意識します」から何も進歩していない。
良くしたいなら、意識ではなく行動を変える、行動を言語化する、言語化にはコントロールできる数字を使う、言語化した行動を宣言する。
これらの過程を踏まなければ、何かを変えることはできない。過程を踏めば変えられる。
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football中毒
サッカーの原理原則、強いチームの共通点、指導者の技術など、サッカーにおける様々な事柄を日々本気で思考し発信しています。このマガジンでは日々…
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