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パラサイヨと僕とCMSP

こんにちは、Steveです。 意図もせず、8月は忙しく、ひと月何も書く余裕がありませんでした。そして気づけば9月も始まり、もうすでに3日が過ぎています。よく言われるあんちょこな表現ですが、歳を重ねると月日の流れが本当に早く感じますね。

現在、自己紹介や今の自分を語る際に欠かせない活動のひとつであるパラサイヨで、毎年恒例の支援先の児童養護施設に訪問してきました。
僕がパラサイヨを知ったのは2004年頃で、その後ミーティングなどに参加し始め、初めてフィリピンの児童養護施設CMSPを訪れたのが2007年でした。

2007年の初訪問時の打ち上げでの写真、来年また同じ写真が撮りたいな。

最近は「老害(笑)」にならないように以前ほど積極的な活動は控えていますが、この年に一度の訪問は一年に一度のご褒美で、準備や現地でのコーディネートをするチームに所属し、多少なりとも何かしている感を味わっています。

僕がメインで活動していた時に代表をしていたメンバーがよく言うのですが、「毎年メンバーも違えば、子供たちも成長しているから、同じ訪問は一つとしてない。毎年新しい楽しみがあるんだ」と。今年も同じことを言っていましたし、今年も訪問のワクワクと楽しさは更新されました。

子供たちとの再会や普段は関東でメインに活動しているパラサイヨのメンバーと会えたり、いろいろなことがありましたが、特筆すべき出来事としては、2000年に団体ができた当初のメンバーの娘が今では大学生になり、現役メンバーとして大活躍していることです。
彼女は小さい頃からCMSPに訪れており、団体としての訪問だけではなく、年末年始に僕が訪問しているときに母親と一緒に訪問したこともあるので、彼女がCMSPにいるのは特別なことではなくなっていますが、やはり彼女がパラメン(パラサイヨメンバー)としてCMSPにいるのを見ると、涙腺が崩壊しそうになります。

さらに、幼い頃から知っているメンバー夫婦の長男が14歳になり、9年ぶりに母親と参加しました。彼もバスでの自己紹介で「Steveのアシスタントです」と言ってくれて、それ以上の働きをしてくれました。彼が現地の子どもたちと仲良くしている姿を見ると、これもまた涙腺がやられます。こうやって書いている今も感極まって涙が出そうです(笑)。

来年で25周年を迎える団体には次世代のメンバーも続々と加わり、来年の訪問がすでに待ち遠しいです。ライフステージが変わり、以前ほど活発ではないがこの団体でバトンを繋いでくれたメンバーも25周年には家族と共に参加してくれるでしょうし、支援先のCMSPの卒業生も来てくれると思います。

そうなると、パラメン+パラメンキッズ(パラメンの子供)+CMSP卒業生+卒業生の子供が一堂に会する大同窓会になるでしょう。これを書いているだけで、来年はフィリピンの暑さで汗をかき、メンバーの再会で喜んでいる様子を見るとまたまた涙腺崩壊案件で脱水状態になるのは間違いなしです。

今年の3泊4日の初日のCMSP代表との会議後の様子

CMSPの役員としても活動している僕にとって、パラサイヨとCMSPの両方がかけがえのない存在で、どちらも欠けることは考えられません。自己表現が苦手で周りの目を気にして生きてきた自分が、自己表現を楽しめるようになったのも、この団体や支援先の子供たちのおかげかもしれません。

以前なら、こんなブログを書くことなんて考えられなかったかもしれません。自己表現もそうですが、人を信じるのが苦手だったのかもしれません。状況は覚えていませんが、あるメンバーがかつて言った「テメェら死ぬ気で仲間を信じろよ」という言葉が、今ではより深く理解できるようになった気がします。そして、その言葉を体現している彼女の姿もまた胸に響きます。

また、CMSPの訪問を続けていると、いろんな子供の成長を見ることができます。かつて走り回っていた子が思春期を迎え、少し距離を置くようになったりもしますが、訪問の最終日には最終的に抱きついてくる姿が愛おしいです(笑)。また彼らが成長して卒業し、立派な社会人となって帰ってくる姿を見ると、本当に感慨深いものがあります。もちろん、結婚し家庭を築いた卒業生もたくさんいます。そして今のところ、卒業生の子供を預かっているケースはなく、僕たちの活動が子供たちに良い影響を与えているのだと実感しています。

今年の集合写真

最後に、ボランティアは自己犠牲や自己満足、偽善だと言う人もいるかもしれませんが、僕にとってこの活動は間違いなく人生を豊かにし、かけがえのない仲間と出会い、確実に子供たちの人生にも変化をもたらしています。だからこそ、これからも続けていくし、どちらにも関わっていない自分は想像できません。自分を形成する大きな要素がパラサイヨでありCMSPだからです。

最後にパラサイヨのイベントの紹介です。パラサイヨはイベント企画運営を行い、必要経費を取り除いた収益をCMSPに寄付しています。興味がある方はぜひ、パラサイヨのSNSをチェックしてみてください。

詳細はこちらのリンクからご確認ください: 夏の終わりのBBQ〜思い出す、この夏。〜

特に緊急な要件がなければ、僕は個人的に毎年恒例で年末年始を子供たちと過ごすつもりです。そのためにも、また一年頑張っていこうと思います。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。

※本当は笑顔あり、涙ありの写真をシェアしたいのですが、子供たちの安全も考え、団体としてSNSに掲載するのはこの2枚だけです。ご了承ください。しかし、この2枚だけでも楽しさは十分伝わるのではないでしょうか。


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