【大人】自己決定して実行する力
9月は、ゲストにスタフリのyoutubeチャンネルからお2人の先生をお迎えしました。最初に子どもクラスと大人クラス集まって挨拶してから、youtuberというオシゴトや、そこにいたるまでのお話、続ける大変さなどをお聞きし、その後、大人と子どもに分かれての時間を持ちました。
自分なりの思いを聞かせて?
まず、高田先生から「この時間が終わってどうなっていたいの?」と参加の動機を訊ねられました。一方的に視聴している状態じゃなくて双方向なのがライブのクラスのいいところ。
子どもからは「Youtuberじゃないとわかんないことを聞きたい」「Youtuberの仕事の大変さを知りたい」など。大人からは「勉強チャンネルなので、親子ともに勉強したくなるモチベーションが上がったら嬉しい」「新しいことに挑戦していくエネルギーの源に触れたい」などの声がありました。
夢の見つけ方、夢のかなえ方
続いて、先生からのお話です。
高田先生は、お笑いと学習系youtubeチャンネル「スタフリ」の先生という2足の草鞋を履いているのですが、youtuberになるまでのこれまでの歩みや、挫折の体験など、ナマのところを聞かせていただきました。
続いて、ダイジュ先生からは、登録者数10万人という輝かしいチャンネルの運営をしているにも関わらず「ボクもまだ夢の途中なんだけど」と言いながら、ご自分の夢の見つけ方と叶え方を3つずつお話いただきました。夢の見つけ方にもセンスが必要だし、夢はひとつに絞る必要もない、というお話が刺さります。
この時のお話の詳しい内容はこちら
ダイジュ先生の「夢のかなえ方」の3つのうち、お金の話はリアルでした。ここには書きませんが、去年、他で稼いでスタフリに使ったお金は〇〇〇〇万円ってホントに?! 「お金って悪いイメージがあるかもしれませんが、お金を度外視していたら仲間を集めたり、何かをやりきったり、夢を叶えたりできないんです。お金の知識もぜひ身に付けてください」。
確かに、夢を叶える3つ(お金、仲間集め、やりきる)の方法は、学校では学ばない。そのまま社会に出てしまうけれど、今はyoutubeなどで全力で夢に向かう大人を見ることができる時代。「ボクらもそういうことを背中で示していきたい」と言うダイジュ先生の迷いのなさときたら!
大人から先生に質問タイム!
全体で話を聞いた後は、先生と大人の時間です。
まず、それぞれの感想をお伝えした後、いろんな質問に答えていただきました。
質問①どんな子だった?親の育て方は?
Q:人を巻き込む力や、やりたいこと諦めないで全部やってみようとするパワーに圧倒されます。子どもの頃、お2人はどんな子どもでしたか? またご両親の育て方などもお聞かせください。(S)
ダイジュ先生:家族はボク以外みんな中卒で、あんまり真面目な家庭じゃなかったし、ボクも子ども時代はずっと遊び惚けてました。
20歳くらいの頃、あるきっかけで子どもを本気で育ててた父の姿に衝撃を受け、「オヤジ、すげ~!」と思った。そこから何か使命感のようなものを感じて動き出した、という感じです。
高田先生:「親から愛されて育ったんでしょ?」って人からよく言われます。自分ではよくわかんないけど、実際、よく騙される(^^;)。その分、人より警戒心が少なくて、人の懐に入りやすい面もあります。
質問②その巻き込む力はどこから?
Q:巻き込む力がすごいですね。レジェンド的な国語の先生も参加されてますが、参加のきっかけは?(R)
ダイジュ先生:Twitte書き込んで、交流が始まったんです。
高田先生:レジェンドの国語の先生は、D先生と一緒にいる時に一番自分らしさを発揮できるようで、自分からいろんなことを提案してくださいました。それを一つずつ実現していった感じです。
質問③ やりきる力の源は?
Q:集中力がすごいですね。「やりきる」という言葉が何度も出てきましたが、やりきる力の源は?(O)
ダイジュ先生:親が心配していたほど、昔から過集中の傾向はありました(^^;)。自分の強味を調べたら、一番強かったのは達成欲で、サービスやプリントひとつでも、中途半端なまま出すと自己肯定感が下がるとわかっているので、そうならないためにも絶対にやりきるようにしています。
質問④ すぐ落ち込むので、復活方法を知りたい
Q:ちょっとした事で落ち込んで、自分を責めてしまう傾向があるんですが、自己評価ダダ落ちの時に復活するにはどうしたらいいですか?(O)
高田先生:ボクが鬱だった時は「一生治らないんじゃないか?」って不安になってましたが、いったん治ったら「何がどう悪かったんだっけ?」ってその時は何が大変だったのか忘れちゃいます。1年くらいずっと気持ちがふさいでましたが、あんな気分になった理由もわからないくらい。
時間が経てば落ち着いてくるのと、後は小さい成功体験の積み重ねでしょうか。お笑いも、自信がない状態で出るからスベって、また自己肯定感下がるんですけど、たまにウケた時に「イケるんじゃない?」って思うでしょ? 上がり下がりを繰り返して少しずつ復活してきました。動けない時もあったんですが、好きなことを続けていることは、確かに自分の身を助けてくれてるなと思います。
質問⑤ 中学生の親に望むことは?
Q:今、中学生の親に必要なことって何だと思いますか?
ダイジュ先生:一緒にやっている人でも、学歴はあるけど自分で決めて実行できない若者がめちゃくちゃ多いです。頭はいいのに、何かをやろうとした時に、自分の力で成功するまで持って行けないんです。
たぶん、小さい時から親や先生がレールを作ってくれて、子どもはそこを走っただけだった、ということかもしれません。自己決定した経験が少ないんじゃないでしょうか。子どもが失敗しないように先回りしすぎないことが大事です。テストが悪かったからって、人生終わるわけないので、子どもを信頼しましょう!
時間が来てしまいました。ありがとうございました。
いくつか質問し、親身に答えてくださっていると、あっと言う間に時間が過ぎてしまいました。先生方を子どもクラスにお送りした後は、今日伺ったお話を踏まえての大人の時間です。それはまた次回。
今日は、他では聞けない貴重なお話をありがとうございました。