【2023年ドラフト評価】北海道日本ハムファイターズ編
こんばんは。鉄太郎です。
この記事では2023年ドラフトにおける、日本ハムファイターズの指名について語ります。以前の記事で紹介した評価方法をもとにお話しさせていただきますが、あくまで個人の評価・感想ですので、その点ご承知おきくださいませm(__)m
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それでは本編をどうぞ(≧▽≦)
ドラフト前の記事はこちら👇
【2023年ドラフト】北海道日本ハムファイターズ:補強ポイントと指名予想
⓪ドラフト評価
北海道日本ハムファイターズ:65点
①どれだけ良い選手を指名できたか?35点/40点
1位:細野晴希 投手 東洋大学 S評価
細野選手は最速158㌔を誇るスーパー左腕。積んでいるエンジンがメジャー級の選手で潜在能力は天井知らず。先発で常時150㌔弱を計測するストレートと横に大きく曲がるスライダーはプロでも即通用するほど高いレベルです。
課題はやはりコントロールです。立ち上がりや特定のイニングで急に制球を乱すのはメンタル的な問題?牽制・クイック・フィールディングが上手い投手なので、本当にちょっとしたことで治りそうな雰囲気がしています。ちなみに2年春には東都1部で8試合8牽制死を奪うぐらい牽制はえぐいです笑。
ファイターズへのオススメとして紹介した選手の指名が実現して嬉しいですね。ノビノビとやれる球団で、自分の頭で考えられるタイプの細野選手とは合っています。外れ外れに残っていたのが意味不明な選手なのでハムファンにはおめでとうですね。
2位:進藤勇也 捕手 上武大学 B評価
進藤選手はキャッチング・ブロッキング・スローイングの3拍子揃ったスーパーキャッチャー。ディフェンス能力は今すぐに1軍で通用するレベルです。投手への気配りや周囲の観察能力も秀でており、2019年2位の海野選手とか2015年2位の坂本選手とか以来の守備型捕手だと思います。
課題のバッティングについても元々は強打の捕手として鳴らしていた選手ですので、2・3年生の時の姿が戻ってくればベストナイン級の捕手になれるでしょう。
ファンが想像している以上に捕手の補強が必要と判断していたファイターズ。今シーズン捕手8人を全員1軍で試した結果、新しい選手が必要となったんでしょうね。。。14番目という先発投手も指名できた位置での指名ですが、将来の正捕手が手に入ったのなら断然こちらの方がいいドラフト。結果が楽しみですね。
3位:宮崎一樹 外野手 山梨学院大学 B評価
宮崎選手は身体能力抜群の大型センター。50m走5秒9の俊足、遠投112mの強肩に強打も兼ね備える右打者。ヤクルトの塩見選手みたいですね。
高校時代は無名で大学でも野球を続けるか悩んだそうですが、続けた結果才能が開花。4年生時には大学日本代表にも選ばれました。
とにかく夢のあるポテンシャルが高い外野手で、ファイターズのセンター争いに割って入れそうな選手。この直後の中日3位で道産子の右打ちのショート・辻本選手が指名されていますが、この選択が良かったかどうかは5年後でしょう。
4位:明瀬諒介 内野手 鹿児島城西高校 B評価
明瀬選手は最速152㌔を投げる強肩と高校通算49発の強打が魅力の選手。右打ちの長距離砲という希少価値の高いプロスペクトです。毎スイング強振する姿は圧巻で空振りが絵になる選手。
高校時代は投手兼一塁だったため、サードの練習も始めるとなると育成期間はかかりそうなタイプですが、モノになった際の見返りは凄いはず。5年後が非常に楽しみな選手だと思います。
5位:星野ひので 外野手 C評価
星野選手は強打が魅力の外野手。2年生時に右ひじの手術で戦列を離れますが、その際に15kg増量して一躍強打のライトとして注目選手に。1年で15kgはヤバいですよね笑。
万波選手・野村選手・清宮選手の下の世代に有薗選手・阪口選手・明瀬選手・星野選手を揃える。野手は打つことを重視するフロントの考えが見えるドラフトでした。
②年齢×ポジションで不足箇所を埋められたか?18点/30点
A:高校生二遊間→3点/15点
二遊間は誰も指名せず。。。しかし大体23,4歳に固まった主力野手の5歳年下の高卒選手を加えるベストタイミング、かつ二遊間・外野手の22歳以下が全然いないという状況でしたから、高校生野手を2人指名したこと自体がプラスと考え少し加点しました。
ファイターズとしてはオリックスが1位で横山選手を指名したことが痛かったかもしれません。横山選手が残っていた時に進藤選手とどちらを優先したのか?はちょっと聞いてみたいですね。
B:高校生捕手→15点/15点
高校生ではありませんでしたが、大学生の進藤選手を指名。支配下の最年少が田宮選手(23歳)でその次の25-27歳に6人もの捕手がいたファイターズ。
第二次戦力外で梅林選手に戦力外通告・育成打診となり、人数の整理をしたことを見ても、思ったより今いる捕手陣に不満があるんだなと感じましたね。状況次第では進藤選手が開幕マスクを被る可能性も。
③補強ポイントを押さえられたか?10点/30点
A:先発投手→10点/15点
外れ外れになりましたが、細野選手の抽選を引き当てられたので結果オーライ。四球がどうのこうのと言われていますが、ランナーを出しながらも抑えているので防御率等の数値は東都のエース達と遜色ありませんので、1年目から楽天の荘司選手みたいな形で使えると思います。
欲を言えば6位とかで社会人の先発ですぐ使える選手を取っても良かったかも。加藤選手が残りそうな雰囲気ですが、ただでさえ厚くない先発陣から上沢選手が抜けるダメージはデカいでしょうから。。。
B:二遊間→0点/15点
今ドラフトでは二遊間に見向きもしませんでした。2位で進藤選手を取るあたり、フロントは二遊間より捕手の改善が必要と考えていましたね。細川選手(21歳)、奈良間選手(23歳)等の底上げに期待でしょうか。山田選手が第二次で戦力外となりましたが、他に補充の目途が立ったのか気になりますね。
全体的に良い選手>ニーズポジションの選手というBPA(Best Player Available)的な指名だったファイターズ。ポジションにこだわりすぎるとどうしても小粒な選手が増えてしまうため、個人的にはこの方針に賛成ですね。
④育成ドラフト加点 2/5点
1位:濵田泰希 外野手 京都国際高校 D評価
濵田選手は右の大型スラッガー。粗削りですが、ツボにはまった時の飛距離は突出しています。支配下含めて右の強打者を揃えましたね。
2位:平田大樹 外野手 瀬田工業高校 C評価
平田選手は走攻守三拍子揃った外野手。中でもバッティングがウリで4番センターを務めていました。数年後には左の宮崎一樹選手みたいになれるといいですね。
3位:加藤大和 投手 帝京大可児高校 D評価
加藤選手は最速144㌔の長身左腕。高校では控え投手でしたが、そのポテンシャルの高さに着目されて指名となりました。肉体面を鍛えあげた後にどんな投手になるのか?楽しみな選手です。
⑤指名の感想
以上日本ハムファイターズの指名を振り返ってまいりました。
細野選手・進藤選手の大学日本代表バッテリーをワンツーで確保できただけで良いドラフトだったのではないでしょうか。しかし3位から5位まで3人続けて右の強打者を指名したことと、5人で支配下指名が終わったことには驚きましたね。
ドラフト後の支配下選手の数は投手33人・野手33人の合計66人です。投手が1人のみの指名で終わったことは意外でしたが、日本ハムには孫易磊という隠れドラ1がいます。U18W杯で156㌔を計測した18歳の化け物。争奪戦に勝って彼と契約できたことはドラフトに大きく影響していそうです。
それでは、ここまで長文を読んでいただき、誠にありがとうございました。次回は【2023年ドラフト評価】東京ヤクルトスワローズ編でまたお会いいたしましょう。
鉄太郎でした!
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