Gutsヒロのスイーツ・ストーリー:星空を見上げ夢を叶えた
Gutsヒロです。嬉しい報告です。Gutsヒロのお店「お菓子工房たびこ」の初店頭販売は無事に終わることができました。協力してくださった皆様、来店してくださった皆様、応援してくださいました皆様、本当にありがとうございました!
また、臨時駐車場を提供して頂きました施設様、イートインするにあたりアイスコーヒーを提供してくれましたカフェ様、お菓子の提供に必要な準備をしてくださいました販売店様、本当にありがとうございました。
暑い日の中、臨時駐車場から200〜300mの距離を徒歩で来ていただいたお客様も本当にありがとうございました。
皆様の協力があってトラブルがなくお店が無事に終わることができたのは、本当にありがたく嬉しいことでした。
これからも幸せになれる美味しいお菓子を提供することの励みになった1日でした。
調理師専門学校の恩師の先生から頂きましたお花、福祉事業所でお世話になったスタッフ様、私のお菓子をよく食べてくれたご家族様、素敵なお花をありがとうございました。
初の店頭販売にあたりお話をします。
まず、コンサルタントの先生から言われて準備したのが、「看板」「チラシ」「のぼり」でした。これらはラクスルで自分でデザインして、注文するのです。また、チラシは、オリコミの会社に連絡して打ち合わせもします。ラクスルの作成時間と、オリコミの会社の準備もあるので、短期間で必要な情報を入力して作成したので大変でした。母と一緒になんとか作り上げて間に合いましたが、皆様から好評だったので良かったです。
そして、母の要望もあって暑い日が続くので冷房の効いた店内で休息が取れるようイートインのスペースも作りました。テーブル3席、カウンター4席で10人は座れる環境にしました。またトイレもあるのでそちらの準備もしました。
自分のお店なので、どのようなお店にしたいのかイメージがありますが、予算的なものもあるので最低限の準備しかできませんでしたが、当日のお店のお披露目で多くの方から、お気に召して頂けて良かったです。
イートインのサービスについても沢山考えました。提供するもの、提供の仕方、用意するものなど、こだわってしまえばキリがないのです。
しかし、予算的に、自慢のケーキと、美味しいアイスコーヒーはお金をかけて、カップやお皿は使い捨てのもので代用しました。(本当は磁器やガラスのコップとか欲しかったですが・・・!)
アイスコーヒーは地元で有名なコーヒー屋さんと取引をしてもらえて、仕入れることができたのでとても嬉しかったです。
店頭販売日の当日、私と母の二人ではお店が回せなかったのですが、イトコのお姉さんが助っ人に来てくれて助かりました。Airレジを初めて使ってもらったのですが、すぐに覚えてくれたのでお姉さんの活躍は本当に嬉しかったです。
実際の当日のお話もします。
店頭販売当日の来客様は全然わからない状態でした。お店を中心に5000枚のチラシを配りましたが、集客率というものは具体的にはなく、お菓子に興味がある人の割合などはないので実際にお客様がどのくらい来るかわかりませんでした。もしかしたらほとんど来客様がいない可能性も十分にありました。
チラシの他に、近所の宣伝も含め来客様が多く来られることを想定して、お菓子の準備は厨房のキャパシティの最大まで作成しました。
それは、暑い中のご来店でわざわざ来ていただいたのに、お菓子がなかった場合の方が私にとって不本意であるからです。
具体的には、焼き菓子150個(13種)、生菓子140個(3種)。大型冷蔵庫1台、テーブル冷凍冷蔵庫2台は、パンパンにお菓子が詰められていました。
7/20〜7/27まではお菓子は作りっぱなしでした。朝から15時半までは福祉施設に通っていたので、お菓子作りの時間が十分にあるかといえば、実際はあまりありませんでした。
しかし、お菓子作りの長年の経験から、お店のお菓子を保存できる量はなんとなくわかってたので計算通りに事は進めることができたと思います。でも27日の作成最終日の生菓子の作成ではケーキを作りすぎて人差し指がつってしまって痛みを堪えながら作りました。
また、疲れや焦りが全くなかったと言ったら嘘になります。失敗しないように慎重にやりますが、油断は禁物です。そんな状態で洗い物や、足りない物の買い出しの
サポートしてくれた母の存在は大きかったです。
しかし、そんな状態であったのは事実ですが、自由に私が私らしく本当にやりたかったことを時間を忘れてやり続けられたことは本当に幸せな時間でした。昔は、会社に勤めていた時にお菓子を作り続けていた時も幸せな時間でしたが、今は自分のためと自分のお客様のために、お菓子作りをやらせて頂けてる環境は格別な思いでした。
もちろん、予算や時間の問題もありますが、純粋にお菓子作りが楽しく、考え抜いた自慢のお菓子を作って、お客様が私のケーキを見て、食べて「わぁっ!」って喜びの驚きをさせる想像をしながら作る時間は、予算や時間の問題は全く関係ないものでした。そのぐらいお菓子作りが好きで仕方ないからです。
世界で1つの私が考えたオリジナルのケーキは、生地とクリームのレシピを1から作って、フルーツも更に美味しく加工して手を加えて。そして、組み立てをして綺麗にデコレーションしたケーキは、作り手の私もうっとりするような出来上がりで、このケーキを食べた人は幸せになれるかな!って思いながら作るのですから、私は本当に幸せ者なのだと思います(笑)
私のこだわりは、生地とクリームです。かつて専門学校の時の先生から教えてもらった言葉で、「生地が美味しいからクリームが美味しくなるんだ」という話がありました。その先生の作るケーキは東京にお店があって、買って食べたことがありますが、「そういうことか!」と思うほど本当に美味しかったのです。
あの時の先生の言葉が、私のお菓子作りにすごくマッチングしていて、私が私らしいお菓子作りができるきっかけになりました。沢山のお店で働いたけども、私の最終地点は、私の足元に最初からあったのです。
さぁ、お店の準備も整いました。お菓子もいっぱいいっぱい作りました。
27日の夜はもう28日の3時になっていました。SNS発信や、プリントのデザインやラミネートもありました。全部終わって布団に入ったら明日の緊張する前にぐっすり眠ってしまいました。
朝は7時に起きて準備したものを丁寧に設置します。チラシの効果はあったかな?こののぼりは目に付くかな?お菓子は美味しく食べてもらえるかな?全てのモノに想いがあるので想いを込めながら設置したり並べたりしました。実際に全て完了した時には「自分のお店」にまさしくなっていました。外から眺めて、お店の中に入って確認した時は、ホッとした気持ち30%、ヤッター!という気持ち70%ぐらいありました。
あとはイートインされたお客様には簡単なアシェットデセールにして提供するため、フルーツを切ったり、クリームやソースを配合して作りました。
営業時間は11:00〜16:00です。11:00前にお客様が早速いらっしゃいました。チラシを持って来ていただいたお客様でした。ケーキを眺めて、焼き菓子を眺めて、どれを買おうか迷っているお客様の姿を見て、とうとう自分のケーキ屋さんが始まったんだなと、実感が湧きました。
そして、外の車とお客様の案内をしてくれた母に後から確認をしたら10組ぐらい行列ができていたそうです。
そうです。来客様が不明の中、この日の店頭販売は大繁盛していたのです!
そして、28日に来られましたお客様はなんと55組!私のお菓子作り人生で奇跡が起こりました。
準備したお菓子は閉店間際でほぼ完売となりました。(焼き菓子が10個ぐらい残りました。)
お客様の中には、持ち帰って食べたら美味しかったから、また買いに来ました、という方もいて嬉しい1日となりました。
まだまだ反省点や準備することは多々ある中でも、それも楽しみにして頂いてくれたお客様も多く、助けられた事や、次に進む励みにさせてもらうこともありました。
何よりも、実際にお客様と対面で販売する特別な時間は、私にとって本当に幸せな時間であって、幸せを実感するこの体験は、「ここまで来れて本当に良かった」という、感無量の時間でした。
自分のお店ができたらやりたいことの1つの「店頭販売」を企画をして1ヶ月以上経ちましたが、大きな問題もなく、無事に終わることができました。
そして、「美味しかった」という言葉も沢山いただき、お客様が幸せなひとときを味わうことができたことは、私の使命でありこの上ない喜びでいっぱいです。
私の初の店頭販売は、チャレンジであり、1つのスタートでもあります。私の使命はまた1歩、歩み出すことができました。次はどんな幸せを世の中に発信しようか楽しみはいっぱいあります。今回の店頭販売で多くのお客様の励みを頂くことができました。また次の楽しみの期待を持ってくれる方も大勢いらっしゃいました。
私の使命は1歩を歩んだと言いましたが、本当に大きな1歩を歩むことができました。私のお店「お菓子工房たびこ」が世の中に知れ渡るきっかけが嬉しい形で達成できたことは、本当に嬉しいこととなりました。
これからもお客様の期待に応えれるよう真摯な気持ちでお菓子作りに努めてまいります。そして、お菓子から生まれる幸せの発信をこれからも続けていきたいと思います。
ここまで私のnoteを読んでくださいましてありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。
Gutsヒロ