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デザート風!卵かけごはん⭐︎米のババロアと卵のソース
Gutsヒロです。今回は新たな挑戦として、私のパティシエの技術を活かして特別な卵かけご飯をご紹介します。お米を洋菓子風のババロアと、コクのある卵のソースの組み合わせ、上品な味わいとともにお届けします。
私の地元はお米が有名な場所で、お米を使ったお菓子の考案は色々していました。その中の技術の1つ、ご飯を米麹と合わせ8時間寝かし、Brix30%以上の甘い甘酒を作りました。甘酒と言っても、米麹から作っているのでアルコールはありません。(長時間発酵させるとアルコールが出るみたいです。)
今回の一品は「砂糖」と「小麦粉」を使わない、上品な甘酒の美味しさと優しい食材から作ったGutsヒロの特別レシピを公開致します。
お米と米麹のソース(作りやすい量)
米:1合
水:360ml
追加のお水:360〜400ml
乾燥米麹:200g
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米1合と水360mlでご飯を炊きます。
炊き終わったら追加のお水360〜400mlを入れて温度を60度以下にします。
乾燥米麹をほぐして、2に入れてしっかりまぜ合わせます。
炊飯器の保温で8時間寝かします。4時間経ったら1度にかき混ぜると良いです。寝かしている間は濡れ布巾を被せましょう。濡れ布巾は乾燥しやすいので何度も濡らしましょう。
8時間経つと大体Brix30〜32%の糖度になります。ミキサーかハンドブレンダーにかけてピューレにします。「米ソースの出来上がり」。
別の容器に移して、冷蔵庫で冷やします。
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それではムースを作る前に土台になる、ビスキュイ生地を作ります。混ぜるだけなので簡単なレシピです。
18cm×25cmの天板の分量。
米ソース:110g
塩:0.2g
アーモンドパウダー:16g
全卵:20g
米粉:50g
コーンスターチ:6g
重曹:1.5g
ベーキングパウダー1g
マーガリン:適量(型に塗る量)
まず、下準備に型に合わせたクッキングペーパーを用意します。そして、マーガリン(適量)を型に塗ります。型に合わせたペーパーを型に貼り付けましょう。
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作り方です
記した材料を上から順番によく混ぜます。
1の生地を型に入れて、カードなどで平らにならしましょう。
170℃で加熱したオーブンで8〜9分焼きます。
焼き終わったら、型から取り出してアルミやクッキングペーパーを被せて乾燥しないように冷ましましょう。
ババロアを流し入れる型に合わせて抜きます。(私は5.5cmのセルクルで抜きました。)
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それでは次に米のババロアを作ります。今回私は5.5cmのセルクル6台分の材料で作りました。または、18cmのケーキ型でも分量的に合うと思います。それではババロアを凍らせる作業まで説明します。
米ソース:270g
粉ゼラチン:5g
水:25g
ホイップクリーム:120g
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下準備で粉ゼラチンを水を合わせて20〜30分ふやかしましょう。ホイップクリームは8分立てにしましょう。
米ソースを80℃まで加熱します。
加熱したらゼラチンを入れて溶かします。
加熱した米ソースを20℃ぐらいまで氷水に当てて冷まします。
泡立てたホイップクリームと米ソースを合わせましょう。
セルクルの下にビスキュイ生地を入れます。
セルクルいっぱいまでババロアを入れます。
セルクルに綺麗に敷き詰めるようにパレットナイフでならします。
冷凍庫に入れます。ラップやOPPシートを被せてしっかり固めましょう。
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卵のソースを作ります。今回は卵の味わいをしっかり出すために全卵で作ります。スクランブルエッグになりやすいレシピなので失敗しづらい作り方をお伝えします。
材料です。
米ソース:160g
全卵:50g(L1個)
マーガリン:42g(もしもバターでやるなら塩を0.6g入れてください。)
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米ソースと全卵をよく混ぜます。
沸騰している湯煎に当てながら1のソースを75℃前後まで加熱します。
マーガリンを入れてよく混ぜます。
別容器に入れてピッタリとラップをかけてよく冷やします。
*もしも、つぶつぶやスクランブルエッグができてしまったらハンドブレンダーやミキサーにかければ滑らかになります。
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さぁ、準備は整いました!盛り付けに参りましょう!
凍ったセルクルを手のひらでコロコロさせて少し解凍して外しやすくします。ビスキュイのほうから押して取り出します。(常温で20分ぐらいで解凍します。)
お皿にのせて卵のソースをたっぷりかけましょう。
フルーツとミントを添えて粉糖をかけました。
さぁ、完成です!
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では、実食しましょう!お米のババロアは砂糖を使わない、しっかりとした上品な甘みと、甘酒の香りが広がる上品な美味しさ。卵のソースは、卵と甘酒の美味しさがしっかり出ててマーガリンのコクと塩分がさらに美味しさを引き立てます。ババロアと卵のソースを一緒に食べてみましょう、「お米」と「卵」というシンプルな材料が口の中でハーモニーを奏でて、それぞれの食材の主張が見事にマッチし、上品で爽やかな極上のデザートです。
今回の「うちの卵かけご飯」はいかがだったでしょうか。パティシエの技術が光る、上品な味わいで我ながら感動する一品でした。お米と米麹を合わせて8時間60℃で寝かせるだけで魔法のように美味しい材料ができます。お米のババロアの引き立て役者の卵ソースも重要でした、甘酒にはないコクをプラスすることで新しい味わいになったのは素晴らしい発見です。
通常の卵かけご飯とは全く異なるこの一品、言葉では表現しきれないほどの驚きと満足感を味わいました。砂糖や小麦粉を使わないところも自然な甘さを感じさせ、健康的な印象を持ちました。今後も新しい料理のアイデアを楽しみにしててください。最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました!
Gutsヒロ
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