本に落書きする理由は?
何回も本を読み直すが、
特に一回目に読む時は、線を引きながら読む。
なぜ、線を引くのか?
読んだタイミングで気になったことに気づきたいから。
読み終わった後に、線を引いたところをノートに書き出して整理したいから。
理解は、こんなところだ。
特に専門書とかは、線以外にも
わからないワードをGoogle先生で検索して、意味が理解しやすくなるように、ページの空いてるところにメモ書きする。
番号を振る。
次の〇〇は3タイプに分かれる。という書き方の場合は大抵は文字が並んでいるだけ。
あえて場合を振るだけで、視覚的にわかりやすい。
目次や文末の索引にはないが、具体的に説明してあるページがあれば、そのページ番号を書いておく。
読みながら、視覚的な記憶を残すことで
頭の中のワーキングメモリではなく、記憶する方のメモリにインデックスのようなイメージで残す。
ワーキングメモリは、作業中にだけ残すメモリのため、作業が終了するとともに忘れ去る。
読書であれば、読み終わると同時に忘れてしまう。
全てを記憶することは困難なため、
思い出しやすい工夫をする。
だから、書籍は何度も読むのだ。
読み込むほどに、味が出る。
そんな自分だけの世界に一冊しかないぼろぼろの本ほど、価値があるように思う。
電子書籍は、それができない。
だから、いまだに本はたくさん買ってしまう。
もし、できるようになったら買うかもしれない。
常に手もとには10冊ほど
読み終えてないものがある。
常に知りたい内容が沢山ある。
欲望にキリがない。
読み方は、一冊ずつは読まず、
通勤の電車の中
昼休みに一人の時
家に帰ったあと
複数冊、ジャンルバラバラを同時進行で読む。
そうすると、記憶に残った内容と
残らなかった内容が明確になる。
一度読んだはずだが、忘れてるときは
もう一度読む。
栞なしで読むと、まだ読んでないと思ったところから知らずのうちに読んでいて
途中で、読んでいたことに気づく。
なかなか自分の読んだという記憶もいい加減なものだ。
落書きしていると、それは自分の脳の皺が
増えた気になる。
綺麗に捨てられるより、しっかり使われたほうが価値があると思う。