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『かばん屋の相続』
今日は「星空の小さな図書館」の開館日。
カウンターでお客さんをお迎えしながら、空いた時間の読書タイム。普段なかなか本を読む時間をとれなかったりするので、この時間、私にとって結構貴重なのです。
図書館には2000冊ほどの蔵書があって、私も読んだことがない本がいっぱい。どこからともなく、利用者さんが見つけては借りていくのですが、そんな貸出、返却業務の中で、私も新しい本との出会いを楽しんでいたりもします。
今日返却された1冊の本。『かばん屋の相続』。
以前に一度読んだのだけど、とてもおもしろかったので、思わず読み返してしまいました。
池井戸潤は好きな作家のひとりで、最新刊が出るたびにいつも購入しています。この本は、たまたま本屋で目にし買ったもの。短編集になっていてちょっとした移動時間に読めるのもとてもよかったです。
私自身、銀行員の仕事とは程遠いところにいたので、実は、私が知りうる「銀行員の仕事」の知識は、池井戸潤の本から知ったといっても過言ではありません。
前職のお客さんが下町の町工場が多かったので、読むたびになんだか懐かしくも、なるほどなぁ~と、共感したりし、いつも楽しくあっという間に読んでしまいます。
改めて「かばん屋の相続」を読んでみて、以前に読んだ時とは、また少し違う気づきがありました。
今、自分がこうやって会社をはじめてみて、まだまだ小さな会社だけれど、経営者として、大事にしたいこと、守り続けたいことはなんなのか、そんなことに改めて気づかされたような気がします。
ふとしたきっかけで、本と出会い、そこから得られる気づきがある。
本ってやっぱりいいな。
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