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「風邪」を引いた際の対処法
10代の頃から10年以上、個人的に実践している【「風邪」を引いた時の対処法】を記します。
※お断りしておくと、私は医療関係者ではありません。しかし数百冊は医学関係の書籍を読んでおり、以下に記す対処法はそうした書籍から得た知識によるものです。
ちなみになぜそんなにも多くの医療関係書籍を読んでいるのかというと、まず自らがスポーツをしていたこと、そして他人の「膀胱癌」と「アトピー」に対して助言を行うために、医学書を読み漁った経験があるためです。
【風邪】を引いた際の私の対処法
①水分は必要な分だけ摂る
水(ベストは「ナチュラルミネラルウォーター」)、もしくはお茶(ノンカフェインのもの)。
※ミネラルの補給に、少しだけ「天然塩」を摂取するのもオススメです。ちなみに「科学的に精製された塩」はオススメいたしません。
②トイレ等「最低限の行動以外は身体を動かすことを控え」、とにかく「寝る」
パソコン、TV、スマホ等の使用を控えます(読書も禁止)。
また「睡眠」をとることは出来なくとも、横になり出来る限り体を動かさない「安静」状態を保ちます。
そうする理由は「副交感神経の活動を優位にする」ためです。
③「食事」は一切摂らない(「断食」する)。
体調がある程度回復するまで「断食」するのが効果的です。
(医学的な詳しい説明は省略いたしますけれども)体のエネルギーを食べ物の消化にまわさずに、その全てを「自然治癒力」に集中させることがとても大切。
小さい頃に風邪を引いた時、親に「少しは食べて体力をつけないと治らないよ」と、「おかゆ」、「リンゴすり」、「ゼリー」、「アイス」等を食べるように促された経験はないでしょうか? 私はあります。しかし風邪を引いた時に食べ物を摂取することは、逆に風邪を長引かせることに繋がります。というのは、弱っている体に更に負荷をかけることとなる「消化」の作業を、体に強いることとなるからです。
「戦闘」を例に考えてみてください。今どうしても戦って勝たなければいけない相手がいる時に、今直ぐに戦う必要のない相手に「戦力」を割くのは上策とは言えません。 それをしてしまうと、どうしても戦って勝たなければいけない相手への戦力は落ちてしまい「戦闘が長引いてしまう確率は高く」なってしまうように思います。
ゆえにまずは自軍の全戦力を結集し、倒すべき相手を一点集中&全力で叩き潰すことが「戦闘に早く勝利するための道筋となる」のではないか……と、個人的には考えております。
風邪のウィルスは、40度以上になると活動を停止し、やがて死滅します。逆に白血球(免疫力)は体温の上昇に伴い戦闘モードとなり、活動が活発化します。
ですからそのタイミングで「解熱剤」や「体温を低下させる副作用」を持つ薬を摂取してしまうと、ウィルスを元気にしてしまい、しかし免疫力の士気は一向に上がらないという状況を生んでしまうため、「薬を飲んだことにより一時的に体の一部は楽にはなるものの、薬の効果が切れると元の状態に戻り、場合によっては更に辛くなり、風邪の症状はなかなか治らない」というような状況に繋がってしまうこともあります。
野生生物について調べてみるとタコ~哺乳類まで、ケガを負ったり罹患した際は飲まず食わずとなり、活動を停止し、休息を摂ることが分かっています。
ゆえに上記した行動は、実は自然の摂理なのです。
まとめ
そのようなわけで、風邪を引いた際は水分を適時補給し、暖かくして発熱(体温の上昇)を促し、ウィルスを弱体化させると共に自らは逆に免疫力を上げ、できる限り行動はせずに副交感神経を優位な状態に保ち、「断食」して体内の全エネルギー(全ての自然治癒力)を総動員し、ウィルスを全力攻撃することにより殲滅する。
※自分ではどうにもならない程に症状が悪化した場合は、タクシーか救急車か誰かの車に乗せてもらって病院へ行けば良いだけなため、何も心配せずに水分を適当に補給しながら気楽に寝る
体調が改善し自然と食欲が沸いてきたらウィルスに勝利した証。負傷した兵士(身体)を労わるように、胃に負担の少ない消化に良い物を少しずつ摂取し(油物や味の濃い物は暫く控える)、身体と相談しながら焦らず無理せず回復に努めてゆく。
以上です。
もしよろしければ参考になさってみてください。
皆様が風邪を引いた際、少しでも早く治癒いたしますよう、心より願っております。
余談
母は風邪を引いた際、善意からではあるものの、食べ物を食べるよう促し、直ぐに解熱剤やその他の薬を飲ませ、額の熱を冷やしました。当然のことながら、毎回、風邪は長引きました。
しかし成長した私は医学書を読み漁る機会に恵まれ、身体のメカニズムの基礎を学べたことにより、ここ10年以上は上記した手順を踏むことで、個人的には風邪の症状が悪化したことはありません。一晩か、長くても一日寝ていれば、ほぼ回復します。
話しは飛びますけれども戦闘に関する知識は「三国志」や日本の「戦国時代」のエピソード、戦争アクション映画やホラー映画から学びました。
※大抵「戦力を分散して戦う」状況を作ってしまうと(名軍師の「伏兵」作戦でもない限り)各個撃破されてピンチになるパターンが多い
更に話はぶっ飛びますけれども、古代中国では「症状が出てから処置を施す医師よりも症状を起こさせない医師の方が地位が高く、名医とされていた」というようなことを、何かで読んだことがあります。
また、西洋医学の父であるヒポクラテスは、
・人は身体の中に100人の名医を持っている。その100人の名医とは自然治癒力
・生命の維持に役立つものは、我々を病にもする
・ 浄化されていない身体は、栄養を摂れば摂るほど侵される
・汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ
・ 病を治すのは医師ではなく身体である
・ 私たちの内にある自然治癒力こそ、真に病を治すものである
と言ったとか。
流石西洋医学のパパさん……と思います。
※そういえば中国にも「医食同源」という言葉がありますよね
兎にも角にも、優しくて真面目な方達が、日々健康でありますように…。
追記(2024/12/01)
子どもの場合の発熱は「風邪」以外の病気である場合も多々あるため、39度以上の高熱が出た場合は要注意です。一日経っても熱が引かない場合は、早めに小児科を受診しましょう。