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英語が嫌いな人へ贈る話④英語の基礎を身につければ、たとえ嫌いでも安定した得点を期待できます

【英語が嫌い!もう英語の勉強は絶対しない!と諦めていませんか?】

英語は基礎さえ身につければ、安定した得点をとることが出来る科目です。

意外に思いますか?

今回は、その基礎をどのように身につければ良いか、私がよく使う進め方を紹介します。

【単語→文法→長文の順で取り組む】
 
テストや受験のことだけ考えれば、英語の勉強のゴールは長文を読めるようになることです。長文を読むには、一文の意味をしっかり取れなければいけません。そして、一文を読むためには、文法知識と単語の知識が必要です。しかし文法だけ知っていても意味がないので、最初に単語の暗記が必要、という順序になります。

そこで、単語、文法、長文の具体的な勉強方法について順に紹介していきます。

【単語の勉強に入る前に】

私は、単語の発音ができていないお子様、スペルをしっかり書けないお子様には、まず以下のトレーニングをすることを勧めています。「フォニックス」と呼ばれる内容で、アルファベットや単語の発音を学びます。このトレーニングによって、この後の単語の学習効率が格段に上がります。

英語学習の「初歩」についてはこちらも参考にしてください。

【単語から始める】
 
まずは、英単語がどのくらい身についているかをテストしてみてください。日頃使用している単語帳で、ランダムに10個出題し、8個以上正解できればそれまでの勉強法で問題ありません。

ただ、英語が苦手なお子様でいきなり8個以上正解できるお子様は多くありません。その時は、単語帳の最初からやり直す必要があります。

単語は、ひとまず英語の意味を言えればOKとします。進め方は以下の順です。

①1ページ目を、連続で全て正解できるまで繰り返す
②2ページ目を、同様に繰り返す
③1ページ目に戻り、全て意味を言えるかテストする(もし1個でもミスがあれば、連続で全問正解できるまで覚え直す)
④3ページ目に進み、連続で全問正解できるまで繰り返す

…このように、ジグザグに覚えていくのがお勧めです。

【英語の文法に慣れる】

単語がある程度暗記できたら、文法の勉強に進んでください。

英語は言語なので、理解することも重要ですがあまり細かいことは考えず、どんどん使って慣れることが近道です。私の経験上、慣れるまで繰り返す過程で覚えることも多いです。

なるべく簡単なことから始めましょう。私がお子様と勉強するときは、左側に例文や解説、右側に問題がある構成の参考書を使用しています。最初は、左側の解説の真似をしながら問題を解き、英語の文法に慣れることができます。逆に、自然と思い浮かべられるくらい慣れるまで復習することが重要です。

その次は、穴埋め→並べ替え→ヒントなしで日本語から英語を書く(英作)、の順で問題が並ぶ参考書を使用しています。特に最後の英作の問題では、単にその単元の文法だけではなく、英語を書くのに必要な他の知識や表現も同時に試されます。最初は難しいですが、どう書けば日本語の意味を表現できるのかまで身につけられるので、多少時間がかかっても何度も復習することが次につながります。

そこまでできるようになったら、「NextStage」や「Vintage」などを使った勉強を進めます。これらの参考書の特徴は主に選択式で、左側が問題、右側が解説の構成になっています。この形式の参考書を使うことで、文法・語法の知識を深め、実戦で使えるレベルに引き上げます。

NextStageやVintageは高校英語用の参考書です。中学生以下の場合はこのステップを飛ばし次に進むことも多いですが、お子様ごとに進め方を考えています。

ここで大事なのは、頭の中で解説を再現できることです。単に解くだけでは不十分で、「なぜその選択肢が正解なのか?」もしくは「なぜ他の選択肢は不正解なのか?」をしっかり説明できるようにしましょう。

勘やなんとなく正解できても、選択肢や問題が変わると類題なのにできなくなります。1回解いて答え合わせをするだけで終わらず、解説をしっかり読み込んで、もう一度解き直し解説を自分で再現できるようになるまで繰り返すようにしてください。

【“一文”を読めるようにする】

冒頭にもお話ししましたが、長い文章を読めるようにする前に、一文の意味をしっかり読み取れるようになる必要があります。長文は一文の集まりだからです。

一文の意味を読み取る際に、ここまでの文法・語法の知識を、文章中でどのように使うのかを理解していきましょう。このように一文ずつ精読する勉強は「英文解釈」と呼ばれます。この勉強だけの参考書も発売されています。

日本語訳を暗記してしまっては全く意味がなく、「なぜその訳になるのか?」という解説を自分で再現できることが重要です。その積み重ねが、長文を読むときに自分で意味を取れるかどうかにつながっていきます。

【長文を読めるようにする】

単語、文法の基礎を終え、いよいよ長文読解の勉強です。

一文で訳をできるようになっても、いきなり難しい長文に挑む必要はないです。
長文は文章同士の関係(特に指示語など)、段落の関係で読まなければいけません。

細かいテクニックはたくさんありますが、それよりも、自分のゴールとする難易度まででいくつかに分割し、段階を分けて長文の参考書を選ぶと良いです。

難易度の分け方は、単に長文の長さや問題の形式、出てくる単語の難しさなどで判断できます。問題の英文と解説の日本語訳を見比べてみて、大体一致しているのか、「そんな訳になるの?」とギャップを感じるかで相対的な自分の実力を考えることもできます。

最初からできなくても、一度復習すればできるようになると感じる場合は、ちょうどいいレベルです。その反対に何度も復習しなければダメそうだと感じる場合は、もう少し簡単なものから始めましょう。

迷ったら、簡単なものから始めることが近道になることが多いです。焦って実力を大幅に超えるものに手を出すと失敗するので注意が必要です。その話は、こちらのnoteで紹介しています。

【現代文読解のスキルは、英語でも応用できる】

長文を始めると、国語(現代文)の勉強が必要になることがあります。

長文は、一語、一文に留まらず前後の関係や段落の関係で成り立っています。そのため、「この指示語は何を指す?」「どこから探せばいいんだ?」など、現代文を読むときの読解力と同じ能力を求められます。

単語も文法の知識も十分あるのに、どうしても長文が伸び悩む場合、先に現代文の勉強をすると英語の長文も読めるようになることがあるので、焦らずどこに引っかかっているのか確認しましょう。

【確認テストのススメ】

英語は使用する参考書が非常に多い分、きちんと身についているかのチェックをすることが重要です。中途半端な実力で先に進むと、どこかで頭打ちになり結局戻ってくる事になります。

大事なのは、確認テストを挟み、常に自分の実力をチェックすることです。自分の実力を図るのはなんとなく避けたくなりますが、最短で実力をつけるには必要なステップです。

確認テストの仕方は過去noteで紹介しています。

(著者:yuuki 編集:nanami)

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