心躍る瞬間がここにはあるから
2022.08.21 二丁目の魁カミングアウト バンドツアー「bAnd survivor 2022」の新宿BLAZE公演に参戦しました。
二丁魁のライブを見るのは8.9のゲイクルーズ以来。
バンドツアーは12日に名古屋公演、14日に大阪公演があり、今日の新宿公演がファイナル。
私は前2公演を見ていないので今回が最初で最後のツアー参戦でした。
私はバンド音楽をほとんど通ってきてない人間なので、正直「普段オケ音源でやってる二丁魁の楽曲がバンドセットになってどう変わるのか?」が想像ついてなかったんですが、その答えを確かめるべく新宿BLAZEに行きました。
セットリスト
01.あるある言いたい
MC
02.シワの数だけ被GAY妄想
03.勇者か村人A
04.若くない者のすべて
05.GAY STAR
06.BAKADEMO AHODEMO
07.Good As Yesterday
MC
<即興カバーコーナー>
※全てショートver
チェリー(スピッツ/筆村栄心)
桜坂(福山雅治/ミキティー本物)
愛を込めて花束を(Superfly/日が紅)
Baby Baby(銀杏BOYZ/ぺいにゃむにゃむ)
夏色(ゆず/日が紅)
世界が終わるまでは(WANDS/ミキティー本物)
story(AI/ぺいにゃむにゃむ)
もののけ姫(米良美一/ぺいにゃむにゃむ)
上を向いて歩こう(坂本九/筆村栄心)
世界に一つだけの花(SMAP/全員)
MC
08.鶴は千年亀は万年僕の数年
09.パラレルヤワールド
10.思考回路ショート寸前
11.ウサギと賽子さん
12.□私はロボットではありません
13.耳をすませば
14.三原色カタルシス
15.dAnce surviver 1999
MC
16.ひふみよ
17.やめらんない!とまらない!
18.リバ
MC
19.yesterday the once more
MCの位置うろ覚え。
ライブレポ
上手側4-5列目くらいでした。見やすくて良かった。
新宿BLAZE、足元にテープとか貼ってなかったけどオタクみんな自主的に間隔取ってて自分のスペース広めだったのも楽しみやすかった。
バンドメンバーが入ってきて音チェックしてから影ナレ。
「楽しむ準備できてる〜?」「イェーイ!」のやり取りの中で、「魁バンドも準備できてる〜?」に対して演奏で応えたバンドメンバーに「そんなんじゃ足りないよ〜!」とさらにアゲさせていくの楽しくて良かった。
1曲目は『あるある言いたい』。
さっき「音源からバンドセットになるとどう変わるか分からない」って書いたけど、1曲目始まって3秒でその答えが出た。
めちゃくちゃ楽しい!!!!
音が立体的に聴こえる、ってこういう感じなんだ、って思った。その立体的な音にメンバーの歌声が乗っかるとこんなにも楽しいんだ、って。
理屈じゃなく体感で分かる。
シンプルに「音楽が楽しい!」という気持ち。
唐突な自分語りをするけど、私は割と「日常生活の辛いことや不安なこと」はライブには持ち込まないタイプで。
ライブ中はライブの楽しいことしか考えてないし、推しが楽しそうにしているのを見たら自分もニコニコ笑顔になっちゃうし、推しが泣いたり感極まったりしてる姿を見てもらい泣きしちゃう。
そうやって共感、同じ感情、になることが多くて、だから『dAnce surviver 1999』で頭空っぽにして楽しむのは得意な一方、『あるある言いたい』は歌詞は好きだし共感もするけど自分は「あるあるの関係」になれないなぁ、なんて思っちゃうこともあった。
けど、今日、初めて『あるある言いたい』を見ながら突然涙が止まらなくなって、でもステージでぺいちゃんや3人はニコニコ笑顔で楽しそうにパフォーマンスしてて。
それを見たら自分も嬉しくてニコニコできるはずなのになんでかそうはなれなくて、ぺいちゃんが「君が君を嫌いな日があるけれど大丈夫」の「大丈夫!」をあえて音を外して叫んだのがグッときて、楽しいなあ幸せだなあって思いながらくしゃくしゃに泣いた。
悲しくて泣いてるわけじゃないから「あるあるな関係」とはちょっと違うとは思うんだけど、でも初めて「反対の関係」になれたから、それがなんだかすごく嬉しかった。
泣きながらステージを見てたら紅さんがあまりにキラッキラな笑顔でさぁ、なんだかその笑顔の説得力がいつも以上にすごかった。
「日が暮れない」の名前の通り、「君が泣いてしまうから僕はニコニコ笑顔で」の歌詞の通りの眩しい笑顔に、心がぽかぽかと照らされるような気持ちになった。
▲ライブ映像が公開されました。見てね!
1曲終わってMCというか自己紹介。
ミキさんが「楽しみましょう」という主旨のことを喋った最後に名乗るのを忘れてたことに気づいて笑いながら「ミキティー本物です!」と付け加えたのが可愛かった。
それを見てぺいちゃんは真っ先に「ぺいにゃむにゃむで〜す!」と高々と名乗りを上げてたのも楽しくて可愛かった。
筆村さんは「カフェでアイスコーヒーを頼んだつもりがホットコーヒーが出てきて、『あなたはホットです』と言われたから今日の僕はアツアツなのかも!」と可愛いエピソードだった。
紅さんは元気いっぱいで、「この光景を目に焼き付けて見逃さないでくださいね〜!」とピースを自分の目と客席とに交互に向けて『見逃さないで』アピールを何回も何回もしてて可愛かった。
そしてそんな紅さんの動きにミキぺいがツボって、「(ポーズを)考えてきたのねw」とイジったりポーズを真似たりしてからかってて紅さんが「ねぇー!」となってたの可愛すぎた。
紅さんを楽しそうにイジるぺいちゃんと、イジられて「ねぇー!」ってなっちゃう紅さん、大好物です。開演早々ご馳走様です。
2曲目『シワの数だけ被GAY妄想』はイントロでぺいちゃんが口上を言うのだけど、もうずっと『見逃さないでポーズ』やりまくってて愉快すぎた。
1曲目あれだけ泣いてたはずなのに2曲目はずっと笑いっぱなしでいつもの楽しいモードに切り替わってたの、この辺の楽しいやり取りのおかげな気がする。ありがとう。
曲が始まってからも、ぺいちゃんはずっと楽しそ〜〜な表情をして楽しそ〜〜に歌って踊ってた。バンドセットの生音は2曲目もやっぱりカッコよくて圧があってめちゃくちゃ響いてきてて、そんな音の中でパフォーマンスするの、そりゃめちゃくちゃ楽しいだろうなって感じた。
ミキぺいジャンケンの少し前からぺいちゃんが何か変な顔をしてて、変顔ではないんだけどコミカルな顔?をしてて、あれはジャンケンで何出そうかなって考えてたのかな?と後で思った。
ぺいちゃんのそういうコロコロいろんな表情になるところが可愛くて大好き。
ちなみにジャンケンはぺいちゃんがパーを出して負けてて、「えぇー!?」って驚き?ショック?みたいな顔して笑いながら腹筋してた。
「笑顔の数だけ福が来るなら」でぺいちゃんが筆紅に賞状を渡す&筆紅がお辞儀する振り付けのところ、ぺいちゃんが賞状渡すんじゃなく『見逃さないでポーズ』を2人に送ってたの本当にお茶目すぎて可愛すぎた。
ぺいちゃん紅さんのこと好きすぎでしょ。
ラスサビでぺいちゃんが「はいせーの」と煽ったのをそのまま「のぉーーーー!」ってそのままシャウトに入ったのが楽しさとカッコよさが入り混じった感じでめっちゃ好きなやつだった。
ロングトーンのようにどこまでも響いてくぺいちゃんの熱い声と3人のサビの歌声が混じり合ってめちゃくちゃ昂りまくった。
本当にぺいちゃんの煽りはライブを何倍にも何十倍にも楽しく感じさせてくれるから大好きだ。
あとそう、4人の新衣装を見るのは今日が初めてで、ようやく見れた〜!みんなキラキラしてて可愛い〜!と思った。
ぺいちゃんが二つ結びしてるヘアゴムがオレンジだったから「みかん色だ〜🧡」とひっそり嬉しくなった。
3曲目は『勇者か村人A』。
この曲いつも楽しいしカッコいいのにいつもすぐ記憶飛んじゃうから覚えておきたかったはずなのに覚えてないことが多すぎる。振り返るための手がかり(=音源や歌詞)もなくて困ってるので早くアルバム出してください!!
ぺいちゃんが「ガンガン行こうぜ俺たち!」を全力で歌ってたのがカッコよかったのと、紅さんが「まだまだやれんだろ!」って珍しく言葉尻の荒っぽい言い方で煽ってたのがカッコよくて楽しかったのと、最後の「村人A」のポーズでミキさんが綺麗な「A」だなぁと思った記憶。
とか書いてたらライブ映像が公開されましたヤッター!
ぺいちゃんが「あぁ〜ん♡」って喘いでるの可愛いんだけど唐突すぎて笑っちゃったの、映像見てたら思い出しました。笑
あと筆村さんがメチャカワウインクをキメてたのがどの曲だったか覚えてなかったんだけど、この映像見たら「転職の時間だ」のところでメチャカワウインクしてて「これだー!」ってなった。
メチャカワだから見てほしい!
『若くない者のすべて』は最初の筆村さんのソロパートがめちゃカッコ良かった記憶。
可愛いパフォーマンスの方が多い筆村さんだから、「え!こんなにカッコいい筆村さんもいるの!」とギャップですごくグッときた。
それから、サビのぺい筆パートもすごく好きだった。ぺいちゃんのハリのある歌声が綺麗な高音を奏でてるのめちゃくちゃ好き〜〜!ってなった。
『GAY STAR』は何度かライブで見てるうちに絶賛好きが増してる曲なんだけどバンドセットで聴くとまた違ったカッコ良さがあってバンドセットで聴けて良かった!と思った。
ぺいちゃんパートの「どんなに頑張ってもボールは まっすぐは飛んでいかないこと」が今日は特に響いてきて好きだった。
「次は生バンドの演奏だけで歌います」と言って『BAKADEMO AHODEMO』と『Good As Yesterday』をパフォーマンス。(ここまでの曲はバンド演奏+オケ音源?ということらしい)
『BAKADEMO AHODEMO』はマイクスタンドで、センター前方に紅さん、後方にミキさん、下手側にぺいちゃん、上手側に筆村さん。
私の位置(上手側前方)はちょうどぺいちゃんが紅さんの陰にすっぽり収まっていて全く姿が見えなかったのだけど……そんなことが一切気にならないくらい、『BAKADEMO AHODEMO』のぺいちゃんの歌声が心に響いてきた。いろんな気持ちが届いてきた。
ぺいちゃんのソロパートふたつ、歌詞分かんないとこと「でも大人になると」は今日のパフォーマンスの中でも一番綺麗で透明感のある伸びやかな歌声だった。
姿は見えなくてもぺいちゃんの存在を近くに感じられる、そんなあたたかい歌に心があたたかくなって、それが堪らなく嬉しくて幸せで、ずっと泣いてた。
見えないけど見える、目に見えない気持ちがそこにあった。
それから、『BAKADEMO AHODEMO』は全員に対してグッとくる瞬間がたくさんあって。
ミキさんと筆村さんがハモってるときの、ミキさんが筆村さんを見つめる優しい眼差しとか。曲の終盤で、筆村さんが振り返って、ミキさんのその眼差しを見つめ返す瞬間とか。
あとミキさん、この曲主メロだったりハモだったりでほとんど全部歌ってるんだね?って気づいて驚いたり。
紅さんの「でもーーー」の歌声が、どこまでも大きく、遠くまで鳴り響いていて。心で歌っている、魂で歌っていることが、その声と、表情、大きく開けた口から、ぎゅっとマイクを掴んだ手から、全身から伝わってきたこととか。
私は推しばかり見てしまうオタクだから、推しが見えなかった『BAKADEMO AHODEMO』だからこそ見ることができて、感じることができた素敵な瞬間がいっぱいあって、それがまたものすごく幸せだったから、ずっと涙が止まらなかった。
次の『Good As Yesterday』は1人ずつ順番にソロパートを歌いながらマイクスタンドを後ろに置いて、前に出てくる。
ぺいちゃんは歌い出しのパートだったから、ここでようやく久しぶり(2曲ぶり)にお顔が見れて嬉しくなった。
ぺいちゃんがソロで「守りたいものはここにあるからさ」を歌いながら上手にいたミキさんに寄り添いに行ったのを見て、堪らなく愛おしくて尊い気持ちにぎゅっとなって号泣した。
ミキさんも涙声になっていた。
「守りたいものはここにあるからさ」の歌詞を書いたのはミキさんで、でも歌ってるのはぺいちゃんで、ぺいちゃんにとっての「守りたいもの」はミキさんで、でもきっとミキさんにとっても「守りたいもの」はぺいちゃんでありこの場所であり……
ということを思った。
その後、またぺいちゃんのソロパート「ねぇこの長い歌のように」から、筆村さん、紅さんとソロパートが繋がっていきながら、3人が真ん中にぎゅっとメ集まっていって、最後は3人からを寄せ合ったまま、下手側で「全部覚えておくから」と歌うミキさんの元へトトトトと駆け寄ったところでまた涙がわあっと溢れた。
そしてそのまま4人ぎゅっと抱き合ったままで歌うユニゾン、その光景の美しさったらなかった。
『Good As Yesterday』のどのときだったかは覚えてないんだけど、ほとんどずっと泣きっぱなしになりながらステージを見ていたら、上手側にきたぺいちゃんに見つかった、気がする。泣いてる私を見てくしゃっと笑ってた、気がする。
笑ったぺいちゃんの顔を見て、また涙が溢れてきてだめだった。
「どれだけ時間がかかるかわかんないけど 遠回りしてでも探してみようよ 一緒に」はなんだか自分に語りかけてくれてるような感じがして嬉しさで胸がきゅっとなった。
曲の終わりに言われた「私たちもみんなも青春の途中だからね」って言葉があまりにも優しくてあたたかかった。
続いては「バンドツアー名物・即興カバーのコーナー」。
つまり4人がカバーしたい有名曲を1番だけとかサビだけとか好きに歌って、何を歌うか知らないバンドメンバーは即興でその歌に合わせて演奏をする、という無茶振り企画、らしい。
メンバーはそれぞれ歌いたい曲とか自分に合う曲とかをいろいろ考えて用意してきてて、どれも自分らしく歌ってる感じが楽しかった。
ミキさんが福山雅治の『桜坂』を歌うとき、曲名言う前に「笑わないでよ」と予防線を張ってて可愛かった。
でも全然笑うような歌じゃなくて、本当にカッコよくて素敵なパフォーマンスだったし、歌い終わったときにぺいちゃんが「私、ミキがあまりにカッコ良すぎて直視できなくなってる人見つけちゃった」って言ってたのあえて茶化すような言い方だったけどすごく優しい言葉だった。
紅さんの『愛を込めて花束を』はもうさすがというか何というか、本当に高音のロングトーンが綺麗かつ迫力があって素敵すぎた。
ミキぺいにも「すごいわね、よく出るわね」って褒められててて、本当に紅さんの強みの部分だなって思った。
ぺいちゃんは「私はバンド好きだから」と銀杏BOYZの『Baby Baby』を選曲。
ぺいちゃんが影響を受けてきたであろう音楽をぺいちゃんがバンド演奏で楽しそうに歌ってる姿を見れてすごく嬉しかったし、歌い終わったぺいちゃんが「また夢が一つ叶った!」と喜んでいたのがまたすごく嬉しかった。
大きなことでも小さなことでも、推しの夢が叶う瞬間を見られるのはとても幸せなことだと思う。
ゆずの『夏色』カバーは紅さんにぴったり!で、夏の明るさや元気さ、爽やかさが素敵だった。夏の太陽と青い空が見えるようだった。
サビで「ブレーキいっぱい踏み締めて/ゆっくりゆっくり/下ってく」の歌詞に合わせてそれぞれに振り付けをつけてて、
両手でブレーキをかける動き(いつもここから(芸人)的なやつ)→ゆっくり進む的な動き→手を斜め下に下げて伸ばす
みたいなことをしながら歌ってたの可愛かったし後ろでミキぺいがツボりまくってた。笑
終わった瞬間にその振り付けをイジり倒すミキぺい。ぺいちゃんフリコピ再現完璧すぎてて笑った。
「これ考えてきたんだね〜」「すごいね〜」「普通は恥ずかしくてやれないよ」ってミキさんのコメントが辛辣すぎた。笑
ぺいちゃん「名古屋、大阪と歌姫物をやってきたから……いや、歌姫"物"って(笑)。東京でも歌姫物をやろうと思って、AIさんの『story』を歌います」
一回セルフツッコミしたのにまた結局「歌姫物」って言っちゃうの笑っちゃった。
『Baby Baby』と『story』、全然違うのにどっちもぺいちゃんなのが素敵だった。ロックなぺいちゃんも歌姫なぺいちゃんもぺいちゃん。
『story』歌い終わって間髪入れずミキさんが「ねぇ、『もののけ姫』またやってほしい」とリクエスト。
「歌詞うろ覚えでも良ければ」と言いつつバンドメンバーに「激しめで」と要求するぺいちゃん。
『もののけ姫』の歌姫感は本当にすごかったな。そこに激しいバンドの音が乗ってくるから本当にぺいちゃんの持ち歌かって思うくらい似合ってたし、高音が綺麗に伸びてて素敵だった。ミキさんがリクエストする気持ちもよく分かった。
筆村さんの『上を向いて歩こう』カバーはすごく筆村さんらしさというか、「あぁきっと筆村さんはこういうマインドでいるんだな」って感じられる選曲とパフォーマンスで胸がほっこりした。
最後は全員で『世界に一つだけの花』。
「全員知ってる曲」と言われて最初に浮かんだのがこの曲だったから、曲名を言われて「やっぱりそうよね」となったし、4人がソロパートで歌い繋ぐ歌詞に耳を傾けながら、「歌詞の意味も二丁魁にぴったりだなぁ」と感じた。
歌い終わって、「私たち世代がバラバラだから全員が歌える曲ってない」とミキさん。
「そんなに(世代)違わないですよ!あ、でも107歳(ぺいちゃん)がいるか」とフォローしようとしたけどフォローになってない紅さん。
「私たちの曲も全世代に届いて、いつか教科書に載るような曲にしたい」とぺいちゃん。
即興カバーのコーナーが終わって『鶴は千年亀は万年僕の数年』。
この曲は事前に大阪公演のライブ映像が公開されてたから東京公演でもたぶんやるだろうなって思ってた。
ぺいちゃんは上手側の立ち位置で、私も上手側にいたから近い距離でずっと見られて嬉しかったしカッコよかった。
マイクスタンドからマイク外して前に来て歌うところめちゃくちゃカッコよかったーーー!!!
上手側選んで良かった!と思った。
『パラレルヤワールド』はぺいちゃんの高音パートがとても印象的だった。
中盤の「眠れない日は来るんだから」を聴いてあ〜〜めっちゃ良い〜〜!!って興奮してたんだけど、その後の「洗い流すんじゃないんだ そう」がさらに超えて良くてうわーーー!!!!めっちゃ良い!!!!!って大興奮だった。
『思考回路ショート寸前』は推し曲なのでバンドセットで見れてめちゃ嬉しかった!カッコ良かった!
ぺいちゃんの荒々しさとか絶望の表情とか、『思考回路ショート寸前』からしか摂取できない良さがあって、それが大好きなんですよね……。
筆村さんのオチサビ「こんな悲しい雨が降るなんて……」のところで筆村さんの足にしがみつきながら歌詞を口ずさんでるぺいちゃん、そしてそこからフラフラと立ち上がって……という一連の動きが、表情も仕草もどれもよくてゾクゾクした。はぁ。堪らん。
『思考回路ショート寸前』はぺいちゃんのことしか見てないんだけど、それでも筆村さんのボーカルがどのパートも良く、悲しさとか絶望感とか、そういう世界観が歌声に乗って響いてきたのもめちゃくちゃ良かった。
本当に楽曲も歌声も大好きな世界観だ。
次に『ウサギと賽子さん』が始まって、ゾクっと静かに興奮を覚えた。
私は今年5/1の全曲披露ライブがワンマン初現場だったオタクだから、一応は全曲見たことがあるものの、曲の歌詞や詳しいことまで知らないまま44曲を見たので「生で見た印象が薄い」曲がまだいくつもある。
『ウサギと賽子さん』はそんな曲の中でも一番好きな曲で、いつかまたライブで見たいと密かに思っていた曲だった。
ようやく見れた、まさかそれがバンドセットで、しかもダンスもアレンジも変わった姿になるとは思っていなかった。
5/1以来二度目に見た『ウサギと賽子さん』は、それはもう、ものすごく良かった。
歌詞が好きで、歌詞の世界観が好きで、それらが想像していた以上にステージで感じられた。
上手から下手へ急に走り出すぺいちゃんに胸がぎゅっとしたり、体育座りしている紅さんを見つけた、と思ったらそのままの姿で歌い出した紅さん、その姿、表情、歌声に言葉にならない気持ちになったり。
良い意味でゾワゾワした感覚が止まらなかった。
全ての音が止まって、無音の中、ミキさんがたっぷり溜めてから「振らせて」と歌う。ミキさんが言い終わるより早く、ユニゾンで、バンドの音も一斉に加わって、「でも出た目は1だった」がわあっと歌われる。
無→1→たくさん、という音の変化。無音に投じられたミキさんの一声は切なく、そこに被せて歌われたユニゾンはその切なさを残酷にも飲み込む津波のようだった。
神様のせいだと思っていた。自分で振れば変わると思っていた。でも、変わらなかった。そういう、救いのない話。
救いはなく、絶望に飲み込まれて、それでも。
『ウサギと賽子さん』の中でも一番好きな歌詞をこうして特別な演出で最大限世界観を表現して見ることができて、なんて贅沢で幸せなんだろうと思った。
ミュージカルを見たような、一つの物語を読んだような感覚。感動で泣いた。
『□私はロボットではありません』も5/1ぶりに見た。こちらも普段の振り付けと演出が変わってて、いつもなら下手側にあるはずのマイクスタンドがなかった。
「無」を表現する姿に息を飲む瞬間が何度もあった。
『□私はロボットではありません』の次が『耳をすませば』なの、あまりにも「無の真逆」すぎて笑っちゃった。緩急差がありすぎる。
ミキさんの振り付けはどれも踊りやすくてどのアゲ曲でもみんなフリコピしてて楽しいけど、『耳をすませば』のフリコピの一体感とその楽しさはその中でも別格だなって今日感じた。
フリコピがみんな完璧で揃ってる客席、その中に自分もいて、なんだか心まで一体になってるような錯覚さえあった。
オチサビのぺいちゃんパート「キミの❤︎も毎日届くよ」でハートを届けるときに、周りにもぺいちゃん推しがいっぱいいてみんなハートしてて、その景色込みですごくグッときた。本当に愛に溢れた幸せな空間だなぁって感じた。
『三原色カタルシス』もライブでめっちゃ見たかったやつ〜〜〜!!!
ここ最近見に行ったライブでは披露されてなくて、特に理由があるわけではないんだけどなんとなく「この夏の間に見れたらいいなー」なと思ってたから、ささやかな願いが叶って嬉しかった。
オチサビ前半はぺいちゃんソロで他3人とその推しが指をカメラの形(四角)にして景色を切り取る。
後半ではその逆、3人が歌ってぺいちゃんとその推しが景色を切り取る。
私はこのシーンが大好きでこのシーンが見たくて「この夏の間に見れたらいいなぁ」だったんだけど、いざその瞬間になって4人並んだステージを切り取って指の中に閉じ込めたら、その景色があまりに美しくて尊くて……。
まさしく「この風景だけは愛と呼ばせて」と言いたくなる、そういう景色で、ぽろぽろと泣いてしまった。
『dAnce surviver 1999』はもう本当に「楽しい!」しかない感覚で。少し前まで泣いてたのすら忘れちゃうくらい、とにかく楽しくて楽しくて楽しくてヒャッホウ!って感じだった。冒頭に書いたように踊りやすいスペースが保たれてたから、ずっと踊って飛んで跳ねてめちゃくちゃ汗かいて気持ちよかった。
メンバーも「もっと!」とか「来いよ!」とか「まだまだやれんだろ!」とか、みんなして煽ってくるから何言ってるか分かんなくって、でもそれがまた楽しくって最高だった。
『ひふみよ』を歌う前、ミキさんが「好きなものが増えては消えて、その繰り返しだけど、最後にあなただけは残っていてほしいと、そういう願望を書いた曲です」と言っていた。
以前の近近感魂でも同じ話をしていて、そこからグッと好きが増した曲だ。
ぺいちゃんの歌うオチサビ、
後半の「いつつむっつ……」の歌に心が震えて泣いた。力強くて優しくて全てを包み込んでくれるような大きな愛を感じる歌だった。
新宿BLAZEの大きなステージ、広い客席で、端から端まで手のひらを向けてひとりひとりに気持ちを届ける、そういう歌い方だった、ように思った。少なくとも私には届いた。「いつつむっつ……」の中で私のことも数えてくれるんだって感じた。優しかった。嬉しかった。
幸せな気持ちで胸いっぱいになってるときに見る『やめらんない!とまらない!』はもう全部が楽しくて幸せの象徴みたいな曲だった。
イントロ掛かった瞬間に「幸せすぎる!」と思って胸が飛び上がりそうになった。
ぺいちゃんがイントロで「好き好き大好き〜〜〜」って可愛く楽しく言ってて可愛かった、後半聞き取れなかったけど笑
イントロだけじゃなく+2回くらい間奏で何か言ってて、2回目も聞き取れなかったけど3回目は「好き好き大好き超大好き!」だった。最後の「超大好き!」はリズムに合わなくて超早口で「チョウダイスキ!」って感じだったの、可愛くて愉快だった。
もちろん元々大好きな歌詞だけど、今日はその歌詞一つ一つ、歌の一音一音が全部宝物みたいなキラキラした響きで胸に飛び込んできていつも以上に「幸せだ!」って感じた。
「やめないから!やめないで!」の歌詞が特にキラキラに感じたなぁ。
間奏でミキさんが「アイドルってやめらんない!とまらない!」、ぺいちゃんが「二丁魁最高〜!」って叫んでて(筆紅が何言ったか失念しましたごめん)それがまた可愛くて楽しくて幸せだった。
最後に「そんな幸せ寄せ集めて進もう」と歌いながら腕を大きく広げて上手側めいいっぱい包み込もうとするぺいちゃんの優しさに包まれて、最後の最後まで心の底から幸せな気持ちだった。
『やめらんない!とまらない!』で多幸感もMAXになったしそろそろ終わりかなと思ってたところに『リバ』で、想像を超えてもう一段階楽しさがグワッと上がる感じが最高すぎた。
冒頭のミキさんのソロパート「やりたくないならやらなきゃいい 仕事学校やめちゃえばいい」をミキさんが上手側で歌ってたんだけど、めちゃくちゃ客席のひとりひとり見ながら歌ってて「やめちゃえばいい」のときガン見されてる前方のオタクとか今すぐに仕事辞めちゃうんじゃないかって思うくらいの圧だった。
このパートに限らずだけど、ミキさんは本当にひとりひとりと目を合わせて歌ってるシーンをよく見かけて、「ひとりひとりに歌を届ける」というポリシーを文字通り体現してるんだなぁと感じてカッコ良かった。
『リバ』でぺいちゃんと筆村さんがバチバチしてるとこ、その日によってバチバチ具合が違うと思うんだけど、今日は一回ぶつかるんじゃないかって思うくらい2人とも前のめりにバチってるときがあってめちゃくちゃ興奮した。
もう残すところあと1曲ということでメンバーそれぞれの挨拶。あんまりちゃんと覚えてないけど覚えてる限りで書きます。ニュアンスとかいろいろ違うと思うから雰囲気だけ伝わってください。
●日が紅
このツアーは転機になるようなツアーでした。
以前より自分が出せるようになった、"太郎"の部分=中の人の部分が出せたツアーだった。
これまでなら、いろいろ準備をして計算して、それをステージでやる、というタイプだった。今ももちろんたくさん準備をしてるけど、それだけじゃなくそのときの気持ちや勢いでやろう!という部分が増えました。
これからももっともっとパワーアップして、日が紅がみなさんを照らしていきます。
●筆村栄心
この先どんなアイドル、どんなアーティストになりたいかが見えたツアーでした。
今回のツアーは3カ所だったけど、二丁魁のことを好きな人はよんじゅう……はち?都道府県って、あれ?いくつだっけ?笑
紅「47ですよ」
ミキ「それじゃAKBじゃない」
二丁魁を好きな人はフォーティーセブンの県にいると思うから、47都道府県に届けられるようにしていきたい。
これからもずっと一緒にいてください。
●ぺいにゃむにゃむ
筆紅も言ってたけど、これからの二丁魁が楽しみになるツアーだった。
成長したと感じる部分がある。それはまだ目に見えない成長かもしれないけど、まだまだ成長していきたい、進んでいきたい。
●ミキティー本物
今回のバンドツアーはタイトルの通り『dAnce surviver 1999』を引っ提げてのツアーでした。
ダンサバは「この時間だけは嫌なことは忘れて」って書いたけど、その曲をつくって歌ってみて、それはそんな簡単なことじゃないって分かった。
そうなりたい、そう思っててもそうならない、なれない日もある。私もそうだしみんなもきっとそうだと思う。音楽に負けちゃう日もあるって、書いてみて歌ってみて分かった。
けど私にはみんながいて、みんなの前で歌うことで完成するものもある、みんなに支えられて立てる日がある。
だからこれからも支え合って進んでいきたい。
ごめんね、こんな話するつもりじゃなかったんだけど、と途中涙で話せなくなってたミキさん。
その横でフォローしてくれてるぺいちゃんにミキさんが「ぺいちゃんは強いから」と言ったのを「ううん」って優しく首を振るぺいちゃん。
ミキ「ぺいちゃんにはたくさん支えてもらってるし、(筆紅)2人も、すごく頼もしくなった」
筆「みんなで支えあって行きましょうね」
このしんみりムードが嫌だったのか、話を続けようとする3人に「もうこの話長くない!?」って急に怒り出すミキさん、笑った。
ミキさん発信の流れなのに理不尽!笑
ラストは『yesterday the once more』。
ミキさんが泣きそうな顔してる、と思ったら案の定、
「大丈夫」の声が潤んでいて、胸がぎゅっとなる。
けれどその後のユニゾン「ほら語った未来も」で、ミキさんの隣にいた筆村さんの歌声とその表情がすごく自信に満ち溢れていて、ああなんて頼もしい姿なんだろう、ってグッときた。
さっきのMCでミキさんが言っていた「頼もしくなった」ってこの姿のことだ、ってすごく実感した。
あとこれ何の曲だったか思い出せないから最後に書くんだけど、筆村さんのソロパートでたぶん「聞かせて」みたいな歌詞のところで隣にいたミキさんが両手を耳に当てて「聞かせて」ってやってた光景がなんかすごく良かった。
ミキさんの歌詞をひとつひとつ大切にしてるところとか、ひとりひとりに届けようという眼差しとか、そういうのが素敵だなぁって思うシーンを今回たくさん見たなぁ。
特典会
●話したかったこと
・『BAKADEMO AHODEMO』で姿が見えなくてもたくさん気持ちが届いてきて幸せで泣いちゃった話
・でも『dAnce surviver 1999』とかめっちゃ踊ったりしてめちゃ楽しかった話
・『ひふみよ』のオチサビ、『パラレルヤワールド』の「洗い流す」もめっちゃ良かった話
●実際のやりとり
まず、新グッズのぺいちゃんタオルを抱えてブースに入ろうとしたら、それを見たミキ筆に笑われた。
🍊「楽しかったー!」
ミキ「良かったでしょ?」
📸ぺいピン
🍊「楽しかったし、なんかいろんな気持ちが届いて、幸せで、いっぱい泣いちゃいました」
ぺい「みかん、ありがとう~」
紅「みかんちゃん!」
📸囲み
ぺい「いちばんかわいいぺいにゃむにゃむですっ」
📸2S
🍊「うん、可愛かった~~あとね、ばかあほがすっごく良くて泣いちゃいました」
ぺい「今日はね、「とー」が綺麗に伸びたの」
📸2S
🍊「そう、「とー」良かった~~あと、G.A.Yも泣いちゃいました」
ぺい「ありがとう、またたくさん私たちのこと広めてね!」
みんな「ありがとう~~👋」
🍊「ありがとう~~👋」
ピンチェキ恒例になってた「みかんポーズ🍊」は囲みチェキの方でやってくれててラブ。
ピンチェキいろんなポーズのバリエーションあったら嬉しいけどみかんポーズも嬉しいから、こうして両方やってくれるのめっちゃ嬉しい~~~!
「いちばんかわいいぺいにゃむにゃむですっ」は、
前提として先日から始まった『ゲイワゴン』に私がまだ遭遇できてないことがありまして。
「見かけたら写真と何言ってたか教えて」という私のツイートに対して、(二丁魁のオタクではない)オタク友達が何人も「見かけたよ!」ってツイートしてくれてて。
上記のチサトさんのツイートを見た当時、私も渋谷にいたんだけど、結局ゲイワゴンには遭遇できず。
だから20日に会えなかった私のためにわざわざ直接「いちばんかわいいぺいにゃむにゃむですっ」って言ってくれたの、めちゃくちゃ嬉しかった。
言われた瞬間は(チサトさんのツイートをRTしたことを覚えてたという)驚きの方が大きくてうまく言葉を返せなかったけど、後から思い出してその優しさがじわじわと身に染みてきて、ライブから帰って家で思い返したときその優しさが嬉しくて泣いちゃった🥲
ばかあほの「とー」はレポにも書いた「でも大人になると」のところで今日一番好きだったところだからそれ〜!!!ってなりました。
んで、最後に「またたくさん私たちのこと広めてね!」って言ってくれるの、本当にぺいちゃんは私が何を言われたら喜ぶのか分かりすぎてる……めっちゃ嬉しい……となりました。
ウィンクもゲイワゴンもそうだけど、本当に『理解してくれてる』と感じることばかりで本当に優しい人だなぁと幸せな気持ちになった。
おわりに
今まで見た二丁魁のライブ(といってもまだ全然そんなに多くないけど)の中で一番泣いたライブでした。
それはなんかエモいからとかそういうんじゃなくて。
幸せを感じれば感じるほど泣けてきちゃう、そんなライブだったし、たくさん幸せな気持ちにしてもらった、いろんな気持ちを届けてもらったライブでした。
●過去note