PATM改善例からみるシュウ酸説
前回、
PATMは、シュウ酸カルシウム(針状結晶)という刺激物質が体内から放出される現象と考察しました。
半年弱経ちましたが、現在もスタンスは同じです。
実際僕自身、シュウ酸を多く含む食べ物を極力摂らない様にすることで、反応を減らすことができています。
※その後、下記の改善例を参考にした対策で劇的に改善しており、現在は様子を見ているところです。
また前回ご紹介したようにPATMの対策として、シュウ酸を控えること以外に、アシデミア(酸血症)の改善があります。
ただ今回は、これまでに報告されたPATM改善例からPATMシュウ酸説を裏付けていきます。
その前に改善例ではないですが、PATMでよく耳にする重金属についてシュウ酸との関連を書いておきます。
症状:重金属の蓄積
結論から言うと、PATM患者に重金属の蓄積が指摘されるのは、どちらもシュウ酸が原因でみられる症状だからです。
シュウ酸は、強力なキレート作用で重金属と結合して細胞組織にとどまり、体から排出されるのを妨害します。
中でもシュウ酸と水銀の溶解度積は1.75×10-13(10のマイナス13乗)で、結合したらなかなか離れません。
重金属治療でさらに強力なキレート剤を使って、組織に溜まってしまった重金属を排出させることは他にもたらされる健康被害のためには重要でしょう。
しかし、PATMに重要なのはシュウ酸のほうを減らすことであり、そうすればシュウ酸のキレート作用由来の重金属の蓄積については改善がみられると思います。
改善例1:食事制限(低シュウ酸ダイエット)
では、PATMの改善例をシュウ酸と関連付けていきます。
PATMの原因がシュウ酸カルシウムだとすれば、シュウ酸の摂取を控える食事制限(低シュウ酸ダイエット)が有効です。
ただ、食事からのシュウ酸摂取を0にすることは不可能なので、他の対策でフォローしていく必要があります。
改善例2:腸内フローラ移植
ここで疑問なのは、なぜ食事制限どころかシュウ酸を多く含む野菜、果物、チョコやコーヒーを好きなだけ食べている人が、PATMにならないのか。
その答えが、腸です。
今更、腸…?って感じですが、ここからが新しい視点になります。
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