【今できることを淡々とこなす】仕事の取組み方の話
4月も後半となりました。
最近では暑いくらいの日もありますね。
さて、4カ月目の2024年ですが、
「2024年問題」というワードは
皆さんよく目にされると思います。
昨今いくつかの業界が
この「2024年問題」と関連付けて
取り上げられていますが、
運送業界はこの問題が叫ばれる以前から、
人材不足が深刻な問題として
取り上げられています。
人材の確保はどの業界も
課題だとは思いますが、
そうはいっても今いるメンバーで
仕事はこなさなければいけません。
僕も、どうやったら人材不足を
打開できるかということで、
システム化できることは積極的に
導入したりと試行錯誤していますが、
加えて昨年くらいから幹部社員には
「チーム力を上げていこう」
という声掛けをし続けてきました。
そんな中、
3月に入ってからイレギュラーで
スポットのお仕事をいくつか
いただいていたのですが、
そのタイミングで社内で病欠が出たり
協力会社の方が腰を痛めたりと、
欠員が出ることが続きました。
僕自身は現場で実際に起こっている
出来事のすべてを把握してはいませんが、
聞いている限り仲間同士で
連絡をしっかりと取り合い、
工夫しながらなんとか乗り越えようと
してくれていました。
欠員が続いている時こそ
まさにチーム力を上げていかないと
やっていけません。
加えて、前から決まっていたことでは
あったのですが、沖縄出身の従業員の
里帰りも重なっていました。
それでも、長らく里帰りをしていないのを
上司にあたる幹部社員は知っていたので、
「ゆっくり地元で遊んできてよ」
と声をかけたと聞きました。
名古屋から沖縄へ帰るというのは、
決して頻繁にできることではありません。
仕事が忙しい状況であっても
せっかくだからゆっくりしてきてほしいと、
相手のことを想って声をかけてくれたことは
僕は率直に嬉しかったです。
「チーム力を上げる」とは
言葉では簡単に言えますが、
実際には相当な試行錯誤や
努力がなければ実績にまで繋がりません。
まして、実際の余裕がない中で
帰省を「楽しんできてよ」というような
思いやりある声掛けができたのは、
日頃の意識があったからこそだと
思います。
こうしたやりとりから生まれる信頼関係も、
チーム力の向上に繋がるのだと思います。
3月の後半からは少しずつ
落ち着いてきたのですが
地域配送というのは細かいことも多く、
何か起こったときの調整が
難しいところもあります。
それでも、それぞれの従業員が
一所懸命取り組んでくれている姿を
見聞きして、ありがたいことだと
改めて感じています。
僕がまだ20代の頃ですが、
「困ったことは起こらない」
「解決できないことは起こらない」
と年配の方が教えてくださったのを
今でもよく覚えています。
自分の身に起こることで困ること、
というのはそもそも、ない。
あるとすればそれは、
「解決しなければならないこと」
であり、「困難」ではない。
どんなに難しそうに見えても
絶対に解決できる、と。
またある人は、
「本当に何もない人生を送ってきたのなら、
人としての成長もないし楽しみもない。
何か起こるから人生は面白いんだ」
とおっしゃっていました。
当時から、「なるほどな~」
とは思っていましたが、
年齢を重ねるにつれて、
最近ではこれらの教えが
腑に落ちてきています。
「困ったことは起こらない」
「解決できないことは起こらない」と
何の根拠がなくとも心のどこかでは
思っておきながら、
チーム力をあげる、のように、
今できることを淡々とこなす。
これが結局、いろいろな問題を
突破していく近道なのかもしれないなぁと
僕は思います。