人間の基盤の考える力を育もう
私は、人生において、くりかえし考えるということが、重要なことだと認識しています。
考えることで、生きていく基盤をつくるように思うのです。
自分の体験や、また林成之先生のご本からもそのように思っています。
考えることは、いろんな方法でできます。
ただ、わたしなりにずっと考えたところ、考えるトレーニングの持続性、能力向上性、そして、その中にあるコミュニケーションや多様性を考えると、将棋が最適なんです。
さらに高度なAIの登場で、さらに考える能力向上をはかることができる環境になりました。
自立し、優れた社会人に成長するためには、考える力の養成が欠かせません。将棋はそのための優れたツールとなり得ます。
考える力の養成は、子どもでも、大人でも、重要です。
将棋は一局ごとに戦略や計画を練り、相手の動きを考える必要があります。これは日常生活や仕事においても同じ原則が通用します。将棋を通じて戦略的思考や計画力を身につけ、人生における課題に冷静かつ柔軟に対処する能力の向上を目指しましょう。
考えるトレーニングは年齢に関係なく有益です。大人であっても、将棋を通じて新たな視点で問題を解決し、戦略を構築する力を養うことが可能です。これが、たとえば自律型社員としてのスキルを向上させる一環となりえると考えられるのではないでしょうか。
将棋は単なるゲームに留まらず、相手の動きを読み解り、局面ごとに最適な判断を下すことを求めます。これは仕事においても効果的であり、リーダーシップや協力し合う能力を伸ばす要素となりえます。
子どもにおいては、親や教育者が子供たちに提供する将棋を通した考える力のトレーニングは、将来の成功に繋がる重要な礎となるでしょう。将棋の駒を動かす中で培われる戦略的思考は、子供たちが直面する多様な課題に対して、自ら解決策を見出す力を育んでいくことでしょう。
また、大人にとっても、自ら考える力の向上のみにとどまらず、将棋の中にある大切なことを学び取り、人生における様々なことに活かすことができるでしょう。