🟧労働経済白書その1🟧障害者の雇用者数・実雇用率は過去最高を更新 R6/9/7投稿
R6/9/6に公開されました令和6年版「労働経済の分析-人手不足への対応-」いわゆる「労働経済白書」からになります。
全部で279ページですが、障がい者雇用や就労系サービスについても多くの記載がされていました。
抜粋すると次のような感じです。
⚫️2023年の民間企業の雇用障害者数は20年連続で過去最高。実雇用率は2.33%と12年連続で過去最高。
⚫️障害種別にみると、近年、特に精神障害者の伸び率が大きい。
⚫️法定雇用率の達成割合は、従業員数「1,000人以上」の企業では7割弱、従業員1,000人未満の企業では4~5割程度となっている。
⚫️法定雇用率が改定された2013年(1.8%→2.0%)、2018年(2.0%→2.2%)、2021年(2.2%→2.3%)には、達成企業割合が低下しているが、2022年、2023年は上昇。
⚫️雇用障害者数は着実に増加しているが、近年、障害者が能力を発揮して活躍することよりも、雇用率の達成に向け障害者雇用の数の確保を優先するような動きがあることも指摘されている。雇用者の数だけではなく、障害者が生き生きと個々の能力を発揮し、その雇用の安定につながるよう、障害者本人、事業主、就労支援や生活支援に携わる関係機関が協力して、障害者雇用の質を向上させることが求められるだろう。
最後の⚫️がまさにという感じですね。
このギャップを埋めるためには、障害者雇用相談援助助事業のように、より伴走型の支援が求められると考えます。