見出し画像

韓流担当が教える!ちょいマニアックな韓国旅行~KSPOドーム~

ドラマ『Eye Love You』で更に火がついた韓国ブーム。
皆さん、韓国に旅行したことはありますか?
今回はK -POPからアニメ、バラエティ、映画、文化までオールマイティ韓国オタクを目指している韓流担当・くろねこが、”ちょいマニアックな韓国”について紹介します 。


「KSPOドーム」とは?

今回ご紹介するのは「KSPOドーム」。
K -POP好きの方であれば聞いたことがあるかもしれません。
K -POPアーティストが韓国で公演する際の定番とも言えるコンサート会場。
キャパは最大15,000人なので、武道館よりちょっと大きいくらいのイメージです。

「KSPOドーム」は、ソウルの「オリンピック公園」という広大な公園の中に位置しています。
ん?オリンピックと何か関係があるの?と思ったあなた!

そうです、関係あります!
韓国は1988年にアジアでは東京に次いで2番目、開発途上国としては初めてオリンピックが開催されました。
その1988年のソウルオリンピックが開催された場所がまさに「オリンピック公園」なのです。

ソウルオリンピックのキャラクター「ホドリ」

「KSPOドーム」は元々1986年に「体操競技場」という名前で竣工され、ソウルオリンピックではまさに体操の競技会場として使われたそうです。
2018年に改装がされて「KSPOドーム」という名前に変わりましたが、いまだに「体操競技場」と呼んでいる人もたくさんいます。

ところで、1988年の韓国ってどんな感じか気になりませんか?
ドラマ「恋のスケッチ~応答せよ1988~」では、“開会式の時、聖火台に止まっていた鳩が聖火で燃えちゃった事件”など、当時本当にあった出来事を基に描かれているので、オススメです!

「KSPOドーム」に行ってきた。

さて、今年の1月、実際に「KSPOドーム」に行ってきたので写真と共にご紹介します。

最寄駅は地下鉄5、9号線の「オリンピック公園駅」。
周りはびっくりするほど何もありません……

「コンサートの前に少しショッピングしようかな!」
「ついでにおしゃれカフェ行っちゃおうかな」
「せっかくだから美味しい韓国料理食べたいな〜」
という欲望を捨て、真摯にコンサートに向き合わせてくれる素晴らしい空間と言えるかもしれません。

駅を出ると真っ直ぐに伸びる会場までの道。
コンサート前で気分が高まっているので、黒いアスファルトもレッドカーペットのように感じたり、感じなかったり……
よく見ると奥の方で、私のことを歓迎してくれている巨大な指があります。
「グッジョブ!よく来たな!」とでも言われているよう。

この日観覧したのは「愛の不時着」「その年、私たちは」「トッケビ」などのOSTを歌っていることでも有名な「10CM(シプセンチ)」のコンサート。

「KSPOドーム」といえばこの三角の看板。フォトスポットです!
別の日のKSPOドーム。この時はENHYPENのコンサートが開催されていました。

先程、何もないと書きましたが、コンビニ、食堂、カフェといった必要最低限な施設は揃っています。
食堂は本来3軒くらいあるのですが、現在は工事中によりタコ炒め屋一択……

この日は、朝からグッズ列に長時間並んで腹ペコだったので、辛いタコ炒めをかき込むように食べました。

腹が減っては戦ができぬ、ということで、これでコンサートの準備は万端です!

韓国語で“ナクチ”というテナガダコ。プリプリしてとっても美味しいです。

そして楽しいコンサートが終わり、帰宅路。
すっかり暗くなった帰り道は、いつも幸せな気持ちに浸りながらも、センチメンタルな気分になるのです。

「また、オタ活するために明日から頑張って働こう……」

韓国のコンサート会場キャパシティランキング

最後に。
韓国のコンサート会場規模感のご参考に、キャパシティランキングをご紹介します。

韓国も会場不足だそうで、アーティスト側もコンサート会場は争奪戦とのこと。
「仁川インスパイアアリーナ」は昨年出来た会場で、観客数はKSPOドームと同じく15,000人。仁川空港から近く、海外ファンも意識しているようです。
ちなみに、「KSPOドーム」「SKハンドボール競技場」「オリンピックホール」が同じ「オリンピック公園」内にあります。

スカパー!では4月14日(日)に「仁川インスパイアアリーナ」で開催される「2024 EXO FAN MEETING:ONE」の模様を生中継します。

機会があれば、また“ちょいマニアックな韓国”をご紹介しますね。
안녕(アンニョン=さようなら)!

(文・くろねこ)