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演歌男子。10周年記念!生みの親にインタビュー 「演歌男子。は“学校”です」

 CS歌謡ポップスチャンネルで放送中の演歌・歌謡界で活躍する若手イケメン歌手のトークバラエティ番組、『演歌男子。』 。
"抜群の歌唱力はもちろん、端正なルックスやユニークなキャラクターなど様々な魅力を兼ね備えた若手男性歌手”が多数出演する人気の番組ですが、そんな『演歌男子。』も今年で10周年!7月には10周年を記念したイベントも開催されました。

「演歌男子。10周年フェスティバル」ご出演の皆さん


今回は、そんな『演歌男子。』の立ち上げを行い、そして現在もプロデューサーとして活躍する、歌謡ポップスチャンネル・石田さんにこの10年を振り返ってのお話を伺いました。


10周年フェスティバルにかける思い


 
――先日は、『演歌男子。10周年フェスティバル』お疲れ様でした!
 
石田さん「ありがとうございます」
 
――演歌男子。ファンが多く集まるあったかくて大盛況なイベントでした。今回のイベントについて企画自体はいつ頃から始められたのですか?
 
石田さん「10周年のイベントをやるというのは結構前から決めていて、1年半前からふわっと(構想を)考え始めました」
 
――そうだったのですね。今回のイベントを企画するにあたって、こだわりはございましたか?
 
石田さん「今回は10周年ということで、”これまでの歴史”と”これからの未来”を感じていただくイベントにしたいと思って。長く出演していただいている歴代のメンバーとライブ初出演となるメンバーにも参加してもらいました。視覚的にも「ニュートロ」(ニュー+レトロ)を意識していたので、「新しさ」と「懐かしさ」を感じていただけるように、ネオンサインのようなものを取り入れたり、照明も今までよりも派手な演出にしたりしました」

――たしかに、ネオンな感じの装飾もあってすごく“映えて”いました!今回のセットリストはみなさんの持ち曲だけでなく、昭和や平成の名曲カバーもありました。
 
石田さん「そうですね、最近90年代などの曲も注目されているので、その辺りも取り入れてみました。でも、逆に若手の演歌男子。だと平成に流行った曲になじみがなくて。20代なので家族は聴いていたけれど…っていう世代だったり、演歌・歌謡曲を聴いて育っているのでJ-POPは歌い慣れていなかったりとか!」
 
――そうなんですね!なんだか意外です!お客さんにとっては懐かしく感じるセットリストでも、歌っている本人にとっては新しいってことなんですね!ライブのグッズもそれこそK-POPの若いアイドルの子たちのグッズみたいですごく可愛いです。


 石田「もともと、前職でノベルティの会社にいたのもあって、グッズを作るのは好きなんです」
 
――そうだったのですね!ぜひ入社前後のお話も聞かせてください。

演歌男子。立ち上げを振り返って


 ――もともとのご入社のタイミングとしては?
 
石田さん「演歌男子。が始まる少し前なので、12〜13年前だったと思います」
 
――ということは、ご入社してすぐ演歌男子。の企画をされたということなのですか。
 
石田さん「そうですね。入社して1〜2年経って、初めて番組を企画しました。歌謡ポップスチャンネルのプロモーションという立場にいて、そこでいろんな番組を宣伝していく中で、自分と同世代の演歌歌手の方もいるんだということを知って番組を企画しました」
 
――もともと演歌が好きというわけではなく、ご入社されてから知るようになって、そこから企画をされたのですね。
 
石田さん「同世代の方が演歌・歌謡曲を歌っているということをあまり知らなくて。でも、みなさん演歌・歌謡曲が好きでこの道を目指された方が多くて、真っ直ぐに歌が大好きな姿を見ていたら応援したくなってしまいまして」
 
――そうだったのですね。番組開始当初のことを覚えていらっしゃいますか?
 
石田さん「10年前、番組を始めた時は毎回3人でトークをしていくという内容だったんですが、当時はそこまで多く若手の男性歌手はいらっしゃらなくて。でも今は(若手の歌手の方が)当時の倍以上はいらっしゃると思いますので、番組の企画はとても悩みます…。1月に放送した10周年特番では総勢27名が出演するという新記録を樹立しましたが(笑)」
 
――それだけ若い歌手の方が増えたということなのですね。当時大変だったことはありましたか?
 
石田さん「若手の歌手だけでしかも私服でトークをするという番組は当時ほとんどなかったので、『大丈夫かな』ってスタッフさんも含め不安そうでしたね(笑) みなさん歌を歌うのが本業なので、プライベートな部分を見せる番組が少なかったからかびっくりされていて。今ではBSやCSにも演歌の番組が増えていますが、10年前はそこまで多くはなく、若手が出演できる機会があまりなかったので、そういった点でファンの方には喜んでもらえたと思います」
 
――演歌に詳しくなるために石田さんが行ったことはありましたか?
 
石田さん「もちろん、番組に出演していただく方の曲は歌詞や振り付けまで覚えますが……どちらかというと、私は曲からというより人から入っていて、実際に会ってみてキャラクターを知っていくうちにもっといろんな曲を聴いてみたいと思うパターンが多いです。演歌を聴いたことがない人にとっては(演歌が)少しとっつきにくいと感じることもあると思うので、まずは人柄を知ってもらって、この人たちの曲聴いてみたいなと思ってもらえるように、番組を作っています」
 
――たしかに、この前の10周年ライブでも「この人こんなにはっちゃけるんだ!」と驚いたり、新たな魅力に気づけました。石田さんは歌手の方とよくコミュニケーションはとられますか?
 
石田さん「プロデューサーっぽい指導などはしたことがなくて、番組やライブの中身についての深い話はあまりしたことないですね」
 
――そうなのですね。
 
石田さん「それも演歌男子。の裏テーマと言いますか。かっちり台本を決めてしまったりとか、MCが進行したりなどはなるべくやらずに、あらかたの台本があって、あとは自由にやってほしいと思っているので、あまり口出しすることはなくひたすら見守っています。10周年特番もそうだったのですが、(収録)当日まで台本を明かさないパターンも結構やっていたりします。台本がほぼ黒で塗りつぶされているんです(笑)」
 
――すごい!収録が始まってみてびっくりされそうですね(笑)
 
石田さん「はい(笑)もちろん仕事ではありますが、出演していたただいている歌手のみなさまにも楽しんでもらいたいと思っています」
 

11年目の演歌男子。へ

 
――石田さんにとって、演歌男子。とは?
 
石田さん「『学校』ですね。番組やライブはそこまで多くやっているわけではないのですが、会ったらワイワイ話して、真面目にふざけて(笑)芸歴も年齢も関係なく、和気藹々としていています」
 
――楽屋でもみなさん楽しそうです。
 
石田さん「楽屋は男子校ですね(笑)『もうリハ始まるよ!』って言っても、みんなワイワイ喋っていたりするから『早く行くよ!!』って(笑)」
 
――先生ですね(笑)
 
石田さん「先日のライブでは客席を回って歌う曲が1曲あったのですが、本番前に楽屋に行ってみたらみんな(会場で配っていた)うちわを持っていて、『なんでうちわ持ってるの?』って聞いたら『いや…』って。『ちょっと見せて!』って言って見たら裏に歌詞が貼ってあって!」
 
――客席を回る時用のカンペですかね(笑)
 
石田さん「見渡したらみんなうちわ持ってて『あんたたち!』って(笑) びっくりしちゃってもう。どうしてみんなステージでうちわ持ってるんだろうって思いました」
 
――情景が想像できて微笑ましいです(笑) 石田さんの先生感も相まって、本当に“学校”という言葉がしっくりきます。
それでは最後に、演歌男子。を好きな方や、放送を楽しみにしている方にメッセージをお願いできますでしょうか。
 
石田さん「遠方で来ることができなかった方も、全国にたくさんいらっしゃるかと思います。1曲1曲に演歌男子。たちの挑戦とたくさんの想いが詰まっています。演歌男子。たちのいろんな表情を、テレビの前で、最前列で楽しんでいただきたいなと思います!」
 
――ありがとうございます。ちなみに、石田さんが演歌男子。の企画で今後やってみたいことはありますか?
 
石田さん「“演歌男子。がプロデュースする演歌男子。”を見てみたいですね。歌手のみなさんが、演歌男子。をこうしていきたいとか、こういうのに挑戦したいとかを考えてもらった企画です。この10年はいろんな企画に挑戦してもらいました。『仮装演歌男子。』という企画で仮装してもらったり、『大運動会』やリング上で闘ってもらったりと…。今度は自分たちで自分たちをプロデュースする番組を見てみたいですね!」
 
――すごく楽しみです!ちなみに誰が先導してくれそうですかね?
 
石田さん「誰かなぁ…!東京力車さんかな!」

お話聞かせていただきありがとうございました!

演歌男子。10周年フェスティバル 放送情報

「演歌男子。」10周年を記念して開催されたライブの模様をテレビ初独占放送! 『LOVE』をテーマにバンド演奏でお届けする熱狂のステージ。
最新曲はもちろん、ここでしか観られないコラボによる“キュンソング”は必見です!

放送日時:9/28(土)16:00~18:00
放送チャンネル:歌謡ポップスチャンネル


<出演> はやぶさ/パク・ジュニョン/徳永ゆうき/真田ナオキ/二見颯一/新浜レオン/東京力車/青山新/原田波人 (2024年7月31日開催/東京・ティアラこうとう 大ホール)

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