HSPは人間関係に『断ること』をプラスすると生きやすくなると思う
人は「関係性に縛られた生き物」である。
「エッセンシャル思考」の作者 グレッグ・マキューン
今回はこの「エッセンシャル思考」の本の中にあった、
「上手な断り方について」
これを心配性わくわくなりに、「3つのポイント」にまとめたのでご紹介させていただきます。
※今回は少し長めの記事になっていますので、お時間あるときにお読みいただけたら嬉しいです。
何でひとは、「頼みごと」を断れない(断りづらい)のでしょうか?
だって断ってしまったらあいてに嫌われてしまうし、嫌われたら「自分の居場所」がなくなってしまう…
そんな不安な気持ちになることよくありますよね。
しかしそれもそのはず、実は元々人間には「協力することで生き抜いてきた」というような、「生物としての歴史」があるからです。
人は関係性に縛られた生き物である。
数千年前の狩猟採集時代には「仲間との繋がり」が生死を分ける鍵だった。
周囲の期待に応えなければ「生き延びること」ができなかったのだ。
同調の必要性が弱まった現代でも、
「仲間に嫌われたくない」
という気持ちは私たちの心の奥底に強く根付いている。
この一文は冒頭の「エッセンシャル思考」という書籍の続きです。
人間という生き物は昔から、農業や狩猟など「村のみんなで協力して作業する」ということが生活する上で必要不可欠でした。
なので「協力して生きることが、DNAの中の【遺伝子】に組み込まれている」という考えもあるようです。
しかしそんな「数千年も前から続く働き方、付き合い方」を、現代を生きる私たちはこれからもしていて本当に良いのでしょうか…?
それでは「上手な断り方)」について、心配性わくわくなりに「3つのポイント」をお伝えしていきます。
※『わふわふ』と『ふわん』が登場する記事はこちらからどうぞ↓↓
【断りたい】期待に応えられなくても大丈夫!上手に断るための【3つのポイント】
①「判断」を「関係性」から切り離す
誰かに何かを頼まれた時、私たちはそれを「関係性の問題」だと思ってしまう。
頼みを断ることが相手を拒絶することだと感じてしまうので、この二つを分けて考えなくてはならない。
関係性から切り離して考えた時、判断はより明確になり、それを伝える勇気と思いやりを生まれてくる。
お願いごともあくまで「内容」をしっかり見定めて、「断る」か「引き受けるか」の判断をする必要があるということ。
もちろん職場の上司や苦手なひとなど、断りづらい「関係性」はもちろんありますよね。
しかし、頼みごとの「内容」があまりにもひどかったり、押し付けられそうな場合には、しっかりと「断る勇気」を持つことも大事です。
なぜならひとには個人差はありますが、
苦労をひとに押しつけて、自分は「ラクをして怠けたい」という欲望があるからです。
なので内容も気にせずに引き受けてしまうと、気がつけば「何でもやってくれる都合の良いひと」になってしまうことがよくあります。
しかし心配性わくわくの経験談ですが、だれがやってもいいような「雑務」を1度断ることができれば、確実に「次」が断りやすくなります。
そしてだんだんと頼まれごと自体が少なくなり、結果として『自分の時間を増やすこと』ができるようになりました。
もちろん最初は怖かったし、嫌われるか不安に思っていたの言うまでもありません。
が、「上手にあいてのお願い事を断る」という技術は、これからの厳しい世の中を生きるためには必要だと痛感しました。
②「直接的でない表現」を使う
ノーという言葉を使わなくても、ノーと言うことは可能だ。
時には直接的な表現を避けて、「やんわりと断ること」も必要になる。
直接的な言葉はあいてに「伝わりやすい」ですよね。
しかしその反面、あいてを傷つけたり嫌な気分にさせる可能性も十分にあります。
なので断る場合はあいてのことを考えて、その場の状況に合わせた「気遣いをする」というのは、最低限忘れないようにしましょう。
というのも、あいてのことを気遣ったうえで断ることができれば、あいてに嫌われることなく自分の時間を増やすことができて、「一石二鳥」だからです。
もちろんいくら上手に断ったつもりでも、あいてからはよく思われないこともあります。
でも面白いことに、あいては何度か断られ続けると、「次の頼みやすそうなひと」にターゲットを変えて、段々と近づいてこなくなるんです。
自分だけが楽をしようとする厄介なひとと関わりが少なくなるのは、正直かなりのメリットじゃないかなーとも思います笑
③「トレードオフ」に目を向ける
ここで「YES」と言ったら自分は何を失うのだろうか。
そのトレードオフに目を向ければ中途半端なことは言えなくなる。
どんな判断をするときも「機会コスト」を忘れてはならない。
「トレードオフ」という言葉には、「一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという状態・関係のことである」という意味があります。
つまり「何かを引き受ける」ということは、自分自身が「他の何かをする時間がなくなってしまう」ということですね。
あまりにも「自分のことだけ」を考えて断り続けてしまうのは、結果的に孤立してしまったり、自分自身を苦しめてしまうことも多々あります。
なのでバランスは取ることがもちろん難しいですが、
・自分が「できること」はしっかりとこなす。
・自分で「抱えきれない」という場合はしっかり断る。
というような「ルール」、そして引き受けるか引き受けないかを判断する「ライン」を、自分自身の中に決めることがオススメです。
そしてもし余裕のあるときは、
『お願い事を率先して引き受ける』
『まわりの手助けとなる行動をする』
というのも心掛けたいところです。
なんでかというと、人間は自分から何かを手伝ったり、助けたりすることで、自分自身も「幸福感」を感じるという心理的効果があるからです。
【まとめ】「 断るポイント」を押さえながら上手に断れるようになろう!
・引き受けるか断るどうかは、「関係性」ではなく「内容」で決める。
・断るときはあいてのことをしっかり気遣いながら断る。
・余裕がないときは断り、余裕があるときは積極的に手伝うという『自分のルール』を決めておく
以上が心配性わくわくが「エッセンシャル思考」という書籍を読んで学んだまとめです。
もちろん最初のうちは「断る」ということは、非常にハードルが高いことです…。
しかし、本書にはこんなことも書かれていました。
曖昧なイエスはただの迷惑。
曖昧なまま引き伸ばされるよりもはっきり断れる方がずっといい。
曖昧にしておいて結局断るくらいなら、その場ですぐに断る方がいい。
相手へのダメージもずっと少なくて済む。
…たしかに。笑
私たちが生活している、この生きづらい世の中には、
・「距離を詰め過ぎてくるひと」
・「他人に押し付けてばかりのひと」
・「自分がラクしたいだけのひと」
というひともたくさんいます。
嫌な気分のまま引き受けてしまうと、自分もストレスを抱えるし、結果的にあいてに迷惑をかけてしまうこともあります。
しかし自分の気持ちを押さえ込まず、あいてに素直に伝えることができれば、「自分の時間」も確保することができる。
そうすることで、結果的にあいてと「ちょうど良い距離感」を保つことができます。
『まわりの「期待」に応え続けようとする』
それだけではなく、
自分の素直な気持ちを「あいてに上手に伝えてみる」という考え方を取り入れることみてはいかがでしょうか?(*゚ー^)
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