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「ゼロ秒思考」を読んで

「ゼロ秒思考」読了いたしました。以前から気になっていた本で、通販ではなく、街中にある本屋さんで購入。ブックカバーとしおりをつけていただき、ご機嫌で持ち歩きながら秋の読書中。

八重洲部ブックセンターのブックカバー。おシャンティで大好き

このメソッド、随分普及していてあちこちのサイトでやり方含め見かけます。ただ、なぜこの方法がよいのか、メモの書き方としても、どんな効果があるのか、どのように管理して、どのように役立てるのかの応用、どんなグッズ(道具)が使いやすいかまでを解説していて、まさに「ゼロ秒思考大全」コンテンツでした。

ひとつのタイトルについて1分間で箇条書きで書いていく。これだけなんです。それを1日10枚。毎日継続していきます。簡単に見えて難しい。初日ですら5個しか書けませんでした。

みんな、どうして1日10枚も書けるの? と謎は深まるばかり。

要するに言語化の訓練なのですね。頭に浮かんでいるもやもやや、アイデアを目の前の紙に書き出す(本の中では「吐き出す」という表現も使われています)ことで、頭の中を整理できて、公私とも自然体でいられるのでストレスがない。

即断即決ができるようになり、生産性も上がる。コミュニケーション力も上がり、組織内でもうまくやっていけるようになる。いいことずくめのメモメソッドと言われています。

この本の親切なところは、タイトルの例をたくさんあげてくださっているところ。自分で考えなくてもとりあえず、この本に書いてあるタイトルで書いてみよう、という実践的な側面もあります。

さらにメモを掘り下げて書いていく、さらにそのメモをフォルダ分けし、管理していきます。

これ、PDCA永久機関的にめっちゃ回すことにならない? と思ったところで、書いてありました。

PDCA(プラン、ドゥー、チェック、アクション)を素早く回す形だ

「ゼロ秒思考」より

これやってみよう、だめならあれ、それもだめならあれ。みたいな感じでどんどん進んでいくためのツールとして有効。トライ&エラー&エラーを繰り返す私に向いています。アクティブラーニングの手段としていいなあと。

なぜこの本を読もうと思ったか。それは仕事をしている中で、嫌なこと、理不尽なことがあったらぱっと忘れて次に切り替えよう、という方針でやってきたものの、ここ数年気休め的な乗り切り方では通用しない局面に来ています。

自分の力が激しく劣化しているわけではなく、社会情勢の変化、業界の変化という環境要因もあります。もうスキルアップを目指すステージにはいません。昇進、昇給とは無縁ですが、定年のない自分自身がもう少し成長しなければならないと痛感するようになりました。

もうひとつ、仕事に時間と頭と手間を使いすぎている現状を何とかしたいと思いました。仕事ばかりではなく私生活も充実させたい。それには同じ仕事を今よりも短い時間と手間と頭脳の労力でこなせたらいいなと。加齢による活力低下を、自分の取り組みと工夫で乗り切る必要を感じています。

メモ書き実践を始めてみたここ数日での変化として、
・凹むことがあってもうじうじするよりも分析して次に活かす意識づけにな 
 れている。
・仕事でばたばたしていても、なるべく食事を作ろうと心がけられる
・日々も雑務に追われながらも、やりたいことの方向性と優先順位と段取り 
 を同時進行に考える時間が取れるようになった。
・夜の眠りが深くなった(ような気がする)。

等があります。3日坊主にならず、頑張って継続させていきたいです。

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はるかぜるりい
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