見出し画像

12 道端でドストエフスキー

こんばんは。green green 🌿です。

note を読んでいて、
本のことを話せる友達っていますか?
という文を読み、そう言えば、全然会わなくなったある人のことが気になり始めました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

その人は、娘が小学校だった頃の同級生のお母さん。
PTA で一緒の役員をしたことから、話すようになった。
その後、スーパーでばったり、道でばったり会うことが多く、一緒にウォーキングをする約束をして、
いざ当日。
ウォーキングのルートはおまかせしてついていくと、住宅地のなかや山のなか、近くなのに面白いルートを楽しんだ。
新しい住宅地でも、自然を残した小道があったり
して、その一帯を設計された方の愛を感じた…
どんな人なのかな?

帰り際、お気に入りの本の話になり、
私は読書家とは到底呼べるほどではない、
何ヵ月かに一冊程度読むような人間で
(今はもう少し読むようになりました!お陰さまで)そんなに話せる本も少ない。
それでも、おもしろがって聞いてくださって。

紹介した作家の本を読んだという報告を、
その後これまたばったり道で出会ったときにしてくれた。

また話したい!
新しい本を紹介して欲しい!し、
紹介したい!と強く思っていたせいか、会うんですよ。これが…(笑)

そんな感じで、ばったり道であったら読んだ本を報告し合うという奇妙な?関係がしばらく続いた。

教えてもらった本のなかでも、これはおすすめしたいという本がこちら!

こんな本、あっていいのか?という内容の本。
読んだことないドストエフスキーの『罪と罰』について、作家の三浦しをんさんを含む4人が集まって、想像やちょっとした知識からで
あーだこーだ話しているというもので、

読むと…
タイトルとは反対にあなたもきっと『罪と罰』を読みたくなります!って本なのだ。


この本、ついつい笑っちゃうところも多いので、
電車で読む時は要注意(笑)
そして、普通本はあまり読まないかなぁという人を普段なら絶対に手に取らない
壮大過ぎる『罪と罰』を読破させるに至る、と思う。
この本を読まずには死ねないよ!とすら言うようになる、と思う。

彼女が、
私の読書の幅を広げてくれた大切な人といっても過言ではない。図書館に行く私に変わり、
KindleやAudibleを次々と読み、
読書アプリに投稿を楽しむまでに変わった。

また、彼女にばったり会いたいなぁ。
そして、オススメの本を教えてほしい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

なんとなくよく会う人、
知っている人ではないが、何故かよく会う。
そして、何度も会うのは
実は、
その人は、何か私にメッセージを伝えるために
私の人生に現れているんじゃないか?とすら思わせる人が、今、いる。

朝、通勤の途中、
マンションの入り口の植え込みの四角く刈り込まれた生け垣の手入れを
毎朝されている女性。時間も決まっているみたい。
毎日同じ時間に会うのだ。

マンションのお掃除の方かな?とも思うが、
生け垣のちょっと延びた部分をカットしている。
毎日されてるから、ピシッと平らに整っている。
でも、草は取らない。
だから、なんだか不思議なのだ。
お掃除の人にしても、この作業、
毎日する必要、あります???

この生け垣が整ってないと耐えられなくて、やらずにはいられないんです!って人なのか?
服装も、作業着ではないし、
今日なんて、結構な雨のなかいつもの作業をやっている。

ちょっと、話しかけてみたい衝動にかられるが、
変かなぁ?
妄想が日々膨らむな~。

何故、この人が私にメッセージを送っているように思うかというと…

私は街路樹の健康回復するために何か出来ることは?と日々思っているが、
私のような1市民がどうしたら良いのかが見当もつかないでいる。

そして、街路樹が生活する私たちにも感謝されるような存在となり、お互いが大切に思い合う、
そんな共存の姿を日々思っているからだ。

毎日、道路に面した生け垣の手入れをされる彼女の姿を見るたびに、あぁ、私は何ができるのか…と思うのだ。

たから、私は太い木がたくさん生えている森のような公園で、
頭の中のイメージで木々に相談するように話しかけている。
こうこう、こんな姿を描いているんです、って。
もちろん、声は出さずに、心の中だけど…。
で、ぼんやりと木々を見てボーッと過ごしている。

今日は雨が降った後で、木々は潤ってとても綺麗だった。
風も強かったので、枝が揺れ、葉が重なりあう音がする中、
なんだか人間も植物も同じ生き物、という一体感を感じてベンチでしばらく過ごした。

note を始めて、過去のこと、今のことを織り混ぜて書くうちに、
私の街路樹への思いって、意識していない
結構前からじわりじわりと沸き上がっていたようなのだ。
その事に先日気づいて、本当に驚いた。
その話は、また、いつかの機会に!

本日も最後までお読み頂きまして、ありがとうございました!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?