見出し画像

ラーメンズデザイン論:名は体を表す

デザイナーの坪田です。このnoteはラーメンズをデザイン的に分析・解説し、同時にデザインを学ぼうという取り組みです。今回はラーメンズの舞台『TOWER』のコント「名は体を表す」についてです。


名は体を表すとは

「名は体を表す」は、2009年のラーメンズ第17回公演『TOWER』の7本のコントの中の2本目として登場するコントです。まず「名は体を表す」自体はどういう意味なのか見てみましょう。

な【名】
①他のものと区別するための、人・事・物に対する呼び方。名前。名称。「山のー」②姓名。「私のーは田中一郎です」③(姓に対して)個人を区別して呼ぶ名前。「姓は小川、一は正夫」④世間に知られている評判。名声。また、うわさ。「ーのある人」⑤面目。名分。「武士のーが立たない」⑥(実質を伴わない)名目。「ーばかりの会長」⑦言いぐさ。口実。「民主主義のーのもとに自分勝手なことをする」⑧名義。「兄のーで金を借りる」
(略)
ーは体を表す 名はそのままそのものの実体をよく表す。

旺文社「国語辞典 第十一版」より

と出てきます。「実体(そのもの/本当の姿/ありのままの姿)が名前に表れている」という意味の慣用句です。類語としては、「名詮自性(みょうせんじしょう)」や「名実一体」、「看板に偽りなし」という言葉があるようです。

慣用句としては理解できたと思います。では、具体的に「名は体を表す」というのはどういうことなのでしょうか。今回は意味ではなく「音の響き」に注目したいと思います。

音象徴

音象徴とは言葉の音そのものが感覚や意味を象徴する現象です。人は音に対して印象を持っており、音の響きが強さ、柔らかさ、大きさ、速さなどの印象を引き起こすことがあります。例えば
・濁点のつけれるもの=阻害音(子音がk、s、t、p、hなど)
・濁点のつけれないもの=共鳴音(子音がm、n、y、rなど)
という分類ができるのですが、阻害音にはツンツンしたような印象を、共鳴音には丸っこい印象を受けます。
パ行やマ行に代表される「両唇音」は「かわいい」イメージと結びついている濁音は「大きい」「重い」「強い」といったイメージを与えると考えられています。

『名は体を表す』のコントの中にこんな台詞があります。

小林:空ってさ、空って感じするじゃん。地面ってさ、地面って感じするじゃん。壁ってさ、すごく壁って感じすると思うんだよね。意味っていうより音のイメージが似合ってるって言うか。道路とか、英語でもロードって言うしな。棒は?

片桐:バー

小林:な。語感から言葉が生まれたとすれば、あながち偶然でもない。

ラーメンズ第17回公演「TOWER」、『名は体を表す』より

このような心理現象を証明した実験・現象があります。それはブーバ/キキ効果です。

1、ブーバ/キキ効果

ブーバ/キキ効果(Bouba/kiki effect)とは心理学で、言語音と図形の視覚的印象との連想について一般的に見られる関係をいいます。
それぞれ丸い曲線とギザギザの直線とからなる2つの図形を被験者に見せ、どちらか一方の名がブーバで、もう一方の名がキキであるといい、どちらがどの名だと思うかを聞きます。すると、98%ほどの大多数の人は「曲線図形がブーバで、ギザギザ図形がキキだ」と答えます。しかもこの結果は被験者の母語にはほとんど関係がなく、また大人と幼児でもほとんど変わらないとされます。

ブーバ/キキ効果のテストに使われる図形の例

分かりやすく言い換えると「どっちがブーバで、どっちがキキですか?」と尋ねると98%の人が「右がブーバで左がキキ」と答えるという心理です。他にもタケテ/マルマ効果と呼ばれることがあります。

タケテ/マルマ効果(The takete–maluma effect)は、心理学者ヴォルフガング・ケーラー(Wolfgang Köhler)が1929年に行った研究です。2つの図形に「タケテ(takete)」か「マルマ(maluma)」どちらかの名前を付けてくださいというと、大多数の人は「ギザギザ図形がタケテで、曲線図形がマルマだ」と名付けるもので、ブーバ/キキ効果と同じです。

コント内では「マシュマロとせんべい」、「シフォンケーキとガトーショコラ」に関しても言及されています。

マシュマロとせんべいが並んでて、マシュマロとせんべいのことを知らない人に見せて、「どっちがマシュマロで、どっちがせんべいでしょうか」って聞いたらどうだ。

ふわっふわでコロコロの白いやつと、バリバリで平べったい茶色いやつとでは、明らかに前者がマシュマロで、後者がせんべいなわけさ。

ラーメンズ第17回公演「TOWER」、『名は体を表す』より

シフォンケーキ、ガトーショコラ。ね。片やふんわりしてて、片や身が詰まっていますってのが分かりそうだろ。

ラーメンズ第17回公演「TOWER」、『名は体を表す』より

他にも「シュークリームとサーターアンダギー」の例が挙げられています。

2、濁音=悪そう

濁音に関して『濁音減価』という現象があります。濁音減価とは、日本語において元々清音であった音に濁点をつけて濁音化することで、そのものの価値を下げる・悪く言う、という現象です。簡単に言うと「濁音のついていないモノに濁音をつけるとマイナスイメージが付く」というものです。
例えば「しとしと」が「じとじと」になった途端ネガティブなイメージを持ったり、「蟹のカラ」が「蟹のガラ」になると食べ終わった後の捨てるものになったりするようなものです。

つまり、濁音がつく単語は濁音がつかない単語と比べるとネガティブなイメージを持ちやすいのです。他にも「ギドラ」「バルタン星人」「ディオ・ブランドー」などは強そうで悪そうな印象を受けますね。

その影響か、西日本では濁音の付かない名字が好まれます。例えば「山﨑」という名字の読み方は、関東では「やまざき」が多いのに対して、関西では「やまさき」が多いです。これは関西では“濁る”ことに良くないイメージがあり、“澄む”方がキレイだという意識があったと考えられています。「中田=なかた」、「高田=たかた」のように、この読み方の傾向は他の名字にもみられます。つまり濁音の名称をネガティブに感じる人が多くいるということです。

では、次にラーメンズ第11回公演『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』の「プーチンとマーチン2」のやり取りを見てみましょう。

小林「問題。甘くてかわいいくせに、悪の組織みたい名前なのは?」
片桐「ゴディバ!」
小林「こーえー!」
片桐「こーえー!」
小林「問題!ビームじゃなくて、水しか出せないくせに、スーパーヒーローみたいな名前なのは?」
片桐「スプリンクラー!」
小林「かーっこいいー!」
片桐「かーっこいいー!」
小林「グランド整備戦隊!」
2人「スプリンクラー!」
片桐「出たな!悪の提督ゴディバ男爵!」
小林「くらえ!お水!」

ラーメンズ第11回公演『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』、「プーチンとマーチン2」より

ラーメンズ第13回公演『CLASSIC』の「受験」というコントにも以下ようなやり取りがあります。

小林「なんで亜細亜大学がいいの?」
片桐「名前!」
小林「名前?」
片桐「だってさ、ザ・亜細亜大学だよ。ザージア大学だよ。ザージアっていうとさ、なんか悪の組織みたいで格好良くない?出たなザージア軍団!みたいなさ」
小林「うん。でも残念ながらそれを言うなら“ジ・アジア大学”だな」
片桐「ええ!そうなの?! ジ・アジア……ジアジア?なんだよ、お米をもっと煮詰めたヤツみてぇだ。急に弱そうだよぉ」
小林「強そうな名前がいいんだ。」
片桐「そう」
小林「だったら亜細亜大学じゃねえだろ。」
片桐「どこ?」
小林「大東文化大学!」
片桐「強そー!!改造電化製品みたいだ!」

ラーメンズ第13回公演『CLASSIC』、「受験」より

ア」も「イトウンカク」も濁点が多い名称ですね。「悪の組織」と言ってしまっているように、ゴディバと同じく強い敵のような名前という印象です。「ジアジア」になると同じ音の繰り返しになるので、「グツグツ」のように擬音語っぽさが出てしまって、お米をもっと煮詰めたヤツにたいに感じるのかもしれません。ゆる言語学ラジオの『「ビーフストロガノフ」を悪役っぽく感じる理由は?』で濁音減価について取り上げられています。

3、濁音=強そう

濁音に対して、ネガティブなものでは悪そうなイメージがある一方で、ポジティブなものでは厳かさや重厚感、高級感があると思います。先に上げたゴディバの名称の由来は伯爵夫人レディ・ゴディバなので意図したものではありませんが、高級感の演出という効果を発揮していると思います。これが「コティパ」だったとすれば悪の提督や重厚感ではなく小動物のようなイメージが浮かんだのではないでしょうか。ブランドだとしたら軽さや清潔感があると思います。

濁音は音の性質として低く重い響きを持つため、濁音の含まれた名前は力強さや威圧感、重量感といったイメージを喚起しやすいとされています。例えば、名前の中に「ゴジラ」のような濁音が含まれていると、無意識に強さや迫力を感じやすくなります。

これに関して、言語学のYouTubeチャンネル「ことラボ」の動画『「ゴルゴンゾーラ」はなぜ「強そう」に聞こえるのか?』で語られています。

「こ」と「ご」のスペクトログラムを見てみましょう。それぞれの子音の部分は“ここ“です。「ご」には下の方にも線が入っていますね。これは声帯が震えて出た音の成分を表しており、音響音声学では「ボイスバー」とも呼ばれたりします。ここで大事なのはボイスバーは破裂音の成分に比べて低い場所にあるということ。つまり、濁音は「そうではない子音」が持たない「音が低い成分」を持つのです。
この低い音が、強いという印象につながります。一般に低い音には大きい音源を連想させます。例えば、小太鼓より大太鼓の方が音が低い。そして「ちゅー」という高い鳴き声を出すネズミより、「がるるる」と低く唸るライオンの方が体が大きい。大きいものは往々にして強い者ですから、濁音=大きい=強いとイメージが繋がっていっても不思議ではないでしょう。これがゴルゴンゾーラが濁音のせいで強そうに聞こえる理由で、考えられるもののひとつです。

ことラボ『「ゴルゴンゾーラ」はなぜ「強そう」に聞こえるのか?』より

カードゲーム「遊戯王」には『ゴギガ・ガガギゴ』というモンスターが存在します。星8つ、攻撃力2950を持つ上級モンスター。なんだか強そうで悪そう。そして名前には濁音がいっぱい。

ことラボ『「ゴルゴンゾーラ」はなぜ「強そう」に聞こえるのか?』より

もう一つ濁音に関する名称を紹介します。ブランドの「BALMUDA(バルミューダ)」をご存知でしょうか。「The Toaster」や「Green Fan」が大ヒットしている人気ブランドなのですが、この「バルミューダ」という名前には特に意味がないようです。

寺尾は社名を決めるとき、まず声に出したときの力強さを意図し、冒頭に破裂音を持ってくることを考え付きました。その上で太古の昔と未来をつなぐプリミティブなイメージや、ラテン語の響きなどから着想を得て、最終的にBALMUDAバルミューダという造語を考案します。

バルミューダ公式noteより

この濁音・破裂音による重厚感は良い意味で引っかかりますね。「バレンシアガ」や「バロナーク」のように「バ」の次にラ行が来ると重厚感と高級感を感じます。

4、子音の印象

濁音に限らず子音の印象についての考察をしておられる方がいたので紹介します。

金田一春彦氏は自身の研究に基づいて日本語の語感に関して以下のように述べている。「カ行音は、乾いた堅い感じ、サ行音は快い、時に湿った感じ、タ行音は強く、男性的な感じ、ナ行音はねばる感じ、ハ行音は軽く、抵抗感のない感じ、マ行音はまるく、女性的な感じ、ヤ行音やわらかく、弱い感じ、ワ行音はもろく、こわれやすい感じ」だとしている。また、「子音では、g,z,d,bのような濁音は、鈍いもの、重いもの、汚いものを表し、一方、清音は、鋭いもの、軽いもの、小さいもの、美しいものを表す。(略)hとpとは、ともにbに対立するが、hは、より文章語的で品がいい感じがあるのに対し、pは俗語的で品が落ちる。(略)一般の子音では、ktは堅いことを表し、sは摩擦感のあることを、rは粘って滑らかなこと、hpは抵抗感のないことを、mはやわらかいことを表す、Rは流動を表す」としている。

越川靖子. “ブランド・ネームにおける語感の影響に関する一考察-音象徴に弄ばれる私達”.
2010-03-08. https://meiji.repo.nii.ac.jp/records/9772

まとめるとこんな感じです。
カ行(k):
乾いた堅い感じ
サ行(s):快い、時に湿った感じ、摩擦感のある
タ行(t):強く男性的な感じ
ナ行(n):ねばる感じ
ハ行(h):軽く、抵抗感のない感じ、バ(b)より文章語的で品がいい感じ
マ行(m):まるく、女性的な感じ、やわらかい
ヤ行(y):やわらかく、弱い感じ
ラ行(r):粘って滑らかなこと、流動
ワ行(w):もろく、こわれやすい感じ
ガ行/ザ行/ダ行/バ行(g/z/d/b):鈍いもの、重いもの、汚いもの
パ行(p):バ(b)と比べて俗語的で品が落ちる

しっくりこないものもなくはないですが、納得できるものも多いですね。

5、名称の長さ

名称の長さが格式や歴史的背景を象徴することがあります。音の長さやリズムが意味や印象に影響を与えます。たとえば、長い音は「重い」「ゆっくり」といった印象を、短い音は「軽い」「速い」といった印象を与えることがあります。このように、音の長さやリズムが言語や表現に象徴的な意味をもたらすことを示しています。

「3、濁音=強そう」でも取り上げた「ことラボ」の動画『「ゴルゴンゾーラ」はなぜ「強そう」に聞こえるのか?』に出てきたカードゲーム「遊戯王」のモンスター「ゴギガ・ガガギゴ」の説明の続きに、このような内容があります。

実はこのモンスターは変身を重ねており、強くなるほど名前も長くなっています。最初以外ね。
強ければ強いほど名前が長い・濁音が多い。これは果たして一般に成り立つ傾向なのでしょうか。この問いに関しては川原繁人教授の研究がよく知られています。川原氏の研究結果によればポケモンやドラクエの魔法の名前について、名前の長さや濁音の数と強さの間に正の相関が確認されるそうです。

ことラボ『「ゴルゴンゾーラ」はなぜ「強そう」に聞こえるのか?』より

パッと思いつくドラクエの呪文「ザキ→ザラキ→ザラキーマ」や「 メラ→メラミ→メラゾーマ→メラガイアー」のように、確かに強くなるものほど長くなりがちというのを感じます。ポケモンでも「ポッポ→ピジョン→ピジョット」や「アーボ→アーボック」、「サンド→サンドパン」のように長くなるものが多いです。特に進化が1回のポケモンの場合は長くなる割合が上がっているように感じます。

人の名前でも「カズ」「トム」などの短い名前は、シンプルで親しみやすく、覚えやすい印象を与えます。その短さが軽快さや親しみを象徴します。その反面、「アレクサンダー」「エレオノーラ」、のような長い名前は、威厳や優雅さ、伝統的なイメージを持たれることが多いです。「アレク」や「レオニー」のように短くすると威厳や伝統的な感じが少し減ったように感じます。

また漢字の持つ印象による差はあるものの、日本でも名字が漢字1〜3文字が多い中、「勅使川原」「大豆生田」のように4文字になると少なからず威厳・優雅さ・伝統が増したように思います。

まとめ

ここで、ラーメンズ第17回公演『TOWER』の「名は体を表す」のストーリーに登場する名称を見てみましょう。

「名は体を表すの」に登場する名称

味方の勢力
・クリムゾンメサイア:女盗賊。
・セバルコス:クリムゾンメサイアのマスター。小野茂(印刷会社勤務)
・カマンチョメンガー:クリムゾンメサイアの愛車。バイクみたいな乗り物だけどタイヤはない。たぶん赤い。
・シャイリングザンパー:クリムゾンメサイアの武器。重さが10kgある。
・バーモンター スカンジナビアン・スプリッティングアックス:クリムゾンメサイアの武器。(※プロ仕様の薪割り用の斧)
・テトラコントラコロライン:戦士の血族。(※熱帯魚用の中和剤)

敵の勢力
・グレナダベガール:宇宙マフィアのボス。超能力で空中に浮く椅子に乗っている。
・聖堂の魔神:古からのヤツだから名前はない。シャイリングザンパーが効かないので倒すにはひっくり返すしかない。
・アセット・バックト・セキュリティ:ロボット兵。大軍。(※企業から分離した資産を裏付けに発行される証券)

その他
・コルリカ:通貨単位

「名は体を表すの」の名称の分析

宇宙マフィアのボス「グレナダべガール」は「ガ行/ダ行/バ行/ナ行/ラ行(g/d/b/n/r):鈍いもの、重いもの、汚いもの、ねばる感じ、粘って滑らか、流動」だけで構成されています。濁点の付いているものが多いので悪役の印象は強いですし、「紫色の長いベロでベローン」というセリフでも汚くて粘っこい感じが伝わってきますね。
「名は体を表す」においては面白さの観点も踏まえて長い名称が用いられていますが、濁音+名称の長さを踏まえると、「ヴォルデモート」や「ガノンドロフ」のような濁音を含んだ長い名称が「グレナダべガール」の悪役らしさを出していると言えるでしょう。

逆に長いにも関わらず一切濁点の入っていない「テトラコントラコロライン」は悪そうな感じが一切ありませんね。ただ、コンやコロといった擬音のような音が入っているため、軽さを感じる名称だなという印象を受けなくはないです。元の名称が熱帯魚用の中和剤なので、そちらにはピッタリですね。顆粒のような音の響きですが……溶けやすさを考えると粉状ですか?

クリムゾンメサイアの武器である「シャイリングザンパー」は、アルミやステンレスのような板金素材を切断する機械「シャーリング(マシン)」から取ってるような気もしますし、ザンパーは「斬」から音を持ってきているのでは?と推測しています。
ただ、音としては「サ行/ラ行/ガ行/ザ行/パ行(s/r/g/z/p)」なので、印象としては「快い、時に湿った感じ、摩擦感のある、粘って滑らか、流動、鈍いもの、重いもの、汚いもの、バ(b)と比べて俗語的で品が落ちる」になります。なので、シャイリングザンパー = 素早く飛んでいくが、切れ味はそれほど良くなく叩き切るようなイメージで、非常に重く(10kgあると説明されている)無骨な飛び道具だという印象を受けます。

小林賢太郎さんの言葉の捉え方に対して、小林賢太郎テレビ3でこのようなナレーションが入ります。

小林さんは一つの言葉を目にした時、一度の3つの情報を読み取ります。「意味・語感・文字の形」。日本語を新鮮に捉えるその感性は外国の人が日本語を見る感覚に近いかもしれない、と小林さんは言います。

『小林賢太郎テレビ3』より

小林賢太郎さんがどこまで意識しているか分かりませんが、このコントでは「語感」に対する感覚が強く出ているように感じますね。

いかがでしたか。ラーメンズの舞台は深いですね。「名は体を表す」を含んだラーメンズ第17回公演『TOWER』は、ラーメンズ単独公演ラストの舞台作品です。他にも名作がたくさんラーメンズ公式のYouTubeにアップされていますので、観てみてください。本編の「ラーメンズデザイン論」「クリエイターのためのラーメンズ名言集」も見てみてくださいね。ではー。

SPOT DESIGN 坪田将知

●web:https://spotdesign.jp/
●blog:https://spotdesign.jp/blog/
●X:spot_tsubota
●Instagram:spotdesign_tsubota/

いいなと思ったら応援しよう!

つぼた
最後まで読んでいただきありがとうございます。コメントもすべて読ませていただいています……!