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【理科教育・DIY】昆虫学研究室直伝!すぐできる100均タッパー飼育容器
100均にも虫カゴはありますが、
意外とちょうどいいサイズがない…
隙間も大きくコバエがわく…
割れたり壊れたりしやすい…
なんて思ったことありませんか⁇
虫好きなお子さんがいらっしゃるパパ、ママにぜひ作ってドヤ顔して欲しい!
大学の研究室で使っていた昆虫飼育容器の作り方をご紹介します。
○市販の虫かごと何が違う?タッパーで作るメリット
・ダニやコバエが入らない!
市販の虫かごは通気口の隙間が大きく、コバエやダニが大量発生することが多々あります。コバエシャッターという製品もありますがちょっとお高い・・・
一方でタッパーは元々蓋と本体がしっかり閉じるようになっていますので、小さな虫の侵入を阻止できます。蓋部分に通気口を作りますが、両面テープを使用するので仮に侵入してきてもテープがトラップになります。
(タッパーにいれた虫や餌に元々ついていたコバエやダニまでは阻止できませんのでその点はご了承ください)
・サイズを選べる!
市販のタッパーは種類が豊富。飼育したい生き物に合わせて容器を選べます。
・衛生的に飼育管理ができる!
タッパーなので洗いやすく、何個か作っておけばすぐに取り替えもできます。
・割れにくい!
市販の虫かごに比べて柔軟性が高く、ヒビ割れができにくいのも特徴です。
・自分で修理もできる!
材料さえあれば壊れてもすぐに修理が可能です。
○材料
・フタが柔らかいタッパー
100円均一でお好みのサイズを探してみましょう!
蓋が柔らかいタイプを選んでください。
オススメはナカヤ科学産業株式会社さんのしっかりパックシリーズ。
種類が豊富で飼育にちょうどいいサイズが揃っています。
セリアや通販でも入手出来ます。
・シースルー生地
手芸屋さんで買えます。編み目が細かく、
透けて見えるのがベストです。
・使う道具
強力両面テープ(ナイスタックのプラスチック用)
太めのカッター
カッターマット
油性ペン
定規
※必要に応じて作業用手袋をつけていた方がより安全です。おすすめ道具は下記のリンクからどうぞ!
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○作り方
①フタに切り取り線を描く
フタの端から2〜3センチのところに線を描きます。
②線に沿ってカッターで切り抜く
フタの真ん中辺りに大きな穴を作ります。
けっこう力がいるので、ケガに注意!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141160880/picture_pc_ed2865b03daa07bd9cc0f381b37b2e6a.jpg?width=1200)
③シースルー生地を切る
フタの穴より周囲5mmほど大きめに切ります。
④強力両面テープをつける
強力両面テープはタテに半分にするのがベターですが、そのままの太さでもOK。
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⑤フタに生地をつけて完成!
しっかり貼り付けましょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141161366/picture_pc_7774953fe80d329600f1e064995aeddb.jpg?width=1200)
これで完成!👌
さぁドヤ顔でお子さんにプレゼントしましょう🎁
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⚪︎虫を飼育するときのコツ
・ポイントは湿度
虫の生体や食べ物についてしっかり調べるのが基本ですが、共通して大切なのは保湿。大体50〜60%を保つのが理想です。
・イモムシなどを飼育する場合
深めのタッパーを選んで2〜3個作っておきましょう。
キッチンペーパーを2重にしてタッパーの底に敷き、1〜2回霧吹きで水をかけてあげます。
キッチンペーパーがベチャベチャにならないようにご注意を。
餌はイモムシがついていた植物の枝を採集。
プリンカップの蓋に穴を空けて枝を差し込み、そのままタッパーに入れてあげると餌も長持ちします。
(採集が禁止されている場所で虫や植物を採集することは絶対にやめましょう)
イモムシは成長するにつれてフンの量も多くなるので、こまめに取り替えてあげましょう。(放置するとカビが生えます。)
・カブトムシの幼虫を飼育する場合
タッパーの上から3〜5センチの高さまで飼育用の土をいれて、幼虫を淹れてあげます。あまり上まで土を入れすぎると、幼虫がシースルー生地を齧って穴が空いてしまう場合があります。カブトムシも成長してくると頻繁に土を交換する必要が出てくるので、深めのタッパーを選んで、2〜3個作っておきましょう。
タッパーの側面ができるだけ透明なものを選んで作り、側面を黒い画用紙で覆ってあげると、たまに側面の近くで蛹になる準備を始めたりするので、蛹になる様子や羽化の様子を観察できますよ!
・フタも水洗いOK!
生地をつけたフタ部分は洗剤で洗っても剥がれないので、市販の虫カゴに比べて手入れがとてもしやすい!研究室では毎日洗剤で洗った後、次亜塩素酸につけてフタごと消毒していましたが、年に1〜2個稀に剥がれる程度でした。
100均の虫カゴも手軽に入手出来て良いのですが、
容器の手入れに手間をかけずより衛生的に虫を飼ってみたい方、
いろんな虫の飼育に挑戦してみたい方、
ぜひお試しください^ ^