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【読書】 読書が広げてくれた世界
私は、高校生の頃図書館の司書の先生とよくお話していました。その先生は、穏やかで優しく、歴史の知識がとても豊富で、私の憧れの先生でした。私はよくその先生におすすめの本を聞いては、図書館で借りて読んでいました。しかし、今だから言えることですが、先生と私の本の趣味は全く正反対だったのです…
当時、私はミステリーやホラーなどの明確にオチのある本しかほぼ読みませんでした。でも、先生がおすすめしてくれた本は、私の好みとは真逆の考えさせられる本や、人と人との関わりを書いた純文学的な作品だったのです。
先生から薦められるたびに、「これは絶対に自分からは読まない本だな」と思っていたことを今でも思い出します。
しかし、お薦めされたものはどれもとても面白く、新しい世界を見せてくれる本でした。ファンになり今でも読み続けている作家さんにも出会えたのです。好きなジャンルではないからというだけで自分の興味を狭めていたことに気づかされました。
1人では絶対に出会えない本との出会いをもたらしてくれる、そんなところに人と本を薦めあう事の良さがあるのだな、と感じます。
今は、ネット等で自分の好きそうな本を探すのはとても簡単ですが、かえって全く興味のない本には端から出会わないことにもつながっているのではないでしょうか。
読書はもちろん一人でできるものですが、良いと思った本を紹介する、感想を話し合うなど本を介しての関わりというのはすごく良いものだなと思います。
最後に、その先生のおすすめしてくれた本の中で、特に印象に残っている本を何冊か紹介します。ぜひ読んでみてください!
『クローズド・ノート』
著:雫井脩介 出版:KADOKAWA
ISBN:978-4043886012
『雨と夢のあとに』
著:柳美里 出版:角川書店
ISBN:978-4043437085
『廃墟建築士』
著:三崎亜記 出版:集英社
ISBN:978-4087712735
私たち出版甲子園実行委員会は、12/15(日)に国立オリンピック記念青少年総合センターにて、出版甲子園決勝大会を開催します!
小説家の三浦しをんさんをゲストにお迎えし、学生による白熱のプレゼンバトルが繰り広げられます。
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