霊界からの働きかけ1
スピリチュアリズムを学んで、それまでに全く意識していなかった思考・感覚として、「霊界からの働きかけ」という概念があげられます。(私的には守護霊様に守られているなあと思った事くらいはありましたが・・)
シルバーバーチの霊訓では、この「霊界からの働きかけ」を「霊界からの援助」という言葉で再三にわたり伝えてきています。
下記に「シルバーバーチの霊訓1」から「援助」がキーワードとなっている箇所を抜粋します。
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内部に宿る資質の中の最高のもの、最奥のもの、最大のものを発揮しようと努力する時、私ども霊界の者の中であなたに愛着を感じ、あなたを援助することによって多くの人々の力になりたいと望む霊を呼び寄せることになるのです。(シルバーバーチの霊訓1 P29)
魂が目を覚ますと、その奥に秘められたその驚異的な威力を認識するようになります。その時から霊界の援助と指導とインスピレーションと知恵を授かる通路が開けます。これは単に地上で血縁関係にあった霊の接近を可能にさせるだけでなく、血縁関係はまるで無くても、それ以上に重要な霊的関係によって結ばれた霊との関係を緊密にします。その存在を認識しただけ一層深くあなたの生活に関わり合い、援助の手を差し延べます。(シルバーバーチの霊訓1 P35)
多くの人になかなか分かっていただけないのは、そしてまた人間が望むように事が運ばないのは、その援助を届けるための回路が開かれていないということです。本人自らが回路を開いてくれないかぎり他に手段がないのです。
(シルバーバーチの霊訓1 P101)
人のために役立とうとする志向は自動的にこちらの世界からの援助を呼び寄せます。(シルバーバーチの霊訓1 P102)
魂の奥底からの欲求、より多くの知識、より深い悟り、より強い力を求める
魂の願望は、自動的に満たされるものです。つまり、その願望が霊的に一種のバイブレーションを引き起こし、当人の霊的成長に応じた分だけの援助が自動的に引き寄せられます。危険の中にあっての祈りであれば保護のためのエネルギーが引き寄せられ、同時に救急のための霊団が派遣されます。それは血縁関係によってつながっている霊もおれば、愛の絆によって結ばれている類魂もおります。(シルバーバーチの霊訓1 P169-170)
守護霊の存在を人間が自覚するとしないとでは大いに違ってきます。自覚してくれれば守護霊の方も仕事がやりやすくなります。守護霊は決まって一人だけですが、その援助に当る霊は何人かおります。(シルバーバーチの霊訓1 P179)
また、以前、投稿したエリックは次のように語っています。
サポートする相手は耳を傾ける準備ができているのか、学んだり、成長したりする準備はできているか、助けてほしいという気持ちを、自分から言葉やエネルギーで発しているか。ぼくがサポートする中で一番よく扱うテーマは、死とそれにともなう悲しみだ。ぼくはおもにインターネットを使って助けるから、ハイテクスピリットって呼んでくれてもいい。
人間がぼくの存在に気づこうが気づくまいが、そんなことはどうでもいい。必要なときに必要なだけのサポートをぼくから引き出せたなら、それでいいんだ。スピリットガイドは、人に「影響を与える」ことはできても、人を「コントロール」してはいけない。
エリックは自分の経験上、死にたいと思っている人、とくに心の病に苦しんでいて、自ら命を断ちたいと思っている人にも、手を差し伸べているわけですが、ネット上で、キーワードを検索し、ブログにやってきた人たちに働きかけ、外界とのつながり、人とのつながりを取り戻し、つながれば、そこからすべてが変わり始める。そして、まず自分のことを「好き」になれない人が、他人を「愛する」とか、世の中の役に立つなんてことはできないのだから、まずは自分を愛する方向へと導こうとしています。
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このように、文字通り霊界側から「援助」して頂ける半面、次のような記述もあります。
私たち霊界の者にとっていちばん辛いのは、愛する人間が困難の中にあって必死に頑張っているのを傍観することです。傍観と言っても、何もしないという意味ではありません。できるかぎりの援助はいたします。しかし、魂の成長にとって掛けがえのないチャンスを奪うことになることだけは許されないのです。(シルバーバーチの霊訓1 P191)
邪霊に憑依される人は、みずからそういう条件を内部でこしらえています。あくまでもその人個人の問題です。愛と奉仕の精神に燃えた人に高級霊が引き寄せられるのと原理は同じです。法則は良いことばかりに働くのではありません。崇高な目的に作用する法則が悪い方向に作用することもあります。問題はあなたがどういう心掛けでいるかに掛かっております。(シルバーバーチの霊訓12 P52)
地上の人間は現実界と霊界とのつながりについての理解ができておりません。光り輝く高級霊からのインスピレーションに触れることができると同時に、ふとしたことから無知な低級霊のなすがままになっていることもあります。いずれの場合も同じ摂理の働きなのです。(霊訓12 P52)
このような通信から、霊界からの影響力をどう解釈すればよいのでしょうか?
愛のある精神、言動、行動などには、霊界の高い界層からの波動が共鳴し、邪悪な精神、言動、行動などには、霊界の低い界層からの波動が共鳴するということでしょうか。
すると、私たちの精神、言動、行動などはその思いの分だけ霊界側からの影響力で良い方向へも悪い方向へも増幅されるということかもしれませんね。
これは感情の激しい人ほど、霊界側の影響力を受けているという事ではなくて、その精神や考えや思いの根底にある「動機」への働きかけだと思われます。心の中の正しい思考が占める割合が増えれば増えるほど、いわゆる霊的な成長が促進され、より高い界層の霊からのイマジネーションやインスピレーションを受け取ることができるということなのでしょう。
つづく~