旧東ドイツの50mmレンズ3本。
ども、spinozamotors です。
さわやかな季節ですね!
さて、先日ひとまず、借りていた MIR-20M 20mm f3.5 をカメラ好きの同僚に返したのですよ。
「ちゃんと撮れたよん。いいレンズだったよん。」
「こんなレンズもあるんですが、どうですか?」
ほほー。
手渡されたのは、Pancolar (後述) という旧東ドイツ製のレンズ。
どんな感じなんだろ?
そんな訳で今回は、前から借りているTessar、手持ちのDomiplan とともに、旧東ドイツの50mmレンズ3本の試し撮りのお話しになります。
Tessar 50mm f2.8 / Carl Zeiss Jena
Pancolar 50mm f2 / Carl Zeiss Jena
Domilpan 50mm f2.8 / Meyer-Optik Görlitz
具体的な評価指標をもって比較しているわけではなく、同じ被写体の撮り比べでもない、いつも通りふつうに撮ってみた写真です(絞りは開放)。撮れた写真を眺めて、ご一緒にその違いを ゆんわりと 感じていただければ幸いでーす。
Tessar
以前紹介しました Carl Zeiss Jena の Tessar 50mm f2.8 です。レンズ構成は3群4枚。
オールドレンズなのにカリッとした描写です(現代的?)。
今のわたしの趣向とは逆ってますが、
このレンズも、いいなぁ...
Pancolar
今回追加で借りることになったのが、Pancolar 50mm/f2。レンズ構成は 4群6枚(ダブルガウス)。
手持ちの Takumar 55mm f1.8 と同じようなテイスト?
それでもあえて言うと、なんとなく「落ち着いた色合い」に感じます...
Domiplan
手持ちの Meyer-Optik Görlitz 社製 Domiplan 50mm/f2.8。レンズ構成は 3群3枚(トリプレット)。
「バブルボケ」で有名なこのレンズ、
ボケ感が独特ですね。
Pancolar 50mm/f2 について
今回あらたに借りたのは、1959年に 旧東ドイツの Carl Zeiss Jena から発売された Pancolar 50mm/f2、M42マウント、4群6枚ダブルガウス型。
ピントリングと絞りリングの間に赤い指標があります。被写界深度を示す指標で、絞りリングの値に応じて指標間の幅が機械的に変化します。この「機械式に動く指標」は、他で見たことないギミック!
やりすぎじゃない?
おわりに
という感じの、旧東ドイツの50mmレンズ3本の試し撮りでした。
最後までありがとございます!
時代的にもスペック的にも似た感じのレンズですが、撮れる絵はそれぞれ違ってて、シャープで現代的な Tessar、やわらかく美しい Pancolar、個性的なボケ味の Domilpan、といったところでしょうか?
みなさまは、どのレンズがお好みですか?
最後に、いろんなレンズを貸してくれる同僚、
感謝してるよん!
機材:SIGMA fp + Pancolar / Tessar / Domiplan